余談――アネコムシは招き猫になり得るか
実は、誰が考えたのか近隣の道の駅で、アネコムシのグッズが販売されています。
「アネコムシ」の文字の下にゆるい絵で描かれた、アネコムシ缶バッジのガチャガチャとステッカーを見かけたときは、思わず引きつった笑みが出ました。
複数色のバリエーションのあるアネコムシだけのガチャガチャ、観光客以外に回す人は居るんでしょうか。
初めて見たときは「もしかしたら、次来たときにはないかもしれない」と限定ものに惹かれつつも回す勇気はありませんでした。
ところが翌年の夏。再度訪れてみると、方言やその土地の来訪神がゆるいイラストで描かれた缶バッジが混ざっているものの、例のガチャガチャは残っていました。
人気が出て数が減ったから、他のを混ぜたのか。それとも、全然回されないから混ぜたのか。失礼ながら後者のような気がしますが、アネコムシがハズレ枠になってしまったとしたら少し残念に思います。
同情半分、方言缶バッジ目当て半分で回した私は、数ある缶バッジの中から見事、茶色のアネコムシ缶バッジを引き当てました。同情はしたものの、思わず手が震えました。
もし見かけましたら、是非回してみてください。
同じ色のアネコムシ缶バッジを引いたら、私とお揃いです。
是非ご報告ください。お待ちしております。
【少しゾッとする話】アネコムシ 高遠 ちどり @CT_0625
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます