第5話


「すみません。冒険者登録をしたいんですけど。」


「ひっ! …は、はい!」


 え? 怯えられてる?

 あ、首から血を出したままだった。


 ズズズズズッ


「え、えぇぇぇぇえ?」


「何ですか。ただの回復魔法ですよ?」


「いや、すみません。あまりに魔法がお上手なものでしたから。」


「あ、ありがとうございます・・・。」


 褒められてしまった。うれしいな。


「それで、登録が・・・」


「あ、そうでした。冒険者登録ですね。」


 そういうと、受付の女性は説明してくれた。


「まず、冒険者の義務と利用可能なサービスについて説明します。」


 冒険者協会は、非常にわかりやすいシステムでできている。

 冒険者と依頼主が依頼をするために中継する場所だ。


 互いに必要なものを協会を通すことで進めている。

 その小さな手数料が協会運営における大切な資金である。


 つまり、協会とは中継してくれる仕事斡旋所というような感じだ。


 一つだけ、大切なことがある。

 ここに登録すると、有事の際に兵力として強制招集されることだ。


 この招集は、一年に一回、一ヶ月以内の期間で、危険な仕事を任せられるものだ。


 これが、一つだけのネック。


 別に断ることもできる。しかし、その分依頼の信用度を下げられる。最悪の場合は、協会から追放されることもあるのだ。


 まぁ、大きな問題ではない。

 有事のことなど発生しないから有事なのだ。


「わかりました。登録お願いします。」


「ほ、本当に大丈夫ですか? 有事の際の招集とか…」


「はい。大丈夫です。」


「…わかりました。」


 こうして、私は冒険者になった。


「えっと、依頼ってどうやって受けますかね?」


「あちらの依頼板から、受けられる依頼を持ってきてください。常設依頼と書かれたものは持ってこないでくださいね。まずは星の数が少ないものから受けてくださいね。」


「わかりました。」


 というわけで、早速依頼を受けてみよう!



 次の公開も欲張って50PVにします!

 \\\٩(๑`^´๑)۶////

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る