第5話未来、科学少女愛&愛美

未来、科学少女、愛&愛美、、5話

奇跡の医療、、、






愛は、、困惑して、、「何よ、あらたまって、、お願いなんて、、」、、愛美が愛の手を取って、、「今度はね、20年前に行きたいの、、見たい所があるのよ、、」


「愛美、、さっき失敗したばかりよ、、1~2時間は短すぎるわ、、もう少し長くいられないとまた、こんな事が起きるわ、、見たい所って何よ、、」


愛美はニコッと笑って、、「この間の日曜日に、パパが凜ちゃんお母さんと初めて出会った日が20年前の今日だって言ってたじゃない、、その頃のパパと凜ちゃんお母さんを見てみたいの、、確か、住んでいたのは、ワンルームマンションでウェルテラスA1とか言ってたよ、、」


愛も興味があると、、「、、愛も、亜土夢お父さんの若い頃を見てみたいけど、、」


「じゃあ、OKね、、タイムボックスを用意して、、、」、、愛は複雑な顔で、「大丈夫かしら、、今度はタイムカプセルもないのよ、、愛美、早めにタイムボックスに入れるの、球体なら、開けずにタイムボックスに入れるから、遠隔操作で強制的に1時間で戻すわよ、、ええと、住所はこの辺りと、時代と日時をセットして、、」


愛美は不満げに、、「え~、、マンションを見るんじゃないのよ、、パパのお家に訪ねるのはダメだし、、そのタイミングでマンションから出てくれば良いけど」


「運次第ね、、、とにかく、1時間がタイムリミットよ、とりあえず20年前の1ヶ月後にセットするわよ、タイムボックスは持ち歩くことね、、すぐに、変身を解いて入れるように、、わかったの」、、「りょ、、、だよ」


愛美は、、またメガネをかけると、愛が用意した、、タイムボックスに球体が入る様に命令した、、「球体ちゃん、ごめんね、今度は20年前に、行ってね、、愛美は、パパの若い頃を見たいのよ、、よろしくね、、」


球体が、タイムボックスに入ると、タイムボックスは、淡い光を帯びて、消えた


20年前の、時代、、


タイムボックスは、誰にも見られない場所に現れた、、、球体はタイムボックスから出ると、すぐに、アバター愛美に変身した、、、


アバター愛美は、、、「確か、愛が、タイムボックスは、ずっと持っていてねと言ってたから離さないわよ、、ええと、昔の住所だと、この辺に、パパと凜ちゃんお母さんが住む、マンションがあるんだけど、、」


愛美は、周りを気にしながら、、ウェルテラスA1のマンションを探した、、「あっ、、ここだ、、マンション名が、ウェルテラスA1と書いてあるわ、、へえ~、、ここが、パパと凜ちゃんお母さんが、初めて出会ったマンションなのね、、、愛、誰も現れないわよ、、」


「あのね、、愛も行きたかったけど、、空間モニター画面で見てるわよ、、亜土夢お父さんが、、ここで凜ちゃんお母さんとであったんだ、、、愛美、、会えると良いね、、」


「愛、、確か、凜ちゃんお母さん、このマンションの、201号室と言ってたわよね、、訪ねて行こうか」、、、「バカ、、その時代の亜土夢お父さんと凜ちゃんお母さんは、私達の事を知らないのよ、、おかしな人だと思われるわよ、、ダメよ、、」


「え~、、ここまで来て、、マンションだけ見て帰るの、、」、、、「しょうがないでしょう、、、」


すると、、そのタイミングで、マンションの入り口から、男女の姿が見えた、、、


「あっ、、、マンションの中から人が出て来たから、とりあえず、話だけでも聞くわ」、、愛美は、その男女に近ずくと、、


「ええと、、あの、良いですか、、、」


その男女の、女の子が、、「えっ、、何かな、、凜ちゃんで良いなら、教えるよ」


愛美は驚き、、「えっ、、、この人、凜ちゃんお母さんだよ、、じゃあ、隣は、あ~、パパだ、、カッコいい、、昔から優しそうだわ、、やっぱり、愛美はパパは好きかも」


空間モニター画面を見ていた愛も、「あっ、、亜土夢お父さんだ、、カッコいいし、優しそうだわ、、やっぱり愛は亜土夢お父さんが、世界一好きだわ、、」


亜土夢が、、「ええと、、この、マンションに知り合いでもいるのかな、、ここは、ウェルテラスA1だけど、、エントランスに管理人がいるから聞いた方が良いよ、、案内しようか、、、大丈夫かな、、」


