第3話これから

予約投稿すっかり忘れてました…


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さて、これからまずはどうしようか…

思い付くのでは


・冒険者になる。

・金を稼ぐ。

・泊まれる宿を探す。


真っ先に思い付くのはこれくらいだ。

先程の人と同じ、冒険者になって金を稼ぐ事だ。

となると登録料が必要になるかもしれない。


(んー、どうすっかなぁ…というか今俺一文無しだから何か持ってる物で売れる物は…)


今の所手持ちは


・スマホ

・現金(日本円)

・家の鍵

・腕時計

・メモ帳

・4色ボールペン


だけ。

スマホはまず圏外だし、この世界の文明レベルはネットが無いからこれは光るただの板だ。

現金は金貨等が主流らしいからこれも意味無い。

家の鍵…必要無い。

腕時計…コラボ商品だから絶対売らない!

メモ帳は情報をまとめたりとかに使えるか?

ボールペンもボールペンでメモ帳と同様に使えるかも。

という感じで所持品についてはメモ帳とボールペン以外は全滅。


(ん?あ、あるやん。売れるの)


多分今着ている服、このレベルの縫われ方をしている服はこの世界には無いはず…中古になってしまうけど縫い方や柄の良さでなら売れるのでは?と思い、街の中を探索しつつ、衣類店を探し始めた。



◇◆◇◆◇◆



「あった」


捜索を始めて30分。

様々な店の位置を頭に入れながら洋服の絵が描かれている看板を見付けた。

ドアを開けると同時にベルが鳴る。


「すみませーん」

「はーい」


奥からエプロンをし、左腕に黄色い腕章を着けた長い茶髪の女性がやって来る。

恐らく店員だろう。


「あの、今着ている服を売って別の服を見繕って頂けませんか?」

「ちょっと見せてね。…え、何この刺繍…それにこの柄…材質も初めて見る…凄い…」


店員がマジマジと見ている。

その上ここは…あ、そういう風なんだ。とかここはどうなってるんだろう…とかブツブツと独り言を呟いていた。

すると途端に何かを計算し始める。


「っと、お待たせ。凄く綺麗な縫い方されてるね。それに縫い目も均一だし…正直言うと人が為せる技じゃ無いレベルだよ」


まー、そりゃ前世ではミシンとかありますしねぇ…

その間にも女性はこの柄が~とかよく分からない話を続けていた。


「おっと、ごめんごめん。長くなっちゃったね。この服なら金貨20枚位が妥当だけど、ここで服を買うなら金貨19枚と銀貨9枚でどう?」

「分かりました。それでいいんですけどこの後色々と買い物があるので出来れば各硬貨に両替とか出来ます?」

「大丈夫よ。久しぶりにかなりいい服のデザインとかを見させて貰ったからね。こっちで合いそうな服は見繕っておくから座ってて」


ありがとうございます。と礼を言い、少し店内を見る事にした。

にしても試しで入った店だがかなり親切にしてもらえた。

まぁさすがにミシンで縫われた服は高く?売れたんだろう。

暫くすると奥から服と硬貨の入った袋を持った先程の女性がまた出てきた。


「お待たせー。君がお願いした通り、金貨19枚、銀貨8枚、銅貨9枚、鉄貨10枚にしといたのと、こっちが合いそうな服だね。着替えはあっちに試着室があるから使って」

「分かりました」


俺は見繕ってもらった服を受け取って試着室に入り、着替えを済ませる。

服は白い下着?に灰色のベスト、下は茶色のズボンだった。

まぁ服に興味無かったから個人的には着られるだけ十分だったけど…

俺は着ていた服を渡し、引き換えに硬貨を貰った。

硬貨の説明を聞く限り種類は4種類。


・金貨

・銀貨

・銅貨

・鉄貨


それぞれの価値が分からないがまぁ買い物をしていく上で分かってくるだろう。

色々と知らなくちゃいけない事も山積みだ。

ゆっくりと自分のペースで学んでいこう。


「またいい素材の服見付けたらここに寄ってねー!」


はーい。とだけ返事をし、ギルドのある大通りに戻った。



◇◆◇◆◇◆



さて、服も買えたし金も出来た。

次こそ冒険者登録と宿探しかな。

俺は深呼吸を1回してギルドの扉を開けた。



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ギリギリ投稿間に合った…

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