第4話

「わぁ。これも素晴らしいお品です。本当に公女様は愛されているのですね」

 マリアは頬を高揚させ、目をキラキラ光らせている。

「素敵!皇太子殿下は、本当に素晴らしいセンスをお持ちだわ」

 さっきまで、泣きじゃくって土下座していたとはとても思えない。

 まるで、ミーハーな女子高生のようだ。

 よくもまぁ、箱を開けるたび、同じテンションで喜べるなと感心してしまう。

「こちらが最後です。…わぁ、これも最高級品です。なんて繊細なの。本当にきれい」

 マリアは耳飾りを光にかざし、うっとりした表情で、反射する光を顔に浴びる。

 かれこれ一時間は箱を開封していただろう。

 空箱と包装紙と贈り物で、ドレッサーの周りが埋め尽くされている。

 中身を改めた結果、皇太子からの贈り物は、全て身に付ける装飾品だった。しかも、一つ残らず紫色が基調となっている。

「マリアさん、私はこの紫色の宝石が好きだったのですか」

 私は、カーライル卿が用意してくれたフカフカのチェストにもたれながら尋ねた。

 マリアは、耳飾りから目を離し、キョトンとした表情で答える。

「アメジストをですか?いいえ。公女様は特に宝石にこだわりをお持ちではありませんでした」

「では、どうして贈り物全てにその…アメジストが付いているのですか」

 マリアは目を丸くする。

「公女様!皇太子殿下の、麗しいお姿までお忘れになってしまったのですね」

 贈り物の山が雪崩を起こす。

 マリアの勢いに、思わずたじろいだ。

「真夏の銀河が降るプラチナブロンドに、アメジストも劣る紫の瞳。この帝国の誰もが存じ上げておりますわ」

 アメジストも劣る紫の瞳…?

 皇太子は、金髪に紫色の目をしてるっていう意味だよね。

 つまり、自分の瞳の色と同じ宝石を?箱を開けもしない女性に対して?こんなに大量に送りつけてるってこと…?

 え?

 唐突に、背中に悪寒が走る。

 両手を胸に当て、皇太子の姿を思い出しながらクルクル回るマリアの姿を見て、理解した。

 はたから見ると、帝国中の誰もが羨む王子様からの贈り物。

 でも、当事者が皇太子からの好意を望んでいなかったとしたら?

 エイヴィルの同意も得ないで、自分の色を、好意を、常に身に付けろと送りつける行為は、皇太子の執着心が根底にある可能性が高い。

 エイヴィルにとっては、『常に君を見ている』という、脅迫に近い意味に思えたかもしれない。

 贈り物が届くたび、エイヴィルはどんな気持ちだったのだろう。

 嫌悪、憎悪、恐怖、絶望、無関心。

 どんな感情にしろ、それを誰とも共有できなかったのは間違いない。

 だって相手は、誰もが憧れる皇太子だから。

 