アバター愛美は思った、、「あ~、パパは昔から優しのね、、好き、、大好きだよ」


凜ちゃんお母さんが、、「亜土夢、、この子、凜と似てるね、、すごくかわいい子だよ、、美人さんね、、」


「凜ちゃん、、初対面で失礼だよ、、、ごめんね、、大丈夫かな、、エントランスに入ると管理人がいるから、、じゃあ、凜ちゃん行こうか」


愛美は、、ニコッと笑ってお礼を言った、、

「えっ、、、ありがとうございます、大丈夫です、、、ええと、エントランスですね、、後は、管理人さんに聞きます」


「そう、、じゃあ、行くね、、」、、亜土夢と凜は、どっかに出かけて行った


愛美は、まだ、余韻に浸っていた、、「やっぱりパパは最強よ、、優しいし、、カッコいいし、、ああ、、凜ちゃんお母さんより、先に知り合いたかったわ、、」、、愛は呆れて、「それじゃあ、、私達、生まれていないわよ、、愛美、、バカじゃないの、、でも、愛も少し思ったわよ」


愛は、思い出した様に、、「愛美、、そろそろ、タイムボックスに戻って、、現代に戻すわよ、、」、、、「りょ、、だよ、、愛美は若い時のパパに会えて、満足だよ、、」


愛は、思った、、「今回だけは、愛が、行けば良かったと、後悔したよ、、空間モニター画面で、若い時の亜土夢お父さんが見れたけど、、愛美みたいに、実際の目で見たかったわ、、、」、、、愛は、アバター愛美が、球体に戻って、タイムボックスに入ったのを確認して、、強制的に返還させた、、、


現代の研究室、、、


タイムボックスは、テーブルの上に現れると、、中から、球体が出てきて、テーブルの上に、降りた、、すると、愛美が、メガネを外して、、、「愛、、やっぱり、パパは最強よ、、昔から全然変わらない、、優しいし、、カッコいいよ、、あ~、行って良かったよ、、、」


「もう、、愛も行けば良かった、、亜土夢お父さんの若い時の姿が見れたのに、、」、、愛美が、、「あら、、空間モニター画面で、若い時のパパを見たでしょう、、」

愛は、、、「直接見たかったの、、」






亜土夢お父さんの美味しい料理、、、






愛と愛美が、研究室から出て、リビングに行くと、、亜土夢お父さんと凜ちゃんお母さんが空間3Dテレビを見ていて、2人で会話をしていた、、、


「あっ、パパだ、、昨日は遅くまでご苦労様です、、それなのにサンドイッチ作ったの」


「亜土夢お父さん、、サンドイッチおいしかったよ、、」


「あっ、愛、愛美、、朝からまた、研究室で、何か発明でもしてたの、、最近、梓ちゃんも頻繁に来るみたいだけど、、」


「うん、、梓も、少し科学に興味がでたみたいなの、、」


亜土夢は心配そうに、、「そう言えば凜ちゃんから、聞いたよ、、3人でクラスメートの、悩みとか相談を聞いているんだって、、みんな忙しいのに大丈夫かな、、」


愛は、ニコッと笑って、、「あっ、亜土夢お父さん、、梓はクラス委員長だから、責任感が強くて、、クラスメートの悩みをほっとけないのよ、、、それを、愛と愛美が、補助してるだけよ、、、」、、、「そうだよ、パパ、絶対、危ないことはしてないよ、」


