第3話ー2、未来、科学少女、愛&愛美
葵のおばちゃんの発明品、、、
その頃、、海上の捜索隊本部では、、国の偉い人と、海上保安庁の上層部、更に、AIアンドロイド科学庁中央局の上層部の人達は、会議をしていた、、、、
「まったく、、これは重大なミスだな」、、と、国の偉い人は、その場の全員に向かって言いはなった、、、
「ええ、、佐々木博士の最高の発明、、これからの警察及び、救助隊にとっては、重要な発明品なのに、、深海に沈めてしまうなんて、、大失態だ、、」、、、と、、葵のおばちゃんの発明の事で頭を悩ませていた
すると、AIアンドロイド科学庁中央局の上層部の人達は、、、「大変申し訳ありません、、最新鋭のジャイロカーにまさか欠陥があるとは思わず、、出来るだけ早く、国の科学館で大事に管理してしまおうと、、スピードの早いジャイロカーを使用したのに」、、と、頭を下げ、、謝罪した、、、
すると、国の偉い人が、、「それに、、その発明品のすべてのデータも沈んでしまったんだろう、、佐々木博士の大きな研究ラボでは、機密情報が盗まれる恐れがあると、すべて渡したと言っていたぞ、、、」
「はい、、申し訳ございません、、」
「データは、海底ではもう、復帰は無理だろう、、発明品だけでも探し当てて引き上げないと、、2度と作れないぞ、、」
海上保安庁の上層部は、、、「この広い海域で、、ましてや深海じゃ難しいですぞ、、時間がかかる、、半年、、いや、1年かかるかも知れない、、、」
国の偉い人は、、声をあらげて、、「バカ者それじゃ、発明品が錆びて解明出来ないぞ、1週間でどうにかしろ、、」、、周りの全員、静かになった、、、
「早く、、深海探査機を作動させろ」
、、、周りはあわただしく動き出した、
その頃、、深海の海底の、愛美のアバター、人魚姫は、、思念探知機が示す場所の泥を払っていた、、アバターの人魚姫の周りは、1キロ範囲で明るいため、、深海の生き物も隠れたり、、様子を伺ったり、、気にしないで側を通る、大きな生き物もいた、、
アバターの人魚姫は、側を通る大きな生き物に驚いた、、、「わっ、、、驚いた、人食いサメだよ、、」、、、すると、梓が、「愛美深海に、人食いサメはいないわよ、、深海のサメはおとなしいのよ」
それからも、、愛美は、人魚姫のアバターの姿で、レーダーが示す場所を30分も泥をかき分けていた、、、「あ~、、もう、イヤだ、、全然探せない、、愛エモン、、4次元ポケットから、何か道具を出してよ、」、、愛は呆れて、、、、「愛美、、いつの時代のアニメよ、、」
愛は、、発明品が管理してある、棚から何やらアイテムを持って来た、、「結構、深く埋もれているとは想定外ね、、こんなに泥が深くあるとは予定外だわ、、」、、梓は、、「愛、、その小さな掃除機みたいな物は何なの、、、」、、、「これは バキューム型転送器よ、、無限に吸い込めるわよ、、ブラックホールみたいに、、、」
「愛美、、これを使って、泥を全部、離れた場所によけてね、、」
「愛、、ブローチも、転送したら意味がないじゃん、、」、、すると、愛が、、「愛美、あなた思念探知機を着けているでしょう、、ブローチに反応したら自動で止まるわ、、そしたら、研究室にブローチだけを転移するから、、、」、、、「あっ、そうか、、りょ、だよ、、」
愛美が、バキューム型転送器を手に持つと、、アバターの人魚姫も手にバキューム型転送器を持った、、、
愛美が、スイッチを入れると、、アバターの人魚姫のバキューム型転送器も稼働して、周りの泥をどんどん吸い込んでいった、、
すると、大きな装置が見えた、、、「あっ、愛、、何か変なのが出てきたよ、、えっ、、葵のおばちゃんの、名前のタグが付いているよ、、、」
