第8話、未来、科学少女、愛&愛美

未来、科学少女、愛&愛美、、8話

AIアンドロイド、謎のウイルス





梓の電話が切れると、愛と愛美は、ほっとした顔で、研究室の椅子に腰掛けていたが、、

ふと、思い出した様に、、「あっ、愛美、そう言えば、凜ちゃんお母さんが、由紀ちゃんが梓の事が心配で、家に来てるって言ってたよね、、梓から、大丈夫だと、電話があった事を教えないと、、絶対、梓は、連絡していないよ、、」、、「空間テレビのニュースを見てるって言ってたから、台風が消滅したって、わかっているから安心しているんじゃないの、、」、、、「それでも、教えないとダメよ、、」


愛と愛美は、研究室を出ると、リビングに向かった、、、


リビングでは、凜ちゃんお母さんと由紀ちゃん、は、空間テレビを見ていた、、、


愛美が、凜ちゃんお母さんと由紀ちゃんに向かって話した、、、、、「あっ、、由紀ちゃん、、梓から電話があって、台風は消えたから、明日帰れるっていってたよ」


凜ちゃんお母さんと由紀ちゃんは、愛美の話が聞こえないほど、夢中で空間テレビのトップニュースを見ていた、、、


愛が、、「えっ、、、凜ちゃんお母さん、由紀ちゃん、、何かあったの、、」すると、、由紀が、、「愛、愛美、、この世の終わりかもよ、、台風が、ブラックホールみたいな物に、吸い込まれたって、、、それに、一瞬だけど、何か宇宙人みたいな人影も映ったみたいよ、、」、、、、愛美は小さな声で、、、「えっ、、、ウソでしょう、おかしいな、すぐに球体に戻ったのに、、」


凜ちゃんお母さんも、、、「愛、愛美、荷物をまとめなさい、、何か、大変な事が起こるかもよ、、、」、、由紀ちゃんも、、「えー台風が消滅したけど、あの異常な物は何かしら梓は大丈夫なの、、」


愛と愛美が、、「もう、、梓から電話があって、明日、帰って来るって連絡があったわよ、、、」、、「もう、、梓は大丈夫よ、、台風は消えたのよ、、宇宙人やブラックホールなんて、、、バカらしい、カメラの故障じゃないの」、、と、ごまかした、、


由紀は、落ち着きを取り戻し、、「えっ、、梓から電話があったの、、もう、あの子、母親の私に、何の連絡もしないの、、」、、、

「由紀ちゃん、、、愛と愛美も、同じだよ、亜土夢には素直なのに、凜には、何か、反抗的なのよ、、」


由紀は少し考えて、、「う~ん、、梓は、パパ、春斗さんも、全然、相手にしないわよ、、何か、私達より、大人って感じかな」

凜ちゃんお母さんは、ニコッと笑って、、、

「そうね、、梓ちゃんが、一番しっかりしているかもね、、あははは、、、」


愛と愛美も、そう、思っていた、、「そうね、、梓はしっかりもので、優しいし、聖母のような感じね、、人の世話ばかりしてるし、、愛が男なら絶対、梓と結婚したいわ」

、、、すると、愛美も、「愛、、梓は、私の者だからね、、愛美が男なら絶対梓と結婚するからね、、」、、と、双子ならでの、同じ思いだった、、、愛は、、、、「バカね、、2人とも女の子でしょう、、梓とは結婚出来ないわよ」、、「あっ、、そうだったわ、」


その時、梓は、離島の宿泊している、小さなホテルで、、、くしゃみをしていた、、、「えー、、私って花粉症だったかしら、、あっ、今は夏よね、、変ね、、、」


台風が収まり、静になり、夜遅くに亜土夢が帰ってきた、、、


愛と愛美は嬉しそうに、亜土夢に近より、、「あっ、、パパ、、お帰りなさい、、台風は大丈夫だったの、、」、、「亜土夢お父さん、お帰りなさい、、、ジャイロカーは、影響なかったの、、」


