第7話、未来、科学少女、愛&愛美、

未来、科学少女、愛&愛美、、7話、

台風から、梓を守れ、、、





研究室、、、


「やっと、終わったわよ、、後は警察と国のAIアンドロイド科学庁の捜査官に任せるわよ、、あっ、、梓は、愛梨ちゃんと連絡を取ってね、、」、、「うん、、わかったわ」


愛美も、、「今頃は、、あの、芸能事務所で倒れている、AIアンドロイド川口も捕獲されているわよ、、悪い事をするから」、、愛は思った、、「でも、AIアンドロイドは、本来自分の意思で悪事はしないのよ、、そのAIアンドロイド川口や、他のAIアンドロイドも、再設定してまた世のため働くようになるわ、、、あっ、、アバター愛美に破壊されたボディーガードタイプのAIアンドロイドは、廃棄ね、、かわいそうね、、」、、と、愛は少し同情した、、、


「自業自得だよ、、かわいい、愛美の顔を殴るなんて、天罰よ、、」、、梓は呆れて、、「愛美じゃないでしょう、殴られたのはアバターの方よ、大体、愛美は、怪我1つ、してないのよ、、」、、「かわいい、女の子を殴ろうとする、その行為がいけないのよ、あそこにいる全員、ぶっ飛ばしたかったわよ、、これでも我慢したのよ、、」、、、愛美は、まだ怒っていた、、、



愛達は少し、研究室で話をしていたら、、梓の空間スマホに、着信が、、、


「あっ、、、愛梨ちゃんからだわ、、、愛梨ちゃん、どうしたの、、」、、「あっ、、梓先輩、、お父さんの芸能事務所に、警察とAIアンドロイド科学庁の捜査官が来て、、あのAIアンドロイド川口と、経理担当のAIアンドロイドを、拘束したみたい、、やっぱり、、何かを企んでいたみたいよ、、」、、と、興奮して話した、、、


「あっ、愛梨ちゃん、、実は裏に詐欺グループが絡んでいたみたいよ、、、愛と愛美が、それを探り当てて、、警察と国のAIアンドロイド科学庁中央局の人に、連絡したのよ」

、、愛梨は驚いて、、「えっ、、そんな組織が絡んでいたの、、良かっわ、、大変な事にならなくて、、お父さんからも電話が来て、、私の言う事を信じないですまないと、謝っていたわ、、、梓先輩、ありがとうございます、、愛先輩と、愛美先輩にも、よろしく言って下さい、、」、、愛梨は、嬉しそうに話すと電話を切った、、、


「良かったわね、、愛梨ちゃんも、これで、安心して、芸能活動に打ち込めるわよ」


すると、今度は、愛の空間スマホに着信が、、、「あっ、、葵のおばあちゃんだ、、、葵のおばあちゃんどうだった、、」

、、葵のおばあちゃんは、嬉しそうに、、、「愛、、上手くいったわよ、、詐欺グループは全員逮捕されたし、、AIアンドロイド達は拘束されたわよ、、これから、システムチェンジで新たに、再生されるわ、、正しい、AIアンドロイドとして、、悪用される、事は無いわよ、、、」


「良かったわね、、葵のおばあちゃん、、事件が大きくなる前で、、、」、、「そうよ、これも、愛と愛美が、詐欺グループアジトを見つけてくれたからよ、、あっ、、ひとつだけおかしな事があるのよ、、」


愛は、困惑して、、、「おかしな事って、何なの、、、」、、葵のおばあちゃんも、困惑して、、、「AIアンドロイド科学庁中央局の捜査官が、変な事を言っていたのよ、、アジト内にに、壊れたAIアンドロイドがいて、もう、再起不能らしいけど、、化け物が、一撃でAIアンドロイドを破壊したって、詐欺グループの人達が訴えているのよ、、愛、あなた達はその化け物を見ていないの、、」


愛は、、それって愛美だと思ったが、とぼけて、、「えっ、、、知らない、そんなの見てないし、、眠りガスの影響で、夢を見ていたんじゃないの、、おかしな事を言うのね、、イカれているわ、、」、、と、笑って言った


葵のおばあちゃんは、、、「まあ、良いわ、私は、愛と愛美が大丈夫なら全然良いわよ、、科学の、発展には危険が付き物だもの、実験とかね、、でもね亜土夢と凜に心配をかけないでね、わかった」