凜ちゃんお母さんが、、「あなた達、科学や医学にしか興味ないのに、、みんなのお悩みを聞いても助言とか出来るの、、」


すると、愛美が不満そうに、、「凜ちゃんお母さん、、愛美と愛は、、ピチピチの女子高生だよ、、みんなの悩みぐらい、聞いて助言ぐらい出来るわよ、、」


「えっ、、、恋愛経験もないのに、、、」


すると、愛も不満そうに、、「あのね、、全てが、恋愛相談じゃないのよ、、思春期は、いろんな悩みがあるの、、」


凜ちゃんお母さんは、思い出す様に、「凜は、、亜土夢と最初に会った時、、すぐに、好きになったよ、、優しいし、、料理は上手いし、、亜土夢がいろんな所に連れて行ってくれたんだよ、、」、、「、、そうだったかな、、もう、20年も前だから、、」


「凜は、全部、覚えているよ、、あの、小さなマンションでの事は、、あ~、、そう言えば、マンションの前で、凜と似てる、女の子に会ったね、、」、、亜土夢は困惑して、、「えっ、、、そんな事、あったかな、、全然覚えていない、、20年前だよ、凜ちゃん」、愛はまずいと思い、、、「へえ~、、他人のそら似ってあるんだね、、、」、、そして、思った、「何で20年前の、あんな些細な事、どうして凜ちゃんお母さんは覚えているの、、やっぱりこの人、侮れないわ、、、」


愛美は、、横で、ただ笑っていた、、「それ、さっき愛美が見たやつだよ、、その子はは凜ちゃんお母さん、、あんたの娘だよ、、似ていてあたりまえだわ、、」、、と、小さな声で呟いた、、、



その日は、、亜土夢お父さんが夕食を作るみたいで、、、「ええと、、みんな、今日の夜は、何が食べたいかな、、家にあるもので作るからたいした物は作れないけど、、」


凜ちゃんお母さんは、、ニコッと笑って、、「亜土夢、、凜は、甘いカレーが良いよ、、亜土夢の作る料理は全部美味しいけど、、凜はハンバーグの次に甘いカレーが好きだよ」


「カレーか、、じゃあ、愛も愛美も、甘いカレーで良いかな、、、」、、愛と愛美は不満そうに、、、「え~、、愛は、、どっちかと言うとスパイシーな、カレーが良いのに」


愛美も負けずに、、、「パパ、、愛美は、辛口のカレーが良いよ、、汗が出るくらいのやつだよ、、お願い、、パパ、、」


亜土夢は困ってしまって、、、「ええと、、まあ、入っているものは同じで、味付けだけ3種類にするか、、良いよ、、甘いのと、スパイシーなやつと辛いやつね、、」、、そう言うと亜土夢は大きな冷蔵庫を確認して、食材を取り出し、、カレーを作り始めた


「ええと、カレーのルーを3種類用意して、、、凜ちゃんは甘いやつと、、愛は、スパイシーか、香辛料少し効かせてと、愛美は辛いやつか、、唐辛子系かな、、よし、、鍋は3つに小分けして、、残ったら、俺は3種類の小鉢で食べるか、、」、、それに、亜土夢はサラダと、、冷凍していた、ナンとご飯も用意して、、、しばらくすると、キッチンテーブルの上に、、3種類のカレーとナン、ご飯、サラダが用意された、、、


「さあ、、みんなで食べようか、、」


凜はニコッと笑って、、「凜は、甘いカレーとご飯だよ、、」、、愛は、、「私は、スパイシーカレーとナンね、、わあ~、、亜土夢お父さん、、本当に美味しそうだよ、、」


愛美は、、「愛美は、辛いやつだよ、、刺激で、、食欲が進むよ、、パパ、、本当にありがとう、、愛美の予想どうりの味だよ」


3人は、美味しそうに食べ始めた、、、


「さてと、、、俺も、、3種類のカレーを食べるか、、グリーンカレーも好きなんだけど、、まあ、これはこれで美味しいよ」


愛達は、亜土夢が作ってくれたカレーを堪能した、、、





最新機能のはずが、、、、不幸な女性





夕食が、済むと、、亜土夢と凜は、ソファーに座り空間3Dテレビを見ていた、、愛と愛美も、離れたソファーで、複雑な科学図鑑を見ていた、、すると、愛美が、、「愛、、これ見て、、AIアンドロイドのパーツを人間の医療で使うんだって、、それは良いけど、、もっと人間らしく作れないのかな、、、こんなの機械じゃない、、」


愛は、、「脳、神経の放つ微妙な働きで思ったとおりに動かせるって、書いてあるけど、、人間その物のパーツを作れないのかな、、あっ、以前、葵のおばちゃんが言ってたよ、、おじいちゃんの発明品に人間に限りなく近い、パーツを作れる装置があるって」


愛美も知ってると、、、「葵のおばちゃんの研究ラボにある、特に厳重に警備されている、あの、3つの装置の1つでしょう、、、今は誰も解明出来ないみたいよ、、」


「愛美、、私達なら、それに近いものが作れるはずよ、、現に、この間のタイムボックスは、、その中の1つ、タイムマシンを参考にしたんだから、、」、、、「知ってる、、もう1つは、本当かわからないけど、凜ちゃんお母さんを人間に変えたと言う魔法みたいな装置でしょう、、、どう見ても凜ちゃんお母さんは人間よね、、私達を生んだのよ、、」


「まあ、あの装置は解明するには時間がかかるわ、、でも、本当かな、、凜ちゃんお母さんの本当のお姉さん、アメリカにいるけど、映像を見る限り、AIアンドロイドには見えないわよ、、20年前の凜ちゃんお母さんも見たけどやっぱり人間にしか見えなかったわ」


「愛、、まあ、その装置はあまり使い道が無さそうだから関係ないよ、、私達は今、役に立つ科学発明や未来の医学を研究しないと」


愛と愛美は、、おじいちゃんや葵のおばちゃんと同じで、、科学者でもあるが、医学博士学位もこの歳で称号を受けている、国のAIアンドロイド科学庁、医学局にも登録していて、いろんな大学の医学部で講義もたまにしているのだ、、、


亜土夢と、凜が空間3Dテレビを見ていたら、大企業の、今、流行りのAIジャイロバイクの事故のニュースが流れた、、、


コンピューター機能、全自動、AIジャイロバイクが起こすはずのない事故を起こしたと言う衝撃的なニュースだった、、「あの、メーカーは、大変だな、、信用していたのに、」


「え~、、亜土夢も、あのメーカーの小型空飛ぶ車じゃないの、、」、、「ええと、凜ちゃん、ジャイロカーね、、そうだけど」


「亜土夢、、被害者は、若い女性だって、大怪我をしたみたいだよ、、え~、事故現場近所じゃない、、亜土夢も気をつけてね、、」

「うん、、女の子も、かわいそうに、、、本当に乗り物がAIコンピューター機能に変わって、事故なんかほぼ0に近いのに、、」


「うん、、この間の葵のお姉ちゃんの発明品を載せた、空飛ぶ大きい車といい、、信用できないよ、、、」、、、「ええと、、たぶんスーパージャイロカーだよ」


この時、、愛と愛美は、このニュースが後に

自分達と関わるとは思っていなかった



それから10日ぐらいは、、何も依頼がなく穏やかな日が続いた、、


金曜日の朝、、愛と愛美は、学校にいた、、


「あ~、、退屈、、何かおもしろい事が無いかな、、授業は簡単だし、つまんない、、、えっ、、愛、その本は何、、」


愛はこっそりと、2冊の本を見ていた、、、

「あっ、、これは、最新科学の専門誌と医学学会の最新医学専門誌よ、、、どうせ、授業は聞いていないし」


「愛、、その本、どちらか貸してよ、、愛美も、理科、化学の授業は簡単すぎて、博士号までいっているんだから、覚えることは少ないわよ、、、」、、愛は、、「じゃあ、、最新医学専門誌で良いかな、、」、、「何でも良いよ、、これだって、簡単そうに見えるけど、、、、まあ、理科、化学の授業よりはましね、、」


