転生したのでダークヒーローを目指そう思うが、ワシにコマンドバトルは難しい ～物語には干渉しないって決めたのになぜか邪神を復活させようとする組織に目をつけられて‥え、ワシ主人公じゃないよ～

第10話 の邪神復活

「やつはどこ行った？早く探せ！」

「それがここを曲がったのは見えたのですが、、」

ワシ何かやっちゃいました？

そう、ワシは調子に乗って学園のトーナメント大会で優勝してしまった。

多分そこで目を付けられてしまったのだと思う。

なんたってワシはダークヒーローだからな。

しかしきつい。

何がきついかって？

ワシ、大会の後のパーティーで食べ過ぎてしまってお腹の調子が悪い。

はっきり言って出そう。

しかし、見つかるわけにはいかない。

見つかったら何されるか。。

あいつらの目はやばい。

ジョンの時を思い出す。

ガサっ

「音がしたぞ！こっちだ、」

ガサッ

「まただ！こっちのほうだ」

「見つけたぞ！動くな。そのまま後ろを向いたまま両手を挙げろ」

やばい。

マジ漏れそう。

なんか見つかったし。

でもダークヒーローとして醜態を晒すわけにはいかない。

ダークヒーローはどんな時もカッコいいのだ。

そう漏れそうな時も。

「フフフッ」

意味深な笑いをしておく。

この時コマンはお腹痛すぎて、なにが原因で追いかけられているか忘れていた。

「なぜ笑っている？」

「フフフッ　アーハッハッ」

「なんだこいつは！その動きをやめろ！動くな！」

いや、無理です。

けつに力いれないと出るって。

「フフフッ　もう無理っ」ぶぅーー

「なんだ！！こっ。この音と、匂いはま、まさか！」

だめだ。

だめだ。

言わないで。

ワシ、ダークヒーローなの。

オナラってバレたら、恥ずかしくてもうダークヒーロー続けられない。

止めてぇー。

取り敢えず意味深に笑っておこう。

「フッフッフ　アーハッハ」

「オナラって訳では無さそうだな。ということはやはりッ」

はっ、まさかッ

ヤバい。

ちょっと漏れていることがバレているというのか？

「ガスか！」

耐えた。

マジ耐えた～

ワシ転生してからはじめてのピンチだった。

「おい！ガスが撒かれたぞ！逃げろ！！」

はやく、トイレいかないと‥

こうしてワシは色々と耐えたのであった。

トイレ、トイレ

「ふースッキリ」ダンッ

バタッ

ここは？

何か頭が痛い。

暗くて何も見えない。

どうしたものか。

「はい、こちらにしっかりと捕らえています。」

「あの御方の復活の儀式の準備は出来ているか？」

「はい、こいつで最後です。」

「じゃあ始めろ」

突然光がついた。

周りにはワシのようなハーフの子供が、檻の中にいる。

寝っているようだ。

喋っている男たちの姿も見える。

どっかで見たことあるな。

まあいっか。

それよりうーんどうしようか。

体は鎖に繋がれてるし。

様子見だな。

「うんだばうんだばうんだばうんだばうんだば‥」

ダサいな。

【わたしを呼んだのはだれじゃ？】

うぉー邪神だ。

すげー。

でもちょっとかわいい声してるな。

てか、ワシもしかして、邪神の生け贄なのか？

これはヤバいな。

このままいくと邪神の生け贄になってしまうぽい。

ワシは最悪いいとして、この子たちはまだ前途ある若者たちだ。

何とか助け出したい。

でも、ワシ鎖で繋がれてるし動けない。

誰か助けにきてくれないかな。

「コマン！助けに来たわよ。」

「コマン様！！やはり邪神教のアジトはここだったのですね。さすがはコマン様です。」

おー

さすが主人公だ。

ロゼッタ•ミズーリが助けに来てくれた。

でも、何でエリーちゃんもいるんだろう。

それになんかいってるがワシには聞こえない。

「お前の仲間か！最近こそこそ嗅ぎまわっているやつがいると報告を受けていたがお前たちか！まあいい、2人とも捕まえろ。」

「きゃーーーーー」

え、なにやってんの？

なんか2人とも当たり前のように捕まったんだけど。

「残念だったな。はやく続けろ。」

「うんだばうんだばうんだばうんだばうんだば」

【こいつらが生け贄かなかなかいいのじゃ。お、コイツはなかなかいい依り代になるのじゃ】

え、待ってワシ、狙われてる。

復活しちゃう～

どうしよう

【ウォーーーーーー】

ヤバい。

体の中に何か入ってくる感覚だ。

「ぐ、ぐあァーーーーーー」

【抵抗するな！】

「うわぁぁーー」

「コマン様ー」

【よし、これでこの体はわたしのモノなのじゃ】

「そ、そんな。まさか！コマン！あなたがいないと」

「しっかりして、くださいコマン様ー！」

ガクンッ

【残念だったな小娘たち、こいつの精神はもう、ワシが支配したのじゃ。ん、。ワシが、ごほん、ワシが支配‥】

「あのー‥‥出来てないですね。」

【なんでなのじゃ？】

なんで？ワシ支配されてないの？

邪神出ていけ！

【ふざけるな。わたしが出ていきたいのじゃ。こんなの想定と違うのじゃ。】

ん、待てよ。

邪神その身に宿すってとっても、ダークヒーローじゃね。

じゃあいっか。

【だめじゃーーーー】

一旦ここで一区切りです。

ちょっとしたらまた再開します。

良ければ、こちらもご覧ください。

悪役転生　～転生したら悪役になっていたので悪役にならないように努力する～

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