第7話 やり過ぎはおゲロ

三年になっても、どーしよーも無い子っているのですよ。


なーんの為に学校来てんのか?

さっぱりわからない、、。


朝っぱらからふらふらと登校してくると

バタンと机に突っ伏してる。


まあ、くそヤンキーなので放置。

三年にもなると、進路も考えるから

金髪も黒にしたり、眉毛も生やしたりしてる訳ですよ。

登校もマジになってくる。


朝礼で担任がやって来たので、

きりーつと声がして立ち上がった瞬間。


「おーーーえーーーーーっ!!」

の声と共に、おゲロを噴射。


「げーっ、きったねぇーーー。」

近くの者は飛びさる、さるーー。


私は一応、クラス委員なので駆け寄り

声をかける、担任も駆けつける。


「うん?この臭い、、、。

絶対アレだな、、。」


担任のりんりし先生は、

「おい、黙っとけ、これは秘密だ。」

とボソっと言う。

そして、保健室に連れて行った。


仕方ないのでおゲロを片付ける。

秘密ねーーー。

むりむりーー。


「ねぇ、なんだったんだよ?

もしかして、アレのやり過ぎ??」


そう、あのね、りんりし先生、みーんな

知ってんだよ。

あの子がシンナーの常習だってこと。


吸いすぎ注意なんだってば。

おゲロ片付けさせられるこっちは堪んないよ。

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