「うん、、いつも亜土夢お父さんには、絶対危険な事はしないでねと言われているのよ、、絶対しないわよ、、、」

電話を切ると愛は、、少し後ろめたい気持ちになった、、「、、少し、危険な気もするけど、人助けなのよ、、それに、実際に私達がその場に行っているわけじゃないから」、、と、自分に言い聞かせた、、、


横で聞いていた、愛美と梓も、うんうんとうなずき、、「しょうがないわよ、、人助けなのよ、、、」、、愛美は、、「けっこう、、楽しいし、、アバターがやるから、危険じゃ無いわよ、、ねえ、、梓、、」、、「愛美が一番、危険人物じゃないの、、けっこう過激な事をするから、、、」、、、「えっ、、、相手が悪いのよ、、愛美を怒らせる事をするから、、自業自得よ、、」


こうして依頼は無事に終わった、、、




それぞれの夏休み、、、





高校3年の、夏休み、、、


愛や愛美達の学園も、夏休みに入った、、とは言っても、愛や愛美は普通の女子高生ではなく、夏休みでも、科学庁での講義や大学での夏季講義に忙しかった、、


「もう、、確かに科学庁から、多額の援助は受けているけど、、私達、普通の女子高生なのよ、、忙しすぎるわよ、、」、愛は、面倒くさそうに言った、、


「そうね、、新しい発明品に時間をかけられないわよ、、、あっ、、愛、、今度、私達の完コピーのAIアンドロイドを造らない、、そのAIアンドロイドに講義を任せれば良いのよ、、好きな研究に没頭出来るわよ」


「、、、私達に匹敵する、AIアンドロイドが出来ると思うの、、学習させるだけで、どれだけの年数がかかるのよ、、」


「あっ、そうか、、学習させるだけの時間が無いわ、、残念だよ、、でも、愛、私達って、普通の女子高生と同じことしてないよね、、クラスメートと遊ぶとか、、全然、、青春してないじゃない、、これで良いの」


愛は、、困惑して、、、「やってみたいけど、、やり方がわからないわよ、、勉強以外、スポーツとかも、、でも、運動神経は良い方だと思うけど、、」、、愛美はニコッと笑って、、「だって、、梓が言ってたよ、、愛も愛美も美人なのに、、やってる事がもったいないって、、、何をすれば、普通の女子高生になれるの、、、愛美も全然、わからないよ、、」


「自然体が、一番良いのよ、、今は、やりたい事がやれれば、無理する事ないんじゃない、、梓もいるし、、」、愛美も、、「そうよ、、全部、勉強以外で、わからない事は、梓に聞けば良いのよ、、、」


その頃、、梓は、自宅の部屋で、くしゃみをしていた、、、「変ね、、アレルギーは無いけど、、誰か、噂をしているの、、」


その、梓は、、夏休み前半に、、美術サークルの集まりで、、東京の離島でのデッサン合宿を予定していた、、、「3泊4日の夏合宿か、、本当は離島のきれいな海で泳ぎたいところだけど、、秋の作品展に間に合うように、いっぱい風景をデッサンしないと、、私は、スポーツもやってて、、夏休みは、忙しいわよ」


愛と、愛美が、、部屋から、リビングに行くと、、凜ちゃんお母さんが誰かと話す声が聞こえた、、、


愛と愛美が、部屋に入ると、、、「あっ、、愛ちゃん、愛美ちゃん、こんにちわ、、」

女の人が優しく声をかけた、、、


「あっ、、由紀ちゃん、、どうしたの」

愛と愛美は、ニコッと笑って言った、、、、そう、、女の人は梓のお母さん、由紀だった


「もう、、梓ったら、、明日出かけるから、用意でうるさくて、、凜ちゃんとお茶でもしようと来たのよ、、」、、「そう、、凜が行ってばかりじゃない、、だから、来ればって言ったの、、」


愛達は思い出すように、、、「あっ、、梓そんな事言ってた様な、、、明日なのね、、」


「えっ、、、梓がいないの、、愛美は大丈夫かな、、梓は、、お母さん的な存在だから」


凜は、大きな声で、、、「愛美、、あなたのお母さんは、凜ちゃんでしょう、、もっと凜ちゃんを信用してよ、、、」


「ええと、、、梓の方がしっかりしているわよ、、、凜ちゃんお母さん、、いつも、失敗ばかりしてるじゃない、、」由紀は、ニコッと笑って、、「不思議よね、、春斗と私の子で、あんなにしっかりした子が生まれたなんて、、、訳がわからないわよ、」