モニター画面を見ていた愛が、、「愛美、たぶんそれが、葵のおばちゃんの発明品よ、、上にいる、AIアンドロイド科学庁中央局の人が気がついてくれれば良いけど、、、」、、「え~、、愛美が、葵のおばちゃんに届けてあげようか、、」、、「バカ、、そんな事をしたら、、全部ばれるでしょう、、亜土夢お父さんに怒られるわよ、、」
「じゃあ、、どうするのよ、、」、、「まあ、、深海探査機の人は、無限ライトの明かりに気がついて近ずけば、たぶん、発明品を発見出来るわ、、、その時は、アバター人魚姫は見つからない様に隠れてね、、」
愛美のアバター人魚姫は、引き続き、バキューム型転送器を動かすと、、すぐに停止した、、「あっ、、、愛、、たぶんブローチが、バキューム型転送器の中に入ったわよ」
空間モニター画面で、それを確認すると、、愛が、「愛美、中身を転移するわよ、、」、そう言って、手元の転送装置のスイッチを押した、、、
次の瞬間、、研究室の転送装置の台座に、泥にまみれた、ブローチが現れた、、、
「あっ、、、あの写真と同じよ、、」梓が手に取ると、、金属部分に、山崎○○子と刻印が刻んであった、、「おばあちゃんの名前も刻んであるから間違いないわよ、、」
「よし、、任務完了ね、、愛美、帰って来て良いよ、、、」
「愛、、何か忘れてないの、、、葵のおばちゃんの発明品よ、愛美がいなくなったら無限ライトの明かりが消えるのよピンポイントで探せないわよ、、、、あっ、あそこに1台深海探査機が、アバターの人魚姫が、放った広域、無限ライトの明かりを、、不思議そうに見ているわ、、ちょうど良いわ、、発明品の場所を教えてあげるわよ、、、」、、愛美のアバター人魚姫は、深海探査機の方に向かって泳いで行った、、、
「愛美、、ちょっと待って、、こんな深海に、、人が、、いや、、人魚姫が、いたらおかしいわよ、、、」、、と、愛が叫んだが、愛美は全然聞いていなかった、、、
愛美は、深海探査機の前に着くと、、身振り手振りで、、下の方に転がっている、葵のおばちゃんの発明品を指さした、、
深海探査機の中の人達は驚き、、困惑していたが、、アバター人魚姫が、指さす方を見て、、そこに発明品が転がっているのを確認すると、、アバター人魚姫の事を忘れたかの様に、、発明品の方に向かった、、、
深海探査機が、葵のおばちゃんの発明品を回収したのを確認すると、愛美は、広域無限ライトを消して、、アバター人魚姫から、球体に戻るとステルスモードになり、、海上に、浮上した、、
海上で待機していた、大勢の人達が、騒いでいるのが、聞こえ、、葵のおばちゃんの発明品が見つかった事が、さっきの深海探査機の人達から連絡があったなと、、、、愛美は思った、、、「よし、、、本当の任務完了だよ、、急いで戻るよ、、」
球体は、凄いスピードで、、愛美の元に飛んで行った、、、
球体が、研究室に戻ると、、愛美はほっとしてメガネをはずすと、スイッチを切り、テーブルの上に置いた、、
「あっ、、、これね、、遥のおばあちゃんのブローチ、、、きれいね、、」、、愛美は、テーブルの上のブローチを見た、、、
「愛美、、私がきれいにしたのよ、、泥だらけだったから、、、まあ、その後、愛が、、特別な洗浄液で、、新品みたいにしたけど」
梓も、ほっとしたようで、、それから、遥から借りてきた物とブローチを持つと、、、、「愛、愛美、、私はこのブローチを遥のおばちゃんに返して来るわ、、遥もおばあちゃんも、きっと心配して待っていると思うから」
愛と愛美は、、ニコッと笑って、、「うん、梓、、早く、遥のおばあちゃんにそのブローチを渡してあげて、、」、、、「おばあちゃんの喜ぶ顔が目に浮かぶよ、、、」
梓は、ブローチを持って、遥の家に向かった
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