第2話 コーヒーショップ フェルーナ
高校から帰ってきてすぐ着替えをして、最近僕のお気に入りの近所にあるコーヒーショップ「フェルーナ」に僕は向かった。
このコーヒーショップは僕の家からチャリで数分、程よい距離だからこそ見つけられたんだと思うけど、そもそもいままでコーヒーショップなんてあんまり興味なかった、友達と行くコーヒーショップといえば、全国展開してるチェーン店のス〇ー〇ッ〇スやド〇ールばかりだし、コーヒーショップに行っても注文するのはカフェオレとかカフェモカでストレートのコーヒーを注文することなんて数えるほどしかないし、ブルーマウンテンとかキリマンジャロなんて1ミリも興味ない! そんな特にコーヒーに拘りのかけらもなかった僕だったんだけど、このフェルーナには初めて見た時からなんか惹かれるモノを感じていた。
自分でも意味の分からない興味というか惹かれる・・そんな不思議な感覚を覚えてからの僕の行動は素早かった、翌日には偵察がてらフェルーナの客になっていた。
このコーヒーショップフェルーナはクルマを置くスペースが無いから、おのずと客層は近くに住んでる人がメインになる感じ、だから店の規模もコーヒーショップとしては標準的で30脚ほどの店となっている、まぁこのくらいのほうが店側としては隅々まで目が届いてハンドリングしやすいんだろう。
メニューのほうもコーヒー系のドリンクとサンドウィッチやパスタなどの軽食がメイン、それ以上しっかり飲食したい人はファミレスに行ってねってことだろう。
そしてそこで働く店員が更に僕をひきつけた理由だった、全員が女性、しかもメチャ若くってキレイ&カワイイ! まぁユニフォームがカワイイってこともあるかもだけど、とにかくカワイイ!! これは健康な男子の僕をひきつけるには十分過ぎる破壊力だったのだ!
そんなフェルーナに行くために僕はチャリ漕ぐ、しかし、そのままチャリをフェルーナまで漕いでは行かない、近くの市営チャリ置き場にチャリは留め置いて徒歩で店に向かうのが僕のスタイル、その理由はチャリの乗って行くとどうしてもガキっぽく見られてしまう危険があるからだ。
だったらグラサン掛けてみたりヒゲでも生やしたらどうかという意見もあろうが、そこはまだ高校生なので、グラサンもヒゲもイマイチ似合わない・・だから外見は普通の10代の男子っぽい姿でいくけど、チャリだけは見せないようにしてるってわけ。
そんな感じで今日も僕はチャリをチャリ置き場に隠して?フェルーナに向かう・・・
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