「あっ、、、由紀ちゃん、、、たぶん全部由紀ちゃん、なのよ、、梓ちゃんは、、だって春斗さんは、おちょこちょいだもの、」、、「あら、、凜ちゃん言うわね、、確かに、亜土夢さんに比べれば、、家のは、頼り無いわね、、でも、以外と優しいのよ、、」


「えー、、亜土夢が一番優しいのよ、、」


由紀は笑って、、「あたりまえでしょう、、亜土夢さんは、みんなに優しいのよ、、」

凜は、嬉しそうに笑った、、、


愛は思った、、、「本当よ、、愛は絶対、、亜土夢お父さんみたいな人と結婚するわ、、、本当は、亜土夢お父さんと結婚したいけど、、、」それを察してか、、愛美が、「愛、、パパと結婚するのは、愛美だからね、、邪魔しないでよ、、」、、「バカ、、亜土夢お父さんは、もう、凜ちゃんお母さんと結婚してるのよ、、残念だけど、、」


「あー、、、そうだった、、、、凜ちゃんお母さんより、先にパパと出会いたかったわ」


愛は、、「バカ、、そしたら、私達は生まれていないでしょう、、残念だけど、、」

いつも、それで、話しは終わる、、、亜土夢は会社で、、、また、くしゃみをする、、、


「もう、、夏だよな、、花粉症、、いや、、あり得ないだろう、、、」


その晩の木下家、、、


梓は、、明日の用意で忙しかった、、、


「とりあえず、、全部、用意はしたわね、、あっ、、私がいない間、、愛と愛美は大丈夫かな、、、まあ、夏休みに入って、依頼もないし、、たぶん、、愛と愛美は、忙しいわよね、、、4日、、いないけど、、大丈夫かな、、勉強以外は、全然ダメなのよ、普通の子の常識を知らなさすぎるし、心配だわ、、おかしな事をしないよね、、、」、その様に、、凜ちゃんお母さんより、、愛と愛美が心配な、梓、お母さんだった、、、


木下家のパパ、、木下春斗が帰って来た、、


「あっ、、由紀ちゃん、、ただいま、、」


「あっ、、パパ、、お帰り、、」、、春斗は、梓がいないのに気がつき、、、「あれ、由紀ちゃん、、、梓は、、」、「もう、昨日言ったじゃない、、明日から、東京の離島でのデッサン合宿に行くから、その、準備をしているのよ、、、」


春斗は心配そうに、、「えっ、、、南の海上で台風が発生するんじゃないかと言ってたよ、、大丈夫かな、、」、「あら、、進路は西よりでここには来ないわよ、、弱い雨ぐらいは降るかも知れないけどね、、」


でも、春斗は心配そうに、、、「梓が行くのは小さな離島だろう、、最新ジェットフェリーも行かない離島だよ、、海が荒れたら帰ってこれるのか、、心配だよ、、俺のかわいい梓に、何かあったら、、、」


「もう、、親バカね、、梓はもう、高校3年生なのよ、、それに、私達より、あの子はしっかりしてるもの、、」


それでも、心配な春斗だった、、






梓は合宿、愛と愛美は、講義の日





次の日、、、朝早く、、、梓は元気よく、出かけて行った、、、学園に集合してジャイロバスで港に行き、小さなフェリーで離島に向かう、、


「あ~、、大丈夫かな、、もっと最新のジャイロバスや、ジェットフェリーで行ける大きな島にいけば良いのに、、何で、あんな小さな離島にしたんだ、、」、、と、、春斗は会社に行く前に、梓を見送った、、


「もう、、美術の先生が決めたのよ、、その離島の自然が美しいからって、、大丈夫よ、、台風の影響は受けないわよ、、今朝の天気予報でも、言ってたわよ」、と、由紀は心配する春斗に言った、、、



その頃の、高橋家、、、


亜土夢が、会社に行く前に、、朝ごはんを作っていた、、凜も、横でお手伝いをしていた、、


「あっ、、、亜土夢、、そう言えば由紀ちゃんが、、言ってたよ、、今日、梓ちゃんは、なんか、美術サークルの合宿で、東京の離島に行くらしいよ、、」


「えっ、、、台風が南の海上で発生するってニュースで言ってたけど、大丈夫かな」


凜は、ニコッと笑って、、「でも、由紀ちゃんは、西の方に行くから、関東は影響受けないって言ってたよ、、」、、亜土夢は心配そうに、、、「22世紀の世の中でも、台風の進路の、確実な予想は出来ないんだよ、、急に進路を変えるかもしれないから、、地球温暖化の影響で、最近の台風は大型が多いから、、直撃したら大変だよ、、」