その頃、愛達のクラスで理科、化学の授業をする予定の女の先生は憂鬱でしょうがなかった、、、、「あ~、、嫌だわ、あのクラスの授業、、高橋愛さんと愛美さんのクラス、、私より全然、詳しいもの、、いつも、知らない知識を聞くのよ、、先生としての立場が無くなるわよ、、あ~、、嫌だ、、全教科オール100点なのよ、、学校に来る意味があるの、、、すべての教科の先生より頭が良いのよ、、特に科学は世界トップレベルじゃないの、、あ~嫌だ、、」、、と、足取り重く、、愛達のクラスに向かった


理科、科学の先生は、愛と愛美のクラスの教室の認証ゲートを通り教室に入った、、、「ええと、、理科、化学の授業を始めます、、、」、、先生は、教室を見渡した、、、「あれ、、高橋愛さんと愛美さんは、今日は、静かね、、、いや、、油断は禁物よ、、」


その後も、愛と愛美は、、本を読んで静かにしていた、、、「ええと、、違う難しい本を読んでるみたいだけど、、絶対、、関わらないわよ、、」

授業は、何事もなく、終えて、、理科、化学の先生は、ほっとして、教室を出ていった


午前、午後と授業が終わり、、愛と愛美は、帰ろうとすると、、、梓が、、、「あっ、、愛、愛美、、ちょっと待って、、また、依頼だよ、、、」


「えっ、、、しばらく無かったから、、もうおしまいかと思ったのに、、」、、愛美は、

「今度は、誰なの、、、」


梓は、深刻な顔で、、「結花(ゆか)よ、」

、、、「ああ、、結花ちゃんか、、梓、どうしたの、そんな深刻な顔で、、大変な依頼なの、、、」、、と、、愛も心配そうに聞いた


梓は、、重い口を開くと、、、「愛と愛美は、、科学者だけど、、医学博士でもあるのよね、、、」、、愛も愛美も、うんうんと、、、「そうだけど、、、怪我ぐらいなら病院の方が良いんじゃない、、それとも精神的な事かしら、、、心理カウンセラーの事なら良い先生を紹介するわよ、、」


梓は、、、「愛、、愛美、、10日ぐらい前ニュースでやってたけど、、最新鋭のAI、ジャイロバイクの事故、知ってるかな、、」


「あっ、、愛美、、亜土夢お父さんと凜ちゃんお母さんが、話してたやつだよ、、」、、愛美は、キョトンとして、、「えーと、、そんなニュース、あったかな、、」


愛は呆れて、、「もう、、AIコンピューター機能で、自動運転で、絶対、事故を起こさないはずのジャイロバイクの事故だよ、、、確か若い女性が犠牲になった、、、葵のおばちゃんの発明品を載せたジャイロカーに次いで2回目だよよ、」、、「で、、、それが、依頼と関係あるの、、」


梓は、、、「その若い女性が、、結花のお姉ちゃんなのよ、、、、」、、、「えー、、かわいそう、、大怪我をしたって聞いたよ」

愛美も、事の重大さに驚き、、「大丈夫なの、、結花、心配だよね、、」


梓は、、深刻な顔で、、「右腕が、肘の先からダメで手術で切断だって、、」、、愛と愛美は、言葉を失い、、、「、、、、かわいそう、、、若いのに、、」


「、、ええ、、かなりショックを受けたみたい、、結花も、見てられないって言ってたよ、、、お母さんは、泣き崩れて、立ち直れないみたい、、」


「あっ、、、それで、結花、先週、1週間も休んだのね、、、大丈夫かな、、」


「今は、少し落ち着いたみたいだけど、、」


「最新医学でも、ダメなのね、、切断だなんて、、かわいそうよ、、」、、梓はまた、、「それで、、、これからの事を考えて、結花のお母さんが、医者と話して、、今流行りのAIアンドロイド使用のパーツ、、いわゆる義手で、右手を復活させるって、、、」


