第9話 学園生活始動

ワシは今下校中である。

とは言っても寮に帰るだけなのですぐ着く。

さて、ワシの部屋に行こうと思うがその前に、、

鏡をみてヘアースタイルを整える。

なぜなら今日が寮の解禁日なのだ。

詳しいことはわからいが、最近何か問題があったらしい。

なので、ワシは今日これから学園生活を送る上で、運命の相手とも呼ぶべき相手に初めて会うのだ。

第一印象は大事なのである。

ただし、ワシはダークヒーローそんなにカッコ良くなりすぎても良くない。

寝癖をつけておこう。

よし、これで完璧だ。

どこからどう見てもモブ。


よし、

このドアを開ければ。。


おいしょっと。


ん、、

どうやら幻覚が見えたみたい。

最近なんか色々あって疲れてたからな。


パタン


もう1回

おいしょ


パタン


おいしょ

パタン


「おい、何してんだ?てゆうか、お前と一緒なんて嬉しいなぁ」


なんでお前がいるんだぁーーー



てことで何故か

アラン•ノーゼンと一緒の部屋になってしまった。

先輩はどこ行ったの?

君たち同じ部屋で仲を深めていくんじゃないの?


おかしくない!?


生徒会長である主人公の補佐をする副会長であり、主人公と寮でおなじ部屋のモブなんていなくね??



ワシもう、全然モブじゃないじゃん。

タイトル変更しようかな。


転生したモブ、モブの枠を越えていた件。







「明日からトーナメント大会なので、明日までにしっかりペアを組むように」


そうこの学校には、1年に1回、1年から5年までの全学年が出場するトーナメントの大会があるのだ。

しかも、1対1ではなくペアを組んで出場するのだ。

何でも適応力が試されるらしい。

意味がわからないが。。

当然だが、ワシはそんなことすっかり忘れていた。

いつも通りだ。

大体の人は前々から組む相手を決めているわけで、前日に決めていないものなど限られる。

なので、ワシは当然のように余っているアラン•ノーゼンと組むことになった。


「おれ、弱いからよろしく」







ザワザワ ガヤガヤ


「勝者ロゼッタ•ミズーリたち!」


「流石、前大会の覇者ですね。圧倒的です。同じA1グループには敵なしと言ったところでしょうか」



大会がはじまった。

ロゼッタ•ミズーリたちって、もう1人の名前は?

実況はヤバくねと思ったが、気にしない。

ロゼッタ•ミズーリはA1グループなのでもし当たるとするなら決勝だ。

流石、歴史がある学園だ。

大会の熱狂具合はスゴいものがあるし、有名な騎士団などがスカウトに来ている。


ワシ達の試合まであとちょっとだ。

相手は2年生だ。


「始めッ」


「始まりました。なお、H6グループの第1試合コマン•ドー、アラン•ノーゼンチーム対チャイ•ロン、おーっとコマン•ドーの強烈な一撃これはすごい。ここで試合終了です。」


勝ちました。

相手チーム紹介中に倒しちゃいました。

いや、だって相手の顔がニチャアって感じだったんだもん。

てか、相手弱くない??

というかなんかワシコマンド分かんなくても戦えるから最強じゃね?



それからも順調に勝ち進んでいき、ワシたちは遂に決勝まで来た。

相手は予想通りロゼッタ•ミズーリたちだ。


「よーし、決勝だ。俺たちの力見せてやろうぜ」


いや、お前ワシが戦ってるとこ見てただけじゃん。


「やはり、最後は貴方たちだったわね。行くわよ


「右左上‥」


「とー」


「まさかその技は‥」バタッ


「勝者コマン•ドーたち!コマン•ドー、アラン•ノーゼンチームが優勝です」



勝ちました。

そういえば、戦うのが楽しすぎてモブとかダークヒーローとか忘れて優勝しちゃったけど大丈夫か?



これでいいのかワシの転生物語。。









「‥‥」

「ッやはり、やつが‥‥」










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