 エイヴィルの気持ちを想像していた私の耳元で、カーライル卿が説明を加える。

「帝国では、自分の瞳の色と同じ宝石を相手に送ることが、最も高貴な愛情表現とされております」

「キモッ!」

 激しい悪寒に耐えられず、私は腕をさすりながら叫んでしまった。

「きっキモ…」

 カーライル卿が、真顔のまま目をパチパチさせる。

「気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!」

 もう我慢の限界だった。

「自分の瞳の色と同じ色の宝石!?それも、こんなに大量に!見てよこの量!全て身に付けるアクセサリーだし!何なのその男は!」

 マリアが目を丸くしてつぶやく。

「こ、公女様。皇太子殿下からのご厚意を、気持ち悪いなどとおっしゃられては…不敬罪に問われかねません」

 私はキッとマリアを睨む。

「だってマリアさん!考えてみて!自分が全く好きでもない、見た目もブ…全く好みでない男性から、自分の瞳の色のプレゼントを大量に贈られたら、どんな気分よ。嬉しい?」

 マリアは真剣な顔で黙りこんだ。そして直ぐに顔を歪ませ、震えながら両手で自分の首を掴む。

「う、嬉しくないですわ」

「そーでしょ!好きでもない相手からの度を超した好意は、ロマンチックでもなんでもないのよ!しかも、拒否したのにどんどん送られてきたらどぉ?こんっな高価なものを!」

「…何だか恐ろしいですわ。というか、気持ち悪いですわ」

「そーでしょ!やっぱり気持ち悪いよね!」

 キャッキャ盛り上がる女達を、カーライル鄕は相変わらずの無表情で眺めている。

「とにかく、箱も開けなかった理由はそれではないかと思います。私は皇太子に好意を抱いてなかった。むしろ、嫌悪していたと考えるのが自然です」

「まさか。帝国中の噂ですわよ。その…公女様と皇太子殿下が…恋仲だと」

 マリアが残念そうな顔でつぶやく。

「私は、皇太子殿下が『一方的に』公女様に行為を寄せていると聞いたことがあります」

 カーライル卿が被せ気味に口を挟む。

 意外とゴシップが好きなのかな。

「どうやら私は、有名人だったのね」

「帝国一有名な女性です!」

 マリアが、何故か得意げに答える。

「そうなのね。マリアさん、申し訳ないんだけど、皇太子からの贈り物を、全て元通りにしてもらえますか」

「かしこまりました。でも、どうされるおつもりですか」

「返しに行くの」

「え!」

「今何と!?」

 カーライル卿とマリアが同時に叫んだ。

「全てお返しするの。皇太子からの好意と一緒にね。それに、どんな人物なのかこの目で確認してみないと」

 特殊詐欺防止対策と共に、現在警察が力を入れているのが、人身安全関連事案だ。その中でも特に注意を払わなければならないのが、男女間トラブルである。

 恋愛感情のもつれが原因で、相手への執着が増幅してしまう人が稀にいる。そういった人は、自己の欲求が満たされないことを、相手や相手の家族など、他者に原因があると信じ込み、復讐などと称して攻撃的になってしまうケースがある。

 それこそ、こちらの想像を遥かに超える、行動力と残虐性を犯人に与えてしまうのが、『恋愛感情』なのだ。

 皇太子は、容疑者の一人に充分なり得る。

  

 思わず考え込んでしまっていると、目を丸くして固まっている美男美女に気が付いた。

 ふうっと息を吐き、私はゆっくりと話しはじめる。

「カーライル卿、マリアさん。薄々勘づいてはいると思いますが、私は、私を殺そうとした犯人を、この手で捕まえようと思っています。今のところ、このお屋敷で信用できるのは、貴方方お二人と、ステファン先生だけです」

「私のことを、信用してくださるのですか」

 マリアは、泣き出しそうな顔で私にすがりつく。

「眠っている間、私のお世話をしてくれていたのはマリアさんだと聞きました。私を殺そうと思えば、この二日間いつでもできたはずです」

「そ、それはそうですが…私は、その…公女様のネックレスを…」

「その件に関して、私は貴方の処罰を望むつもりはありません。被害品が手元に返ってくれば、それで構いません」

「で、ですが…」

 私はニヤッと笑って、マリアのモノマネをする。

「薄気味悪い髪色。悪女が」

「ひっ」

 マリアはビクリと身体をこわばらせ、真っ青な顔を私に向けた。

「寝ている私に、こんな可愛らしい悪口を言って満足しているような子が、人を殺せるはずないしね」

 私がわざとらしくウィンクすると、マリアはその場で土下座する。

「ももももも申し訳ありません!」

「公女様になんてことを!私からも謝罪いたします。申し訳ありませんでした」

 カーライル卿が慌ててメイドを叱り、片膝をつく。

「あははは。カーライル鄕は本当に真面目ですね。そういうところ、嫌いじゃないですよ」

「えっ」

 カーライル卿の頬が、どことなく赤らんだ気がした。

「安心してください。少年補導は好きだったので」

「…?」

「マリアさん、処罰を望まない代わりに、お願いしたいことがあるのですが」

「はい。何なりとおっしゃってください」

 マリアは頭を下げたまま、即答した。

「今後しばらくの間、私の身の回りのお世話は、マリアさんの責任の下行ってもらえませんか。特に食事に関しては、慎重にお願いします」

 マリアは、勢いよく顔を上げると、溢れそうに潤んだ瞳をめいっぱい見開いた。そして静かに目を閉じ、スッと涙を一筋流した。

「本当に、私のような者を信用してくださっているのですね。ありがとうございます。誠心誠意、お世話をさせて頂きます」

 私は、心からの笑顔をマリアに贈った。

「公女様、どうか私のことはマリアとお呼びください。敬語もお辞めください」

「分かった。期待してるよ、マリア」

「はい」

 私とマリアは微笑み合う。

「カーライル卿、貴方は私が刺された時、この邸宅に居なかったと聞きました」

「はい。公女様が受傷されたのは、我が第三近衛騎士団が、紛争地域から帰還する道中でした」

「騎士団の方々のお力をお借りする場面が、今後出てくると思います。よって、機動隊長…いえ、騎士団長であるカーライル卿とは、可能な限り連絡を密にしたいと考えています。いかがでしょうか」

