第2話 違法集団 児童相談所

泣き叫ぶ嫁と見下す様に睨みつける板橋児童相談所の職員達、

私が少しでも動けば「動くな!大人しく座れ!」と威嚇してくる板橋警察の名も知らない生活安全課の下っ端、「何の根拠で子供を攫う?理由を説明しろ」

怒りと悔しさで気が付けば私は涙が溢れてた。

「そこに書いてる通りです」壊れた機械の様に山本は繰り返すだけで、説明はされなかつた。何度かの押し問答が続き時間が経過した時に山本は、「病院に迷惑になりますから場所を移しましょう」と言い出したが私は心の中で{迷惑は貴様らの存在だよ}と悪態をついた。

板橋児相職員に促される様に私達夫婦は、病院の外に出る事になったが周りを児相職員と警察に囲まれまるで犯罪者の様な扱いをされ、周囲からは異様な眼差しを送られた事は2年経った今でも覚えてる。病院から出て玄関には一台のタクシーが止まって山本に乗る様に促され「行先はもう告げています」と伝えられた、

{告げていますって…先に私達に教えないのか?}と疑問に思った。

少しタクシーに揺られ着いたのは、「無駄に」綺麗な建物で看板には

「板橋子ども家庭センター」と書かれていた。

私達は、これから11日間の壮絶な児相と言う犯罪集団との攻防を重ね子供を取り返すのだった…

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