第5話 彼のトラウマ
「ねえぇ」
なんですか?
「
いきなりなんですか、もう!
「
ありがとうございます。でも、これは
「そういうこといってるから、
そんな
「ん? ああ、おばあちゃんってさあ、
「だからさ、
「そうよう。猫ってね、
「化け猫ちゃうわっ! ねこまただっつーの!」
「わけあるか! って、話がずれすぎ!」
なんの話でしたっけ?
「仕事を辞めなさいって!」
ですから、そんな簡単にはいきません!
「だったらぁ、さっさとそれ
……いわなきゃダメですか?
「いやなことだったら
どのみち話さないといけないじゃないですか! それじゃあ!!
「いいから、いいから♪ 私とあなたの
どういう仲ですか?
「
しません。ていうか、幼なじみ?
「そうじゃない? あれはそう。15年
はいはい。
「スルーするな! こっちを
ですから、仕事中なんですってば。
「邪魔されたくなかったら、話せ。なんで敬語なんか。話せないんだったら、私に敬語はやめろ」
うーん……。
「いや?」
ま、まあ。いいですけど。
「よろしい」
「それを
そういうことです。
「振られたと」
きもいとかいわれました。
「うわ、きっつっ! どこの
ありがとうございます。でもま、それはいいんですよ。僕もまあ、ね……。
「いいわけあるか! そんなの女のほうが
やさしいですね。
「う、うるさし! と、とにかく!! その
それだけじゃないんですよ。
「へ?」
それがケチの
「そんなの
そう簡単なもんじゃありません。
「だからぁ、ぜんぶ、私が癒してあげるっていってんでしょ!」
うわ!
「ラッキースケベ! てか、
だ、だから、仕事の邪魔です!!
「そんな仕事より、私のほうが
ダ、ダメです! 今は、今だけは……!
「ええい、この! よいではないか、よいではないか!」
▼▼▼
ミケコに
でもま、そうですね。
それより、ミケコのほうが
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