第17話 ラッキーズケベ発動!?

現在、息を吹き返した青年を抱えて家に向かってる最中。


家までの距離は、200メートルくらいだが。


川に飛び込んで、青年を岸まで抱えて泳いで、心肺蘇生法までして、既に体力は限界に来ている。


ソニアの隠密さん達が用意してくれたタオルを少年に巻き付けて、身体の冷えでの体力消耗は押さえているが。


こんなの物を用意するなら、俺の代わりに運んで行ってくれってのっ!


いつの間にか、隠密さん達の姿は見えなくなってるしねっ! ちくしょう!



必死の思いで、青年を家の中に運び込む。


玄関を入って直ぐにルカさんの姿が見えた。


「客室に、お連れください。着替えさせますので。 イクルさんも、部屋で着替えを。」


ルカさんの言葉に従って、青年を客室に連れて行きベットの上に寝かす。


すかさずルカさんが、青年の衣服を全て脱がし青年を素っ裸にする。


おおぅ・・・。立派な物を お持ちで・・・。


そして、ソニア。 手で顔を隠しているが、指の間から覗いているのがバレバレだぞ。


ルカさんは、さすがと言うべきか、動揺する事も無くタオルで青年の身体を拭いて乾いた下着と服を着せてゆく。


「俺も着替えてくる。」


「み、み、みんなに、連絡を入れるきゃら!」


噛んだ。 思わず、俺とルカさんの視線がソニアに向く。


ソニア動揺しすぎ。


両方の意味で恥ずかしかったのか、顔も耳も真っ赤にしながら部屋から出ていくソニア。




 * * * * * *




部屋で、濡れた服を脱いで新しい服に着替えようとしてた。


服は、この星の人たちと同じく、麻のシャツに綿のズボン。


濡れた服と下着を、全部脱いでかごの中に居れた時だった。


ドアをノックする音が聞こえた。


「入るわよ?」


「ちょ・・・」


っと待って、と言いかけた所で。


「はっくしょい!」


くしゃみが出る。


当然、まってくれと言うタイミングが、一瞬遅れるので。


ガチャ、っとドアを開けてセリアがドアを開ける。


俺。真っ裸で、パンツを持ったままドアの正面を向いている。


セリア。 ドアを開けた瞬間に、俺を見て動きを止める。


セリアの視線が、俺のナニを見て大きく目を見開いたままナニを凝視。顔は真っ赤っか。


俺のナニは元気にならずに、ちゃんと下を向いて垂れ下がっている。


これで、元気に上を向いて居たら、目も当てられないけど・・・。


セリアは、目を見開いてみてるけどな


「・・・・・。」


「・・・・・。」


流れる沈黙。


セリアの口が、声も出さずにモゴモゴ動いているが。


取り合えず、パンツを履く。


ゴムの代わりの、腰紐を軽く結ぶ。


そのまま、シャツを着てズボンを履く。


靴下を履いて靴も履く。


その間、セリアは沈黙を保ったままで着替えを見てた。


「先に行ってるぞ。」


ドアノブを持ったままで固まったまま動かないセリアに言って、何事もなかったように自分の部屋を出てリビングに向かう。


対応、間違えてないよね? 俺?



 * * * Side:セリア * * *



イクルを呼びに行って、ドアをノックして入ると言ったら。


返事の代わりに、くしゃみが聞こえたので、気にせずドアを開けて入ろうとしたら。


何と! 着替え中だった!


イクルはドアの方。 つまりは私の方に向いて着替えていたので。


それは、もう。 モロに見えてしまっている!


見ちゃったっ!


そして、大きい!?


思わず、声を上げるのも忘れて、イクルのアレを凝視してしまう!


えっ!初めて見たのじゃないかって?


初めて見たわよっ!


記憶は朧気おぼろげだけど、お父さん以外の男性のアレなんてっ!


最後に見たのは、8歳くらいの幼少の頃だからねっ!


えっ!なに? 男性の人のアレって、普段からあんなに大きいのっ!?


もう、マジマジと見てしまう!


そして、イクルは。 私の前で、そのまま何事もなかったように着替えを終えて。


「先に行ってるぞ。」


と言い残して、下に降りて行った。


私は、我に返って、アレを見た衝撃で、その場にヘナヘナと座り込んでしまった。


元気になったら、どれだけ大きくなるの?


とか、訳の分からない事を考えながら。

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