「そうなの、、、」、、すると、愛美が、「愛、、この間の、最新の科学図鑑に載ってたやつだよ、、」


そこに、、教室の認証ゲートから、結花が入って来た、、、


「あっ、梓、、愛と愛美に話してくれたの」


「うん、、経緯はね、、依頼はまだよ、、」


愛と愛美は、意味がわからず、、「梓、、そう言えば依頼とか言ってたけど、、結花のお姉ちゃんは、病院にいるんでしょう、、私達にする事があるの、、、」


結花は、深刻な顔で、、「梓から聞いたと思うけど、、私の、お姉ちゃん事故で右手を失ったの、、」、、、すると、愛が、、「うん、聞いたわ、、かわいそうね、、でも、、最先端のAIアンドロイドタイプの義手をつけるんでしょう、、良かったわね、、」


結花は、悲しそうな顔で、、「それがね、、、そうでもないのよ、、お姉ちゃん、そのAI、アンドロイドタイプの義手を見て泣き出したの、、これじゃあサイボーグだと、、私はこんなのを一生つけるのは嫌だと言ったのよ、」、、、愛美も、うんうんと、「やっぱり、、あれじゃあ、一目でAIアンドロイドと変わらないと思われるよね、、、、人間味が無いもの、、動きも3Dホログラムで見たけど、悪いもの、、反応が遅いわ」


「それで、、、梓に相談したの、、愛と愛美は、、世界トップ科学者で、医学博士でもあるから、、お姉ちゃんが、納得出来るような義手を作れないかと、、もし、大丈夫なら、お母さんが、お金はかかっても良いって」


愛と愛美は、真剣な顔で、、「結花、、クラスメートから、お金は取れないわよ、、」


結花は、落ち込んだ様子で、、「えっ、、やっぱり、愛と愛美でも、無理なの、、」


愛は、、、「結花、、勘違いしないで、最高の義手は作るわよ、、お金はいらない、、、私と愛美は、、新しい発明品が作れれば良いから、、」、、すると、愛美も、、「結花、この、未来、科学少女、愛&愛美に不可能は無いわよ、、すぐに作るわよ」


結花の目からは、涙が少しにじんだ、、、


「結花、、今までも、愛と愛美は、不可能なことを可能にしてきたのよ、、お姉ちゃんが、気に入る、義手を絶対作ってくれるわよ、、、」、、、梓は、ニコッと微笑んだ


「うん、、愛、愛美、梓、、よろしくね」


「ええと、、梓、、結花のお姉ちゃんの左の腕のデータがいるわ、後は無くなった右腕の写真も、サイズ、肌艶、、違和感の無いものにするから、、本当は、もっと医学が進めば、再生出来るはずなんだけど、、絶対、将来、私と愛美が、人間の、再生医学を、叶えるわよ、それまで義手で我慢してね、、」


愛美も、、「あら、、結花、義手と言っても、本物の人間の腕と同じ様な物が出来るわよ、、中身もね神経だって微妙な電気で思ったとおりに動くように出来るのよ、、すぐに普通の生活に戻れるわよ、、日曜日には病院で試せるようにするわよ」


結花は驚き、、「えっ、、、たった2日で、、大丈夫なの、、、」、、愛美は、自信満々で、、「大丈夫です、、愛が必ず作るから、、、」、、愛は、、「愛美、、あなたも手伝うのよ、、」、、「わかっているよ、、梓もだよ、、、」、、梓は困惑して、、「えっ、、、私は、科学も医学の知識はないわよ、、、まあ、、少しでも役に立つなら、結花のお姉ちゃんの事だから協力するわよ」


「みんな、、ありがとう、、」


「愛、愛美、、私はこれから、結花と病院に行って、、写真とかデータを集めて来るわ、結花、、良いかな、、」、、「うん、、この後、お姉ちゃんの病院に行く予定だったから、、お母さんはずっと付き添いしてるから、ちょと休憩させないと、、」


「あっ、、、梓、、明日、12時に、研究室に集合ね、、、」、、「わかったわ、、その時写真とかデータを持って行くから、、」、梓と結花は、病院に向かった、、、愛と愛美も、お家に帰って、明日の用意をする事にした、、、

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