第6話 不幸な主従
盛綱主従は跡継ぎ問題で揉めて叔父に殺されるところだった。元の時代に戻っても未来は暗い。
しかしカズノリもずっとこのまま二人をかくまうわけにもいかない
デバイスに相談してもこれ以上立ち入った事をするのはコミュニケーションコードでエラーが出るので無理だと言う。
「仕方ない、ツヨシさんに相談するしかない」
カズノリはコンビニに行くふりをして家を出た。二人も一緒にカズノリの親に見つからないようそっと家を出た。
さて、ツヨシさんの家に行くと咲耶がいた。カズノリが驚いて訳を聞くとふと腕輪デバイスをつけたらカズノリ達の会話が聞こえたと言う。
ツヨシさんは急にみんなに来られて戸惑っていた。
カズノリはカバンに残りの腕輪デバイスを入れて持って来ていた。ツヨシさんもデバイスをつけてみた。ツヨシさんが何かにやにやし始めた
「このデバイス、わたしが開発したタイムワープ技術もつかわれてるようだ、私の名前がつけられてる。ツヨシタイムテクノロジー、
TTTだって!」
「へー、ツヨシさんすごい!未来の大科学者だよ」
「うん、俺は最先端の大学の名誉教授になって好きなだけ研究出来る未来が待ってるらしい」
「ツヨシさん良かったね!」
「ああ、俺も気楽そうに見えていろいろ苦労してるからね。それはそうとその鎌倉時代の人達はどうしようね」
咲耶が言った
「別の時代に行って、武士として成功して取り立ててもらったらいいんじゃない」
「そんなうまく行くでしょうか?」と盛綱が言った
ツヨシさんが言った
「とりあえず関ヶ原の戦いでも出て見たら?人手も足らないから浪人でもすぐ雇ってくれるかもよ、しかしこの腕輪つけてたら痒くなってきたな、俺金属アレルギーなんだよ」
ツヨシさんが腕輪を外してカズノリに返した。
その後また回りの風景が歪み始めた、
「あれ、タイムワープが勝手に始まったよ!どうしよう!ツヨシさんが適当に行った事が実行されちゃったよー」
気がつくと盛綱主従とカズノリと咲耶達は関ヶ原の合戦間近の1600年の江戸の町にいたのであった!!
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