6:説明とお話と…
「まずは、それぞれ自己紹介でもしていただきましょうか。」
最初は自己紹介らしい、俺しっかり話せるかな…
「まずは俺やな!」
お、金髪ヤンキー((
「俺の名前は
弁はエセ!よろしゅう!」
若いな!!そしてエセなのかよ!!と大声を出して突っ込みたかったが抑えた。
俺、偉い。
「なら次は私ね」
大和撫子の番だ。
ちなみに容姿はどこかのモデルって言われてもおかしくないぐらい美人。
「私は
うん、イメージ通りの人って感じ、偏見だけどピアノやってそう。
「あ、ヴァイオリンとフルートとかならできるわ、あとピアノ」
ごめん想像の三倍すごかったわ。
「じゃ次はあたしな!!」
次はギャル(?)
?な理由は俺はギャルをよく知らないからである。とりま金髪ストレート女子はギャルとして人まとまりにしてる。違う人、マジでごめん。
「あたしは
よし、この人は100%陽キャだ。新宿とかで友達含め三人ぐらいでクレープ買って食べる前に写真撮ってイン◯タに上げるタイプだ。陰キャの俺とは真逆の存在。青春を謳歌してきた存在・・・・・なんか辛くなってきたな。
まぁ次は俺だから
「俺は月見里拓矢、27歳(年齢初出し?)得意なこと?というか今の仕事は作詞作曲とイラストレーター、まぁよろしく」
「27?おっさんやんけ」
「オメェも変わんねぇだろうが、舐めんな」
「あぁ?喧嘩売っとんのかワレ?ちょっと表出ろや!!」
「上等だわ、ぶっこ◯す」
「ふたりともやめてください。バ美肉にしますよ。」
「「・・・さーせん/すんまへん」」
長嶺さんの言葉が酷く恐ろしく感じた。
世界中のバ美肉を否定する訳では無い。そこは勘違いしないでほしい。ただただ俺は(多分鈴燈も)男性ライバーとして活動したいということを先に伝えてあるから嫌なだけだ。他意はない。マジ。
「さ、最後は私ですね・・・?」
遭遇女子、マジでごめん、めっちゃ変な空気にしちゃった。
「わ、私は
こ、こいつ誰だ(((
さっきストーカーとか騒いでたやつとは似ても似つかないぞ!?
俺はこんな事実は認めない!!
「月見里さんバ美肉がいいそうです。」
「金川お前許さんぞ」
勝手なこと言ってんじゃねぇバカ野郎が。ちなみに容姿は茶髪を巻いていているがおとなしめの雰囲気を出している。雰囲気だけ出している。
「…とりあえず皆さんの自己紹介は終わりましたのでそれぞれのアバターの紹介と機材説明に移ります。」
それぞれのアバターを簡単に説明すると
鈴燈のはなんか悪役にいそうなギザギザの歯に真っ赤な逆立った髪の毛、炎特性ありそうなやつ。
春野さんのは着物に黒髪超ロングにかんざしというthe大和撫子といったもの。
山中さんは金髪にたくさんアクセサリーをつけオーバーオールを着たTHEギャルのようなもの。眩しすぎて溶けて消えそう。つらい。
遭遇女子(金川)のは黄色がかった茶色の髪をふわっと巻いていて白いパーカーに黄色のラインが入ったようなものを着ている。悔しいが可愛い。
俺のは真っ黒い紙に青のメッシュが入りサイバー風のジャケットの中に灰色のインナーを着ている状態。髪は少しパーマがかかっている。顔はイケメン。(リアルの方は金川曰く「優しそうでいいですよかっこいいです。見た目だけは。」とのことです。)
「とまぁこんな感じです。次に機材なんですがまず相場の値段ですがざっと200万〜300万ですね。」
「「「「「……」」」」」
全員絶句だわ。
300万?初期費用で?一人?この場の5人で1500万?は?高くね?
「皆さんのお気持ち、よくわかります。自分も昔歌手として生きて行きたくて初期費用調べたら個人でやるには云百万って言われて嘆いたことありますもん。」
今ではもうちょっと安いですがねと失笑する長嶺さん。
「流石に初期費用で300万なんてしたら破産してしまいますよね普通なら。」
とこちらを見ていった。
俺そんな稼げてないぞ?月15万行けばいい方やぞ?それ以外コ◯ナラとかで賄ってんやぞ?
「LyR1c BeAtでは所属ライバーが収益化を達成し、安定して生活ができるとこちらが判断するまでパソコン、モニター、マイク、配線等の貸出を行います。」
「「「「「!!!」」」」」
まじっすか!?エグいぞ!?
「その他にも配信用のスマホとメールアカウント等アカウントの管理などもサポートさせていただきます。」
「ほ、ホンマにええんか?」
「?その確認にはどのような意図が?」
「あれだよな?ひとり300万、語人合計約1500万円も負担してもし俺等がそんなに伸びなくて赤字とかになったときとかどうするんですか?ってことだよな?」
「あ、あぁそうゆうことや月見里」
聞くと長嶺さんは満面の笑みを浮かべ
「これは所謂『こちらがサポートするから絶対に売れてね!じゃないとこの事務所終わるからね!!』ってことですよ」
といった。
う〜ん、入る事務所間違ったかもしれない。
「まぁただの例えなんですけどね」
違った、この人、いやこいつの性格が悪いだけだった。
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