第2章〜第3章 幕間

幕間



走って、走って、走った。


オイルが垂れても駆け抜け、鉄屑を踏み、人の山を登った。


赤錆た臭い、ドス黒い雨、なんの液体か分からない水溜まりを突き進む。


「.........」


目が覚める。


酷い夢を見た、思い出して作ってるから、古い悪夢を見たのだろう。


「......はぁ」


カーテンを開き、日光を浴びる。


大丈夫、大丈夫。気持ちを入れ替える為に外を眺めれば良い。


ほら何時いつにも増して、こんなにも人類は美しいケガらわしい

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