「えっ、、、梓ちゃん、、大丈夫かな、、凜は急に心配になったよ、、」


朝ごはんが、出来る頃、、愛と愛美が部屋から出てきた、、、「あっ、、、愛、愛美、今、凜が起こしに行こうと思ったのに」


「あのね、、子どもじゃないし、絶対に起きれる、目覚まし時計があるの、、今日は国のAIアンドロイド科学庁で、講義があるから」


亜土夢は、驚き、、「えっ、、、愛、愛美、そんな事をやってるの、、」、、愛美が、、「あー、、パパ、、おはよう、、違うよ、葵のおばちゃんの講義を聞くのよ」


亜土夢はほっとして、、、「そうなの、、じゃあ葵さんに、よろしく言ってね」


愛は、思った、、「あっ、そうだった、、亜土夢お父さんに、科学庁や大学で講義をやってる事は、葵のおばちゃんと私達はだけの秘密だったわ、、亜土夢お父さんは、私達に、普通の女の子になって欲しいみたいだから」


みんなで、テーブル席に座ると、朝ごはんを食べた、、、「わあ~、おいしい、、パパが作るご飯はおいしいね、、」、、「えー、、凜も手伝ったんだよ、、」、、「、、そうなの、、」、、「そうだよ、凜ちゃんが作ったサラダたよ、おいしいね、、」


愛は思った、、「サラダって、、野菜を盛り付けるだけじゃないの、、ドレッシングだって市販の物じゃない、、」、、その横で、、愛美は美味しそうにサラダを食べていた、、


愛も、、「くやしいけれど、、見た目はおいしそうだわ、、愛も料理をやらないと、亜土夢お父さんみたいな人と結婚出来ないかも、あっ、、、料理が得意な、亜土夢お父さんみたいな人を探せば良いのよ」、、と、変な納得をした愛だった、、、


朝ごはんが終わると、亜土夢は急いで、会社に行く用意をして、、出かけた、、


愛と愛美も葵のおばちゃんの屋敷に向かうと、、葵のおばちゃんは、屋敷の大きな庭に待っていた、、、「あっ、愛、愛美、今日はよろしくね、、」、、「うん、、葵のおばちゃんはどんな講義をするの、、、」


葵のおばちゃんは、、「ほら、この間のジャイロバイクの事故で学んだ事を、科学庁の職員に教えるわよ、、、愛と愛美は、何を講義するの、、」愛と愛美は、ニコッと笑って、「最新テクノロジーの進歩と、AIアンドロイドの進化と、あと、医学班には、再生医療の必要性を講義するわよ、、」、葵のおばちゃんは、、「あら、盛りたくさんね、、有意義な講義になりそうね、、よろしくね、、」


「あっ、、亜土夢お父さんが、葵のおばちゃんによろしくねって言ってたよ、、」

葵のおばちゃんは困惑して、、「えっ、、何がよろしくなの、、」、、愛美はニコッと笑って、、「愛美達、今日は、葵のおばちゃんの講義を聞くと言って出てきたのよ」


葵のおばちゃんは納得して、、「あっ、そうだったわ、亜土夢さんには内緒だったわね」

、、、愛美は、、「うん、、パパは、愛美と愛には普通の女の子になって欲しいみたいなの、、」


葵のおばちゃんは、もったいないと、、、「愛と愛美は、叔父さんと同じで、、世界トップレベルの科学者なのよ、、もっと世間に役に立つ発明が出来るのよ、、まあ、亜土夢さんの思いもわかるけど、、私と同じ様に、科学の事ばかりやっていると一生独身で、、多分、愛と愛美が普通に結婚出来ないと思うのね」


愛と愛美は、大きな声で、、「えっ、愛美は絶対、パパみたいな人と結婚するよ」、愛も負けずに、、「愛だって、亜土夢お父さんみたいな人と結婚するわよ、、」


葵のおばちゃんはニコッと笑って、「本当に、あなた達2人は、亜土夢さんが好きなのね、、まあ、昔からすごく優しいから、、」


愛と愛美は、また、大きな声で、「そうだよ、、すごく優しいし、料理だって上手だし、怒られた事は1度も無いのよ」


「まあ、、あなた達は、良い子だからね、、さあ、、この、AIジャイロカーで科学庁まで行くわよ、、」


愛達は、葵のおばちゃんが手配した、AIジャイロカーに乗り込み、、AIジャイロカーは、上空に浮かび上がると、科学庁に向かって飛んで行った、、、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る