 カーライル卿は、敬礼をして答える。

「承知いたしました。近衛騎士団は、皇室の為に存在する騎士団です。皇族の血を引く公爵令嬢であられる公女様にお使えするのは、当然のことでございます」

 私はほっと胸をなでおろす。

「良かったです。何もわからない中、頼もしい味方ができた気分です」

「公女様…」

 マリアが瞳を震わせた。

 カーライル卿は、相変わらずの無表情だった。



 ひどく疲れた。

 宿舎に戻り、もはや身体の一部と化した相棒を腰から下ろしてマントを脱ぐと、重いブーツを履いたままベッドに倒れ込んだ。

 こんなに心を乱されたのは、戦場で初めて人を殺した時以来だ。

 圧倒的な力を見せつけ、恐怖で圧倒し支配する。

 他人を従わせる方法は、一つしか習ってきていない。

 集団を統制するには、個々の規範意識に委ねるだけでは、まとまりに欠ける。

 絶対的な力を持つ、統率者が必要だ。

 そんな統率者になるべく、この二年間、僕は自分の感情を殺し、誰よりも自分に厳しく毎日を生きてきた。アカデミーを卒業したての若造と舐められないように。

 仲間であっても、前に進めない者には足を切り落とすと、首を縦に振らない者には首を切り落とすと剣を突きつけ、力でねじ伏せてきた。

 皇帝のために命をかける。その目的で集まった団員同士、学生のような馴れ合いは必要ないと思っていた。

 だが…

 マリアの表情が頭に浮かぶ。

 あのメイド、口振りからして公女様の貴金属を盗み、それを咎められたのだろう。

 にも関わらず、公女と親しげに言葉を交わし、最終的に服従を誓った。

「あのメイドが公女を裏切ることはないだろう」

 二年間、戦地にいたからこそ分かる。二人の間には、確かに強い絆が存在していた。

 目を覚ましてから、たった半日であれだけの関係性を構築することが出来るなんて。

 公女の、コロコロ変わる表情を思い出す。

 自分が信じてきたやり方を否定されたような、絶対に叶わない相手を目の前にしたような、そんなモヤモヤが心に広がる。

 しかし同時に、自分も公女に認められたがっている事に気付いていた。

 それは、幼い頃に家族に抱いた感情に近い。

 胸の中に、ヒュッと隙間風が通るような、そんな感覚だった。 

 だが不思議と、あの時感じた絶望感はない。

 むしろ、公女が自分に向けた眼差しや言葉を思い出すと、自然と隙間が埋まっていった。 

 自分の心が、こんなにも様々な感情を同時に抱けるなんて、知らなかった。

 膨らんだり縮んだり。濡れたり乾いたり。

 もう限界だ。

 理由もわからず心臓を酷使されて、ひどく疲れた。

 頭を空っぽにしようと目を閉じても、浮かんでくるのは公女の白い素肌な訳で。

 また心臓が高鳴る。

「クソっ…俺は帝国の騎士だ…」



「おい!ジェレミー、大丈夫か」

 僕の部屋に、ノックもしないで入ってこれる団員は、一人しか居ない。

「ノア。勝手に入ってくるな」

 僕は、枕から顔すら上げずに答えた。

「みんなお前の様子がおかしいって噂してたぞ!何であんな悪女の、召使みたいなことしてんだ。訓練だってサボっ…」

「…」

「な、なんだよ。何でそんな怒ってるんだよ」

「怒ってない」

 顔すら見てないのに、何言ってんだ。

「嘘だ。他のやつなら気づかないかもしれないけど、アカデミー同期の俺には分かる。何か理由があったんだよな。悪かったよ、サボったとか言って」

「…」

「何だよ。違うのか?」

 訓練をサボったと思われたことに、僕は不快感を抱いているのだろうか。

 いや、違う。不快なのは…好意を抱いていない相手からの贈り物で…

「なあ」

「おう」 

 僕はのっそり顔を上げる。

「一方的な好意っていうのは、相手に伝えては駄目なのか」

「…」

「好意を抱いてしまうのは、仕方のないことだろ」

「…」

「…」

「…」

「…」

「一体、誰からの…」

「まだ喋んのかよ!」

 ノアが突然大きな声を出すので、口を閉じた。

 なぜ僕の話を遮ったのだろう。

「…」

「お前のその無表情から感情を読み取れるのは、俺だけだと自負してきた」

「…そうだろうな」

「でも、撤回させてくれ!」

「…」

「今お前が何を考えてるのか、全然わからん!」

「…だから、一体誰からの好意だったら…」

「それだよ!お前何言ってんだよ」

 ノアが怒るのはいつものことだが、こんなに戸惑っている姿は初めて見た。

 僕が唯一友と呼べる強い男。ノア・ウェールズ。

 白髪に近いシルバーブロンドに、赤みの強い茶色の瞳。

 恋人に贈るなら…ルビーだろうか。

 ふと、マリアの言葉が頭によぎる。

(公女様と皇太子殿下が…恋仲だと)

