第2話 ほんとに来ちゃったよ、弥生時代
カズノリは家に帰りルーレットアプリをいじってみた
「ふーん、なんか素人ぽいデザインだな。まあ、まだ完成して無いって言ってたし、そうだな弥生時代でも行ってみるかー」
カズノリはアプリに500年と打ち込んだ、すると周りの風景が渦を巻いて暗くなり明るくなると、草葺の家の中にいた。
「えー!これって弥生式住居?ほんとに来ちゃったよ」
外に出ると、その時代の服を着た人ばかりでカズノリは怪しく見られたかようで、じろじろと見られた。そのうちいかつい大男が槍を手に持って出てきた!
「やべ!逃げるか!」
カズノリは慌ててスマホを取り出してアプリの戻るボタンを押した。周りの風景がまた渦を巻いて消えていき、元の自分の部屋に戻っていた。
「これほんとだよ、ツヨシさん天才だな。つーかなんかこれいろいろ悪用出来そうだな。
SFだと時間警察とか来て取締られるんだよな、とりあえずこれ、明日咲耶ちゃんに見せて自慢してやろうかな。あの子歴史好きだったし、俺の事好きになるかもな、ヒヒヒ」
咲耶とはカズノリと中学と高校と同級生の微妙な関係の美少女である。
「ふ、ふ、明日が楽しみだ」
カズノリが考える悪用はこの程度だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます