第7話 攻めはすれど攻められると弱い(名呼び編)
「ごちそうさま!」
はい、お
「
それは
「ワンアップ!」
ビックリした! いきなりなんですか?
「あなたのミケコちゃんへの
はいはい。もっと上げて
「えー!
……ごろごろしてたらパンツ
「パンバカパーン! お
ゲームのやり
「オカンか! いや、オトンか!」
はしたないですってば。
「ただ
わざとらしくため
「でもさぁ?」
はい?
「
「はいはい、
まったくもう……。
「ウフフ。でぇも、
なんですか? ニヤニヤしながらにじり
「人のことを覚えなきゃ、人と
うわ! 猫みたいに
「なあんで? 人の姿のときは
「もふもふのお腹、撫でると
君はまったく、もう……。
「それ!」
はい? そろそろ
「うれしいくせにぃ。って、ちがぁう!」
なんのことです? 君はほんと、
「だからぁ、それ! 君ってなに?! 私にはおばあちゃんからもらったミケコって
それはそうですが、名前呼びって、なんか、ねえ?
「なんかって?」
「
き、
「あ、それは、ゴメン……。でもさ、だったらなおさら女の子に
ま、まあ……。
「はい。じゃあ、さんはい」
ミ、ミケコ、さん?
「さんはいらなぁい」
「ここは
そんなムチャな。
「もう! ほらっ! ウダウダいわず、ミケコって
甘くは……。
「はい、ミ・ケ・コ❤」
ミ、ミケコ?
「んん! やっと呼んでくれた!」
だあ! 離しなさい! 君はまったくもう!
「ああ、またキミっつったぁ! 私は
ミケコ。
「
はいはい、もういいでしょ。そろそろ離れてください。
「片付けなんて
「えー!
「もう!
そういえば……。
「なぁに?」
「えー……。あなただって、ほんとは
それ。名前呼びをいうならミケコも僕を呼んでください。知ってますよね? 僕の名前。
「そ、それは……」
はい、どうぞ!
「も、もう! 名前で呼び
ごまかさない。照れない。君がそうなら、僕もミケコとは呼びません。
「もう、
だいたい
「そ、そういうことは分かっててもいうな! ドーテー!!」
じゃあ、はい。僕の名は? って、これも照れますね。
「なら、また今度ってことで」
「きゃん。
ご・ま・か・さ・な・い。
「う……。も、もう……。じゃあ……」
はい。
「た」
た?
「た、た、たぁ……」
ほら、一気に。
「たぁ
なんですか、それ! おばあちゃんが僕を
「うっさい! うっさい! たぁ坊はたぁ坊でじゅうぶんだ! いつまでもたぁ坊だ!!」
ずるいですよ!
「こ、これ
▼▼▼
あ、こら!
まだまだ
でもまあ、こうやってじゃれ合うのも悪くないですね。
なんだか
ミケコが……、猫がいる
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