「…」

 急に面白くなくなった。

「お前、情緒大丈夫か?何があったんだ?」

「ノアは誰かにルビーを…」

「俺、もう怖えから下降りるわ。メシはちゃんと食えよ」

 パタン

 バタバタバタバタ

「…やっぱり、男でも怖いのか」

 再び枕に顔を埋め、公女の真っ直ぐな瞳を思い出す。

 明日は一体、どんな事をするんだろう。

 期待してしまう自分がいた。




「公女様、おはようございます」

「ステファン先生。おはようございます」

 公女はベッドの上で、私に満面の笑みを向ける。

 朝日を浴び、細く漆黒の髪がキラキラと輝いている。

「良い朝ですね」

「ええ、本当に」

 部屋には、紅茶と焼き立てのパンの匂いが漂っている。

 平和な朝だ。だからこそ、余計に生々しい。

 私は公女の包帯を解き、傷口に薬を塗る。

「痛みますか」

「いいえ、大丈夫です。いい香りで、お腹が空いてきました」

 何でも無いように答える。何て心の強い方なんだろう。

 カチャカチャと食器の音がする中、私は出来るだけ手早く作業を進めた。


「ありがとうございました。ステファン先生も、一緒に朝食をいかがですか?」

「ありがとうございます。せっかくですが、私は既に済ませてきました。代わりに、公女様の部屋の前で怖い顔をしている帝国の宝に、声をかけてはいかがですか」

「カーライル卿にですか」

「ええ。あんなに身だしなみを整え、石のように護衛に当たっているところを見ると、きっと朝食はまだのはずですから」

「ふふ。私も、カーライル卿が一体何時からあそこに立ってくださっていたのか、分からないのです」

「彼は真面目ですからね」

「本当ですね。素敵なことです」

 公女は、まるでカーライル卿の母親かのように微笑む。

「公女様。紅茶はどの様に召し上がりますか」

 マリアが食器台を押しながら公女に尋ねる。

「マリアに任せる」

「かしこまりました」

 どうやら、このマリアというメイドをそばに置くことにしたようだ。昨日のぎこちなさが嘘のように、メイドは公女に尽くしている。

「それでは私はこれで失礼します。公女様、あまり夜ふかしはなりませんよ」

 公女の肩がビクリと跳ねる。

「な、なぜ分かったのですか」

 私は得意げに微笑んで答える。

「目の下のクマと、ベッドの奥に山積みにされてる古新聞ですよ」

「あは。ステファン先生は、お医者様より探偵のほうが向いてるのでは」

「公女様には敵いません。どうかご無理なさらず」

「ありがとうございます」

 私は公女に挨拶をし、医療用のバッグを肩に掛け部屋を出た。

 そして、ドアの横に立つ無表情の男に声を掛ける。

「公女様が、カーライル卿と朝食を共にされたいようですよ」

「……冗談はやめてください」

「ははは」

 笑いながら、医務室に向けて歩き出す。

 2秒の間。

 私の推理が正しければ、カーライル鄕はまんざらでもない。

 ああ、本当に平和な朝だ。




「公女様。カーライル鄕をお呼びしますか」

 マリアが、ベッドの上にテーブルをセットしながら尋ねる。

「仕事中の騎士様を朝食に誘って、応じてくれる訳ないでしょ」

「うーん。まんざらでもないと思うんだけどな…」

「なんて?」

「いえ。そんなことより公女様。まさか昨晩ずっと新聞をお読みだったのですか」

「うん。マリアが選んで持ってきてくれた記事は、どれもとても参考になったわ」

「皇太子殿下と、公女様の記事は、一つ残らずストックしてありますから」

 マリアが得意気に答える。

 推しと推しの交際相手の情報収集に余念がないのは、どこのオタクでも同じなんだな。

「お陰で、私の置かれている状況が良くわかりました。私は、いい意味でも悪い意味でも、人々の娯楽だったのてすね」

「注目の的でした。それこそ、今回の事件も…」

 そう。今回の事件のことを、好き勝手に憶測する記事で、ここ数日の紙面は埋め尽くされている。

 しかし不思議と、皇太子との痴話喧嘩を唱える記事は一つもなかった。

「マリア。今から私が言う二人の記者を、この公爵邸に呼んでもらえるかな」

「記者をですか?もちろん公女様がお呼びとあらば、喜んで来るでしょう。でも、どうされるおつもりですか」

「広報するの」

「広報ですか」

 マリアが目を丸くする。

「マスコミとは、仲良くしないとね」




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