亜土夢はニコッと笑って、、「愛、愛美、ただいま、、、、台風か、、うん、、何か、急に、雨風、ピタッと止んだね、、会社の連中も、不思議がっていたよ、、」、、「パパ、愛美は心配したんだよ、、ちゃんとパパが帰って来れるか、、」、、すると愛が、、「えっ、愛美、ずるいよ、先に言うなんて、亜土夢お父さん、、愛だって、たくさん心配したんだよ、、、」、、、亜土夢は、、困惑して、、、「ごめんね、、心配かけて、、」

「えー、、凜が一番心配したんだよ、、」


亜土夢は、ため息をついた、、


全員、、凜ちゃんお母さんが、作った夕食をリビングで食べた、、、すると、凜ちゃんお母さんが、、、「ねえ、、、亜土夢、今日由紀ちゃん、が来てたんだよ、、ほら、梓ちゃんが、離島に美術サークルの夏合宿に行ったじゃない、、、台風が直撃したら心配だから、一緒にニュースを見てたの、、」


亜土夢も、思い出した様に、、「あっ、そうだ、、春斗もそんな事を言っていたな、、あいつ、、梓ちゃん、大好きだからな、、心配だ、心配だと言って、仕事も手につかない様子だったよ」、、凜ちゃんお母さんは、ご飯をモグモグと食べながら、、「そしたらね、、謎の宇宙人が、作ったブラックホールで、あの巨大台風を吸い込んだのよって、、由紀ちゃん、が言ってた、、」


「えっ、、、宇宙人、、、ブラックホール、、何だそれ、、これだけ科学が発達しても、解明できないのに、、間違いじゃ無いのか、、」、、すると愛が、、「そうよね、、これだけ科学が進んでいるのに宇宙人やUFO未確認飛行物体の事を解明できないのに、、多分、映像ミスよ、、テレビ局もちゃんとすれば良いのに、、、」、、「えー、、宇宙人も、UFOもいないの、、、でも、、アメリカに住んでるラブリーお姉ちゃんは、アメリカでは、UFOは、製造しているって言ってたよ、、」


愛美は、「えっ、、、凜ちゃんお母さん、アメリカの叔母さんと、連絡してるの、、」

、、、「うん、、たまに、空間スマホで話しているよ、、」、、愛も不思議そうに、、「そうなんだ、、まあ、双子の姉妹だし、あたりまえか、、、でも、小さなUFOなら、葵のおばちゃんの研究ラボにもあるけど、、あんなの、簡単に造れるわよ、、」




梓は次の日の夕方、元気に、離島から帰って来て、、すぐに愛と愛美の研究室に来ると、、「愛、、愛美、今回は、ありがとうね、、一時はどうなるかと思ったわ、、けっこう小さなホテルで、凄く揺れたのよ、」


「梓、、愛美はとっても心配したよ、、」、愛美は、梓の手を取って、そう言った、、

、、梓はニコッと笑って、、「もう、大袈裟ね、、絶対、愛と愛美がどうにかしてくれると思ったから、平気だったよ、、」

愛も、横でニコッと笑っていた、、


梓は、、「ところで、あの台風どうやって消滅させたの、、何か、宇宙がどうのって言ってたけど、、」、、すると、愛が、パワーアップした、バキューム型転移装置を取り出して、、、「梓、、これよ、このバキューム型転移装置を使って、吸い込んで太陽の近くの宇宙に転移させて、消滅させたのよ」


梓は、小さなバキューム型転移装置を見て、「えっ、こんな小さなバキューム型転移装置であんな巨大台風を吸い込んだの、凄いね、あっ、そう言えば、映像で、一瞬、ブラックホールみたいな物と、人影が映っていたよ、、あれって愛美よね、、、」


