志伊良さんは天然か?

「妹のはなは、瀬戸内海で水泳教室に通ってて、めっちゃ泳ぐの好きだから、沖縄に来れて、めちゃめちゃ喜んでます」

「熊なのに、泳ぐの好きなんですね」


「あのね、熊は苗字であって、妹も熊ではなくて、可愛い女の子ですから」

「あ、そうですね...あはは」


「まったくもう...志伊良さんって天然ですね」

「そうなんです。ちっちゃい頃から、髪の毛くるくる...」


「それは、もしかして、天然パーマってやつですか?」

「そうですよ。ちっちゃい頃の写真見ると、髪の毛くるくるしてて、めっちゃ可愛いんですから」


「あ、そうですか、それは可愛い」

「今度、ちっちゃい頃の写真、持ってきましょうか?」


「あ、ぜひ、見てみたいです」

「わかりました...可愛いすぎて、びっくりして、しゃっくり出ますよ、きっと」


「なんですか、それ?」

「そこは、笑うとこかと...?」


「あ、笑わせようと?...」

「白熊さんも、わたし以上に天然ですねー」


「志伊良さんほどではないわっ」

「白熊さんも、ちっちゃい頃の写真、持ってきてくださいよー」


「いいですよー!」

「きっと、ちっちゃいんでしょうねー」


「当たり前でしょ!ちっちゃい頃の写真なんだから」

「あ、きっと可愛いんでしょうねーって言うつもりで...」


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