ハッピーエンドの定義
ところで人生は苦痛かい
聞かれれば
そうだねとても
けれどほんのひととき
それは断片的に
あるいは
小さな点のように
素敵な瞬きがあるから
好きなんだ 不思議でしょう
もう死んでやる
ってくらい最低の日と
もう死んでもいい
ってくらい最高の日
大半その狭間を行ったり来たり彷徨う
人生ってのはそんなくだらない物語
僕はその途中にいて
「ハッピーエンド」を求めてる
だけどわからなくて
絡まったり挟まったり
上手く身動きがとれなくなっても
今日もひたすら真剣に
ハッピーエンドの定義を考えてる
星を愛する彼女は寝過ごして
100年に一度の流星を見逃した
けれどその夜の夢の中で
待ち焦がれたあの人に会えたなら
それがトゥルーエンドだって
きっと悪くはない
美学は要らないよ
どうせ全ては青い箱庭の中
誰にも認められなくとも
後味悪くて最低評価でも
自分にしかわからない
ハッピーエンドもあるんだって
神様もどきが言ってた通りさ
僕もただ僕の為の
ささやかなハッピーエンドで構わない
いつか見つけて迎えられるように
今日も明日もずっと考え続けよう
僕にとっての
ハッピーエンドの定義を
ハッピーエンドの定義 星るるめ @meru0369ymyr
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