7:スタートラインと相談

「以上で説明を終了しますが何か質問等ありますか?」


「俺はないで?」

「私もです」

「あたしもー」

「まぁ、俺もですね」

「わ、わたしもです」


「それじゃあこれで解散で。あ、活動名は各自で考えてくださいね?」


「「「「「え?」」」」」


空気が凍ったような気がした。何も動かない、時間さえ止まってしまったかのような


「花子とか太郎でいいならこちらで考えますが?」


「自分で考えるわ!!」

「遠慮しときますね」

「アタシどんな名前にしようかなー(棒)」

「俺、元があるから楽だわ」

「わたし、AIに頼もうかな…」


流石にみんな太郎や花子は嫌だよね。

俺も嫌、てかまじでこいつ性格悪いな、と言いたくなるほどの満面の笑み。

何がおもろいんじゃワレェ!


「それでは今度こそ解散で、お疲れ様でした」


「おつかれっす」

「お疲れ様でした。これからよろしくお願いしますね」

「おつおつ〜」

「お、おつかれさまでした!」

「お疲れ〜」

と俺以外の四人は部屋から出ていった。

「それじゃあ月見里さん、お話をしましょう。」

「はい」

まぁある程度なにをされるかは予想がついている。作曲系統だろうな。


「お話は2つあります。」

「はい」

「一つはこの五期生の歌ってみたやオリジナル曲の…」


やっぱり、俺がオリ曲とかのMIXしろってことだろ?慣れてるからいいけど…

「大丈夫でs「イラストを描いてほしいんですよ。」


あ、そっち?


*思い出してくださいこの小説のタイトルを以上ですby作者*


「イラストですか?曲ではなく…?」

「イラストをというよりイラスト’’も’’といった感じですが」


やっぱりな?俺が作詞作曲すればいいんだろ?それぐらいはいいけど


「月見里さんにこの事務所の歌ってみた及びオリジナル曲の管理や品質チェックをお願いしたいのです。」


「・・・・・・・・」


??????


ドユコト?


***

その後長嶺さんの話を聞くと、この事務所にはもうMIX師が数人専属としているらしい。

普段のMIXは彼らに頼んで最終チェックを俺にやって欲しいということだったのだが

・・・


「それ、別にやらなくて良くないですか?」


「必要なんです」

「なんでですか?」

「それは・・・うちって歌ってみたとかの録音が終わったら投稿されるまで本人たちも聞けないんですよ」


なんでそんなめんどくさいことするの??

本人が確認すれば良くない?

とまぁ色々言いたいが飲み込んだ。


「…それが一個目なんですね?」

「はい、受けてもらえるでしょうか?」

「二個目の内容によります」


ちょっとメチャクチャな内容だ。自分は事務所に所属するタレントであって社員ではない。そこまでやる意味がない。お金が出るなら話は別だが。


「それでは2つ目のお話です」



「月見里拓矢さんがこれから活動するじゃないですか?お相談していただいた通り稿をオリジナル曲にしてほしいんです」


「初投稿を?オリジナル曲?マジっすか?」


ごめん、作ってあるけどまさか通るとは思わなくて編集してないわ


「はい」

「・・・」


「初配信ではなく?」

「初投稿です」


「歌ってみたではなく?」

「オリジナル曲です」


「・・・・・」

「・・・・・」


「ちなみに、その話を受けるとして期限はいつですか?」


「そうですね、、、初投稿は初配信の2日ほど前の予定ですので明明後日ぐらいですかね」


できなくはない、が


というかできているが(((


「ま、まぁいいですよ、その代わり経費でエナドリ10、いや15本お願いします。」


「わかりました!!ありがとうございます!」


よっしゃ3450円浮いた〜(((



***

9/14 17時頃

第四話との矛盾点を解消

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