異世界ラビリンス〜派遣社員は冒険者になっちゃいました〜
@daikai0311
第1話
片手剣を横一閃で斬りつける。
本来ならここで、スキル名でも叫ぶべきなんだろうか?「スラッシュ!」と…だが叫ばずとも本来なら何度か斬りつけなければ倒せないスライムが一撃でバラバラになり、魔石とスライムゼリーをドロップした。ドロップした魔石とスライムゼリーを収納袋に入れ、次のモンスターを探す。「あと30匹…」
今日のクエストは【スライムゼリー50個納品】を受注している。
ランクFでレベル2の僕にはこれ位がちょうどよいし、報酬は10000エレンだから、宿代と飯代を、賄えるからとりあえず1日は、のりきれる。
宿代は朝と夜のご飯がついて8000エレン。
昼ご飯は屋台で1000エレンで済む。
残りの1000エレンは貯金だ。
「早く、レベル上がらんかな」
スライムは経験値が少ないのか中々レベルは上がらない。だが、これまでモンスターと戦ったことなどあるわけないので、最弱のスライムで経験を積むしかない。
だって、異世界から転移してきたんだから…
「ほんとに異世界で冒険者をやるとはなあ」
そうぼやきながら、スライムを狩り続け、最後のスライムゼリーを収納袋に入れた。
とりあえず帰ろう。
ラビリンスから出ると太陽は空高く頭上にあり、
ジリジリと僕を照りつける。
早く昼ご飯を食べに行こう。
ラビリンスから、僕が住んでいる街までは徒歩で30分ほどの近場にある。お腹が空いたので、急いで街に戻ったのだ。
異世界ラビリンス〜派遣社員は冒険者になっちゃいました〜 @daikai0311
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