三途の川不思議事案3 災難の後
そうそう、件の役人さんがロープウェイから降ってきたお話ですが、原因が判明したようですのでお知らせしますね。
しばらくしてから、総務から連絡が入ってきました。どうやら、ロープウェイに不備があり、扉が錆びていたようです。あいにく、空中で扉が開いた驚きで足がもつれ、落ちたそうです。彼は治療したのち、復帰することになりました。
復帰の時、ご挨拶に来てくださいました。菓子折りを持って。礼儀正しい方ですね。なんて不憫な...あくまでもロープウェイの不備なのに、申し訳ないと謝ってくださいました、丁寧な方でしたね。労ってこれからも応援していることをお伝えしました。
ついでに壊れた橋は、向こうの不備なので、簡易的な橋渡しを設置してもらいました。いずれ橋は建てられるでしょう。
そうそう、管理人さんが総務に、今後こんなことがないようしっかりした造りであること、ついでに幅が狭くて苦労しているので少し大きめにしてほしいこと、後手すりをもっと頑丈に、なんて圧をかけていました。この際もっといいものを造ってもらおうとの算段ですね。さすが、ただでは終わらない方。私もこれくらい上手く立ち回れるようになりたいものです。
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