「やっぱり、、注意はしていたけど、映ったか、、まあ、アバター愛美だけど、顔を変えていたから大丈夫よ、、」、、すると梓が、、「大丈夫よ、はっきり映っていなかったから、みんな、謎の宇宙人の仕業と思ったみたいよ」、、「あははは、、昨日、由紀ちゃんも同じ事言ってたよ、、」

梓はお土産を愛と愛美に渡すと、、春斗お父さんと由紀ちゃんが、うるさいからと帰って行った、、、


それから、、夏休みの間、梓は美術サークル活動、、乗馬クラブ、テニスサークル、や、ボランティア活動と忙しくしていた、、愛と愛美は、、普通の女子校生とは別の意味で夏休みは忙しい、、、

愛と愛美は、、国の科学庁、AIアンドロイド中央局の特別顧問だから、、講義や、会議に出ないといけない、、そこには政治家や、企業の社長、大学の教授、、国の病院の医者などが現代科学や医療の最新情報を聞きに来るのだ、、葵のおばちゃんと共に、講義して、新しい知識や発明を指導している、、


愛と愛美は、葵のおばちゃんと、、科学庁の特別な部屋にいた、、、「ああ、、疲れた、、もう、、あんな簡単な事を、どうして理解出来ないのよ、、頭が古いのかしら」

、、と、、愛美は嘆いていた、、


愛もうんうんと、、、「そうよね、、わかりやすく、丁寧に説明しているのに、何度も同じ質問するんだもの、、」、、横で聞いてた葵のおばちゃんが、、「そうね、、愛、愛美、、、もっとゆっくり話した方が良いわよ、、相手のレベルに合わせて、、」


愛美は、不思議そうに、、、「えー、葵のおばちゃん、、けっこう、ゆっくり話しているよ、、あんな、簡単な理論、、一瞬で理解出来るでしょう、、」、、愛も、、「そうよね一度聞けば、忘れる事は無いわよ、、後でゆっくりと理解すれば良いのよ、、最新の情報誌でも調べて、、」


葵のおばちゃんはニコッと笑って、、「愛、愛美、、みんな、あなた達、みたいに、全員がAIコンピューターみたいな頭脳じゃ無いのよ、、人間の脳にも、限界があるのよ、、忘れるのよ、、、」


愛と愛美は、キョトンとして、、「えっ、、、一度見たり、聞いたりしたら、絶対忘れる事は無いわよ、、愛、、私達がおかしいの、、、」、、「知らないわよ、、、それが普通と思っていたから、、」


葵のおばちゃんは、2人の様子を、ニコッと笑って見ていた、、






夏休みの最後に受けた依頼、、、






梓は、充実した高校生らしい過ごし方をしていた、、、一方で、愛と愛美は、高校生らしからぬ、、研究や発明、講義や会議、三昧で忙しく過ごしていた、、、


「もう、、夏休みだからって、、講義や会議詰め込みすぎだよ、科学庁何を考えてるの、普通の女の子のすることじゃないよ、、ああ、、愛美の青春返して、、、」、愛は呆れて、、、「どうせ、愛美の青春は、、研究、、発明、専門誌、だけでしょう、」、、「あら、、愛も同じでしょう、、、普通の女の子が何をしているかわかるの、、私達は、お料理1つ出来ないのよ、、これから先、どうするの、葵のおばちゃん美人なのに結婚出来ないんだよ、私達も葵のおばちゃんと同じで、、一生独身なの、、、そんなのイヤだよ、、、、、愛美は絶対パパみたいな人と結婚するの、」


愛もうなずきながら、、、「私だって亜土夢お父さんみたいな人と結婚したいわ、、、あっ、そうだ、、梓よ、、梓がいるじゃない、、全部梓にわからない事は聞けば良いのよ、、梓は料理も上手だし、、」、愛美はほっとして、、、、、「そうね、、私達、、1度聞いたり見たりしたら絶対忘れないから、まだ、大丈夫よね、梓に全部頼れば良いのよね、、、」、、、愛はニコッと笑って言った、、、「そう言うことよ、、、」


