化学分析って結構時間がかかるものが多いです。試料が多いと、単純作業の繰り返しになるのですが、そんなとき、頭の中で無関係なことをぼうっと考えてしまうのが人間というもの。それを待ち構えていたかのようにひたひたと忍び寄り、ミスを引き起こしてくれる悪役令嬢ポカ。ポカ嬢はことに夏がお好き。ラボの窓の外の入道雲を見ながら「海に行きてえ」なんて心の中で叫んだ日には、間違いなくポカ嬢がやってきます。
夏の暑さに辟易し、避暑としゃれこむも、旅先で何かを見るたびに頭の中で仕事とリンクしてしまうのは、職業病ですね。わかります。
どこからともなくやって来る悪役令嬢ポカ。彼女をがむしゃらに排除しようと躍起になるより、「絶対来るものであり、来た時に落ち着いて対処すれば振り回されずに裁くことができる」これを肝に銘じて作業するほうが建設的ですね。