志伊良さんといっしょに帰る

「白熊さん、いっしょに帰りましょうか?」

「え?いいですよっ、帰りましょう」


「知念先生に

『ふたりとも家、近いから、いっしょに帰ってあげなさい』

って」

「あ、そうなんですね」


「知念先生は、1年の時も、担任の先生で...」

「あ、そうだったんですね」


「ああ見えて、体育の先生なんですよー!びっくりですよねー」

「体育の先生に見えますけど...あと、しゃっくりも出ませんから」


「なんですか?しゃっくりって...」

「なんでもないです...気にしないでください」

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