その時、梓はまた、くしゃみをしていた、、、「えっ、、変ね、誰か噂をしているの、、、風邪じゃないよね、、」、、と、、苦労が絶えない梓だった、、


それから数日過ぎて、、長かった夏休みも終わりに近づいていた頃、、、


愛と愛美は、、お休みの、亜土夢と凜ちゃん、お母さんと昼食を食べていた、、、


テーブルには、皿に盛られたハンバーガーとサラダ、ジュースが並んでいた、、

「ねえ、、このハンバーガー、、パパが作ったの、、お店で食べるより美味しいよ」

「そうね、、お店で売っているハンバーガーじゃないわ、、亜土夢お父さん凄いよ、本当に美味しいよ、、」


亜土夢は嬉しそうに、、「そうかな、、、良かったよ、、愛も愛美も、気に入ってくれて、、嬉しいよ、、」、、すると、凜ちゃん、お母さんが、、「凜はハンバーガーが、一番好きなんだよ、、、亜土夢と初めて食べた料理だもの、、お店だったけど、、」


亜土夢も懐かしそうに、、「そうだね、、初めて一緒に食べたのが、、ハンバーガーと、オレンジジュースだったね、、凜がハンバーガーをもう1個食べたいと言って、、間違って大量のハンバーガーを買ってしばらくハンバーガーを食べたね、、」


「うん、、でも、凜はハンバーガー好きだから、大丈夫だったよ、、」、、愛と愛美は呆れて、思った、、、「やっぱり、、凜ちゃん、お母さん、、少しポンコツだよね、、ドジと言うか、、、良かった、、中身は凜ちゃん、お母さんと似なくて、、」


愛と愛美は、ハンバーガーを完食すると、自分達の部屋に戻った、、、しかし、何もする事がなく、退屈そうにしていた、、、

「ああ、、、忙しかった夏休みも終わりか、、、とうとう、普通の女の子がする事が一度も出来なかったわ、、、梓も、毎日忙しそうだったから、、もう、3日も会っていないわよ」


愛も、、「そうね、、やっと、科学庁のお仕事も終わったし、、残り3日、、、愛美、、どうするの、、」、、愛美も困って、「う~ん、、、発明も、モチベーション次第なのよね、、、何かヒントとか、、必要性が無いとその気にならないわよ、、」


すると、愛の空間スマホに、着信が、、「あっ、梓だ、、、梓、、どうしたの、」

、、、「愛、、今、お家でしょう、」

「うん、、、科学庁のお仕事ももう、全部終わったし、、愛美と自分達の部屋にいるよ」

「良かったわ、、あのね、、また、依頼の話があるから、、これから行くね、、良いでしょう、、」


愛と愛美は困惑して、、「えっ、、、今学校休みだよ、、誰からの依頼なの、、」

、、「美術サークルの、2年生の女の子、、山田歌音(かのん)ちゃんだよ、、」

愛と愛美は、、「えっ、山田歌音ちゃんって、、あの、大企業の、社長令嬢の歌音ちゃんなの、、」、、梓はニコッと笑って、「そうよ、、大企業の社長令嬢の歌音ちゃんよ、、じゃあ、すぐに、行くから、、もう色々と情報も預かっているから、持って行くね、、よろしくね、、」


「あっ、通信切れた、、、梓、、強引だよ」


それからすぐに梓は、愛と愛美の部屋に来た


「愛、愛美、、久しぶりの依頼だよ、、、、また、頑張ろうね、、あれ、、何か疲れていない、、もう、、女子高生なのよ、、シャキッとしなさい、、」、、愛美は、、「無理だよ、、梓、、夏休みずっと、ほとんど毎日科学庁に行っているんだよ、、女子高生のする事じゃないよ、、くたくただよ」


