第9話 先生のおとりよせ


 ・「先生のおとりよせ」  (2022年)


 官能小説家の榎村(演:向井理)は、雑誌で漫画家とのコラボ企画を持ちかけられる。


 作画担当が美少女漫画家と聞いて喜びを隠しきれないが、描くのは美少女キャラであっても描いているのは大柄でヒゲのおっさん・中田(演:北村有起哉)だった。


 期待値が高すぎた榎村と、榎村のファンだったが実際に会って口の悪さにショックを受ける中村。

 二人は初対面から仲違いする。


 だが、部屋に籠ってばかりの二人の共通の趣味が、地方の「おとりよせグルメ」だと判明。

 お近づきの印に、と用意していたお互いの「おとりよせグルメ」が美味しかったことから、相手の「見る目」を評価せざるを得なくなる。


 更には、企画を担当する女性編集長・今日子(演:橋本マナミ)が、二人にとってタイプの女性であり、掌を返して「この仕事、やります!」と意気投合。

 コラボ作品を進めながらも、二人は互いに用意した「おとりよせグルメ」を相手とシェアして味わうのだった。


 地方の「おとりよせグルメ」に特化したグルメドラマ。

「おとりよせ」であればいいので、缶詰も、お菓子も、食材も、なんでもアリ。


 原作はコミックおよび小説。


 登場する「おとりよせ」商品は、作者たちが実際に美味しかったものをチョイスしているのだとか。


 岩手の「もりおか温めん」の回が個人的に好きかも。


 配達員をメインとしたスピンオフドラマもある。

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