1600 いい国つくろう 関ヶ原ルーレット

しーもあ

第1話  変なおじさん

高恋生のカズノリは朝起きるとスマホを眺めて今日の予定をたしかめた、


「また、今日も塾いくのか、めんどくせーなー、今日はサボってまたおじさんのとこ行くかー」


おじさんとはカズノリの近所に住む変人で

カズノリが小さい頃からの仲良しだった。


おじさんのアパートに行くと何やら真剣な様子でパソコンに向かっていた。おじさんは昔から発明好きで、今はアプリを作るのを仕事にしていた。


「何してるの?」


「うん、今歴史ルーレットアプリというのを作ってるんだ。画面に行きたい時代を入れるとその時代の映像が映し出されるんだ」


「そんな事本当にできるの?」


カズノリはこのおじさんもとうとう頭がおかしくなったかと心配になったが、おじさんはごく普通の様子で話している。


おじさんがニヤリと笑った。


「論より証拠、アプリをお前のスマホにインストールしてやるから、試してみろ!ただし今このアプリは完全には出来上がってないから場所を変えての使用は出来ない年代をさかのぼって見られるだけだ例えば年代を1700と

入れたら江戸時代のこの町の風景が見えるという事だ」

 

カズノリは半信半疑ながらもアプリを入れてもらい自分の家に帰った

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