第4話高校受験
中学生の時に進路に迷った。頭の良いK高校か?普通の進学校のО高校か?
担任が言う。
「K高校も良いが、K高校でギリギリの成績より、О高校でトップを走ったらどうだ?」
と。
「僕は、K高校が良いです」
と、やり取りした。しかし、考えが変わる。
О高校にしたら、ばあちゃんちが近いのだ。
朝の5時から魚釣りして、6時半にばあちゃんちを出れば高校に間に合う。
そして、急きょ、K高校からО高校にくら替えしたのだ。
ばあちゃんは喜んだ。
前日、ばあちゃんちに泊まり、朝、イダ(ウグイ)を釣り、高校に向った。
高校が落ち着くと、僕んちは貧乏だから、自分が使う金は自分で稼ぐとコンビニバイトを始めた。
高校2年生辺りから、ばあちゃんちに行かなくなった。
茶髪だったからだ。
母がばあちゃんがアンタが不良になったと思うかも知れないから、ばあちゃんちには行かないで!と、言ったからだ。
だが、夏休みはばあちゃんち泊まった。
「びんたん毛が、ライオンのごつある」
と、言っていたが勉強は真面目にしていた。
ばあちゃんちの農家の手伝いもした。
そして、高校を卒業して東京に向うのだが、それはまた別の話し。
大学受験まで、話しは飛ぶ。
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