梓は心配そうに、、「そう、、大変ね、、よく亜土夢叔父さんに言われないわね、、」

愛美は、、、「そうなんだよ、、パパには内緒だから、、ずっと葵のおばちゃんのお手伝いをしてると思っているわ、、」


愛も、、「亜土夢お父さんは、いつも、普通の女の子でいてねって言ってるから、、こんな事、言えないわよ、、発明とか研究は良いけど、、講義や会議は疲れるわ、、みんな理解力が乏しいから、、」、、梓は呆れて、、「でも、あなた達がしてる講義の生徒って、科学者や医者でしょう、、」


愛美はニコッと笑って、、「あら、、政治家や大学の教授、、大企業の社長もいるし、、科学大臣も生徒の1人よ、、」、、梓は呆れて、、「本当に凄いね、、普通の女の子がする事じゃないわよ、、それに平気で理解力が乏しいと言えるのね、、偉い人達なのに」


愛も怒った口調で、、、「考え方が古いのよ、、あんな講義、1回聞けばすぐに理解出来るわよ、最新テクノロジーや、最新医療の話や世界経済と、わかりやすく説明してるのに、同じ事を何度も聞くのよ」


梓はニコッと笑って、、「じゃあ、気晴らしに、、依頼をやろうね、、また、発明品のヒントが生まれるかもよ」、、愛美は気分転換になると、、目を輝かしたが、愛は、少し疲れ気味だった、、「もう、、愛美、、やっぱりあなたの方が行動力あるわ、、よく、やる気になるわね、、」、、「また、新しい発明品が出来るかもよ、、愛も、元気を出して」

、、「はいはい、、、」


梓は、歌音から預かった情報資料をテーブルの上に置いて、、、「ええと、歌音ちゃんの依頼の内容を教えるね、、歌音ちゃんのお父さんが大企業の社長をしているのはわかっているよね、、」、、愛と愛美はうなずき、、

「うん、、どんな会社か、知らないけど、、歌音ちゃんが大きな企業の社長令嬢って噂は有名だから知っているよ、、」


「ええとね、、、あの、日本で一番大きなAIアンドロイドを開発している、山田テクノロジーよ、、、」、、愛と愛美は困惑して、、「あっ、、、知ってる、、あの、親父が、、歌音ちゃんのお父さんか、、まずいわよ、愛美、、あなた、、けっこう科学庁で、科学大臣と歌音ちゃんのお父さんにキツい事を言ってたでしょう、、あの、AIアンドロイドの義手や義足の事で、、」、、愛美は怒って、、「愛だって、ダメ出ししてたじゃない、、あれはサイボーグだって、より人間らしい物を開発しないとダメだって、、」愛は開き直って、、、「だって本当の事じゃない、、」


梓は呆れて、、、「もう、、あなた達2人は何をやっているの、、それより、依頼の話を聞いてよ、、」、、、愛と愛美は我に返って、、、「そうね、、歌音ちゃんの悩みを聞かないと、、、梓、何なの、、」、、と、、梓に近より聞いた、、、


梓は気まずそうに、、「もう、、そのあなた達がキツく言った歌音ちゃんのお父さんの会社の件よ、、」、、「えっ、、、まさかあれで倒産とか、、愛美、、あなたのせいだからね、、愛は関係ないわよ、、」、愛美も、

、「えー、、愛のせいかもよ、、愛美はそんなにキツく言わなかったわよ、、」


梓は呆れて、、「もう、、話を聞いて、、、倒産なんかしてないわよ、、違う事だから」

愛と愛美はほっとして、、「そうなの、、、で、、どんな、依頼なの、、」


梓は、真剣な顔で、、、「まだ、ニュースにはなっていないけど、、歌音ちゃんのお父さんの会社、、AIアンドロイドをたくさん生産してるじゃない、、その大きな工場でコンピューターウイルスが発生して大変な事になっているみたいよ、、大昔も、無作為に、1度だけ大量発生したみたいだけど、、」


愛と愛美は、思い出す様に、、「あっ、それ葵のおばちゃんから聞いた事があるわ、、亜土夢お父さんが凜ちゃん、お母さんと出会った頃に流行って、亜土夢お父さんの会社のAIアンドロイドが廃棄処分になったと聞いたわよ、、」、梓もまた、、「家のお父さんもそんな話を言ってたわ、、亜土夢叔父さんと同じ会社にいたから、、」


愛は不思議そうに、、「それから凄く厳しく管理したり、AIアンドロイド自体に防御システムが開発されたからウイルス事故は起きていないのよ、、、」、、「まだ、1体からしかウイルスが発生してないしその1体は完全隔離で調べているそうよ、とにかく、感染源がわからないと大変な事になると、生産停止になっているみたいよ、、」


愛美が、ピンときて、、「ねえ、、それって人災じゃないの、、誰かが意図的に、コンピューターウイルスを感染させたとか、、、会社に怨みがあるやつとか、、」、梓も、、「それもあるかもね、でも、凄い管理システムで、、かなり厳重だったみたいよ、、それに警備システムも最新で、外部のサーバーは遮断されてるし、、部外侵入者はいなかったらしいわよ、、そこで、、愛と愛美にお願いなの、、科学の力で解明して、、」


愛美はおもむろに立ち上がると、、「梓、大丈夫だよ、、この、未来、科学少女、愛&愛美に不可能は無いわよ、、」そう言うと、、愛はまた、恥ずかしそうに、、「愛美ったら、、、もう18歳なのよ、、、少女なんて恥ずかしい」、、と、思ったが、何も言わなかった、、、


愛達は、、研究室に移動した、、、


研究室のテーブルに梓が資料を広げると、、「ここが例のAIアンドロイド1体がウイルスを発生して第3研究室に隔離されてる工場の場所で、これが工場内の見取り図、、このパンフレットはその工場にあったやつだから、思念はあるはずよ、、」、、愛美はその大きさに驚き、、「えー、、あの親父、凄いじゃない、こんな大きな企業の社長なの、、葵のおばちゃんの研究ラボと変わらない位の大きさね」


愛と愛美は、、「じゃあ、、1度、そのAIアンドロイドを調べれば、色んな情報がわかるわね、、愛美、、1回、行ってみる、、」

、、「そうね、、事故か、作為的な物か、、そのAIアンドロイドを調べればわかるわよ、、それにしても部外者が侵入したなら、監視システムに反応しないなんて、学校の怪談の時と同じでステレスモードを使っているのかしら、、、」


愛も、、、「でも、葵のおばちゃんの発明品のステレスモードと、違って普通のステレスモードは監視システムやカメラは妨害装置で反応しなくて映らないけど、、実際には見えるから、働いている人がいたら気がつくよね」


愛美も、、「そうよね、、じゃあ、事故かな、、まあ、そのAIアンドロイドを調べればわかるわよ、」、、愛は、、「じゃあ、、とりあえず、そのAIアンドロイドを調べて、ウイルスの正体を解明すれば良いわね、、ウイルスの抵抗システムを作るために、、愛美、とりあえずCTスキャナー未来型スマホで、映像とサンプルを取って来ね、、」、、愛美はニコッと笑って、「りょ、、、だよ、」


愛美は、色んな装置が置いてある棚から、アバターセットを取り出すと、、球体をテーブルの上に置き、、アバターメガネをかけると、、腕には色んなアイテムをつけた、、

「ねえ、、愛美、、工場に侵入して、その、ウイルスに感染した、AIアンドロイドを調べるだけなのよ、、CTスキャナー、未来型スマホだけで良いでしょう、、」、、「えー、どんな敵と遭遇するかも知れないのよ、愛美はかよわい女の子なのよ、、どう対応するの」

「バカらしい、、アバターが潜入するのよ、本体は研究室にいるじゃない」、、「えっ、でも、リアルなのよ、」

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