第7話
数日後、高校生になって初めて友達が出来た。
今日はその子と遊びに行く日。
と言っても私服は里で着ていたやつしかないので、目立つがそれを着て行くしかない。
待ち合わせ場所の公園に向かうと既に待っていた。
「海斗くん。こんにちは!」
「あ、吉田さ、、、何があったのその格好!?」
「いや〜、、、アハハ」
(まぁ、そうなるよね〜)
「くノ一みたいだね、、、しかも靴履いてないよね!?」
「あー、、、うん」
海斗くんは深く聞き出すことはしなかったので正直助かる。
そして案内されたショッピングモールの服屋で洋服を買った。
花柄の桃色のワンピースに紺色のショートブーツ。
何故私が海斗くんと遊びに来ているのかというと、、、ただ単に町を案内してもらう約束をしたから。
表向きは最近この町に引っ越してきたことになっている。
初めて見るショッピングモールは私の気分を
「すご〜い!階段が動いてる!」
「エスカレーターだよ。、、、一体どんな所に住んでいたの?」
ちなみに鉄の塊は車という乗り物らしい。
それからゲーセンという所に行って、三本爪のアームという機械を動かして景品を取る遊びをすれば、中々取れない。
何回繰り返して諦めた。くまのぬいぐるみ、可愛かったのにな〜、、、。
スーパーのお肉コーナーを見ても猪肉は売っていなかった。鶏肉は沢山置いてあった。
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