第11話 ミケコの戸惑い
(カラン、カラン♪ ありがとうございました)
ミケコは……。
「ん?」
なに、
「これって、バラ? って、やつだよね」
そうだね。
「
つぼみが? まだ
「うーん……。なんつーの? それがいいっていうか、これから咲いてくるんだろうなあ、どんな
そっか。ミケコにもそんな
「なあによ?
ミケコは、ミケコじゃないの?
「なにそれ。つまんない
え?!
「
「ん……」
フッ。
「なぁによ、人が
(くしゃくしゃ)
「うにゃ!
それが
「ふえ?」
「
むしろ
「私がたぁ坊を嫌うわけないじゃん! 謝る必要もないし」
ありがと。それにね、やっぱりミケコはミケコですよ。猫とか人とかではなく。
「どういう
そのままです。猫でも、人でも、ミケコはミケコであればいいんです。
「ううぅ。そうやってすぐ私を
「なぁんか、いってることがちぐはぐ」
そうですか?
「ま、たぁ坊も、たぁ坊だしね!」
そういうことです。(頭なでなで)
「ふにゃあ! もう!
ミケコがおとなしいと調子が
「へんたい?」
「キャハハハ!」
まったく。でも、もう
「え? あ、う、うん……。ありがと」
どういたしまして。
「さっきもね」
ナンパから
「そ。
もしかして、それが
「そうよ、悪い?!」
「だってぇ、
「う、うるさい! たぁ坊みたいに、猫でも人でも、私を
はいはい。ツンデレさん。
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