track04:愛情たっぷり、シャンプータイム♪

SE |ピピピピッというタイマー音


結依 |// 明るく

「時間だ!

 それじゃあ、お湯で流していくね~」


SE |ジョワーと、しばらくは少し離れてシャワーの温度を調整する音


結依 |// 優しく

「うん、こんな感じかな」


SE |オイルまみれの前髪をかき上げるように手櫛を通し、オールバックにする音

SE |次いでジョワーという音が、頭にあたり始める


結依 |// 優しく

「お湯、熱すぎたり冷たすぎたりしたら教えてね」


SE |フェイスラインに沿うように、正中線から横へ丁寧にシャワー音が移動してゆく


(頭の丸みに沿って音が移動する)

(手で顔をガードしながら当てるため、ジョワワワワとくぐもった音)


SE |同じく手でガードしつつ、もみあげにシャワーを通す

SE |後頭部を掬い上げるように手を当てて、湯を髪全体に通すちゃぷちゃぷ音


結依 |// 明るく

「よし、こんなものかな」


結依 |// 少しだけ焦ったように

「え、ネープ流すの忘れてる!?

 ホントだ!

 ああー、おにいの方が先に手順覚えてるじゃん!」


結依 |// 真剣に

「首、ちょっと持ち上げるね」


SE |シャワーでタプタプと叩くように、襟足にたっぷりと水を通す


結依 |// 嬉しそうに

「襟足をネープって呼ぶの、よく覚えてたねぇ。

 いつも話きいてくれてたんだ……へへへ、うれしいな」


結依 |// 明るく

「それじゃあ、シャンプーしていくね。

 あ、次のタオルレンチンしとかなきゃ!」


SE |パタパタと離れる足音

SE |パタパタと戻って来る音


結依 |// 明るく

「お待たせー!

 では始めるね」


SE |シャンプーをキュポキュポと手に取る音

SE |手をすり合わせて軽く泡立てる音

SE |頭に手が触れて、全体をまんべんなくワシャワシャと動かして泡を立てていく


結依 |// 上機嫌で

「あわあわあわあわもっこもこ~♪

 うん、いいかんじ!

 洗っていきまーす」


(もみあげから始まり、フェイスラインを正中線に向けて左右対称に音が移動)


SE |四本の指の腹で優しくワシャワシャとこする音


(正中線で両手が合流したら、親指も使い少し強めの音になる)

(音がハチ周りに移動。やはり強めの音で)

(音が耳周りに移動)

(後頭部から耳にかけて、広く洗う)


結依 |// 楽しげに

「かゆいところはございますか~?

 あ、右耳? って、このへん??」


SE |コシュコシュと、重点的に擦る音


結依 |// 楽しげに

「じゃ、最後にネープを洗うね。

 かめはめ波~! なんちて~」


(手をかめはめ波を撃つような形にし、下に来る右手で襟足をワシャワシャ洗う)

(最後に襟足をぐっ、ぐっ、と、もみほぐすように力を込める)


結依 |// 楽しげに

「さて、こんなものかな。

 お湯が熱かったら言ってね!」


SE |予洗いのときと同じ手順でシャワーをあて、泡を流していく


結依 |// 呟くように

「ん、しっかり流れたかな……」


SE |パタパタと離れる足音

SE |レンジのドアを開ける音

SE |パタパタと戻って来る音


結依 |// 呟くように

「あちちちち」


SE |ホットタオルをパフパフとして、温度を調整


結依 |// 優しく

「温かいタオル、おでこにのせるね。

 はい、ほこほこタ〜イム」


(前髪の生え際に沿うように、ホカホカの蒸しタオルがのせられる)


結依 |// 優しく

「どうかな、きもちい?」


結依 |// 嬉しそうに

「へへへ、そっかぁ。

 じゃあタオルを首の下に移すから、ちょっと頭持ち上げるね」


(首の下を温めるように、タオルを移動)


結依 |// 優しく

「長い時間、お疲れさま~。

 最後に、トリートメントをなじませたらおしまいだよ」


SE |キュポキュポと、トリートメントを手に取る

SE |トリートメントをぺちょぺちょと頭全体に揉み込んで、馴染ませる音


(両手でぐわしと頭をつかむ)

(生え際から後頭部へ移動しながら、親指でぐっぐっぐっと正中線を押していく)


結依 |// 力をこめて

「んっ、んっ」


SE |声にあわせて、ショリッショリッと親指と髪が擦れる音


(耳の後ろから後頭部へ向かい、同様に親指で押してゆく)


SE |ショリッショリッと親指と髪が擦れる音が移動


結依 |// 力をこめて

「んんんっ」


(襟足の溝をぐーっと、指の腹でしぼるようになぞる)


SE |シューッと長いストロークで、親指と髪が擦れる音


結依 |// 優しく

「よしっと。

 じゃ、首の下の蒸しタオル外して、流していくね」


SE |シャンプーを流す時と違い短めの時間で、頭皮を中心にジョワワーと流す音

SE |キュッとシャワーを止めて、コトっと置く


結依 |// 楽しげに

「洗浄完了!

 それじゃ、かるく水気をとるね〜」


(フワッとフェイスラインに沿って乾いたタオルを置く)


SE |頭にタオルが触れる、ゴソゴソ音


(中央から左右に向かって、生え際をなぞるようにタオルを押して水気を取る)


SE |柔らかなタオルごしに優しく両耳を同時に親指でなぞり、水分をしっかりと拭き取る音

SE |髪をポンポンと軽く叩くようにして、水分を取っていく音


(頭を覆うようにタオルをターバン状に巻き付ける)


SE |ターバンから耳を出すように、片耳ずつ丁寧にタオルを除ける音


結依 |// 優しく

「お疲れさまでした~。

 じゃ、身体を起こすね」


(首を支えるようにしながら、ゆっくりと主人公の上体を起こす)


結依 |// 少し申し訳なさそうに

「長時間ごめんね、シャンプー椅子モドキだから、肩こっちゃったよね」


結依 |// ほっとしたように

「そっか、よかった!

 うん、首のとこのクッション、新しく作ってみたんだ。

 小さくなったTシャツで縫ってみたの♪」


SE |ターバンを外して、両手の指で頭皮をトットットッとタッピングし始める


結依 |// 得意げに

「そうそう小さいころお気に入りだったピンクのやつ、見覚えあるでしょ?

 へへへ、器用さだけは自信あるんだよね~♪」


SE |ぐわしの形で、頭皮をぐるぐると揉む


結依 |// 優しく

「頭皮、だいぶやわらかくなったねぇ。

 うん、けんこーりょーこー♪」


SE |ぐわしの形のまま、すーっと後ろに流す手櫛の音

SE |襟足を両手の掌底でぐぐーっと押し上げる


結依 |// ちょっと力んで

「んんっ……もうちょっとこう、ぐいーんっと……」


結依 |// 明るく

「よし!」


SE |主人公の後頭部に鼻を近づけて、スンスン匂う音


結依 |// うっとりとした声で

「うん、いいにおい……♪

 え、うん。オイルも、シャンプーも、どれも無香料のものだよ。

 だからこの匂いは、純粋な……」


結依 |// 少しだけ慌てたように

「ええと、これ以上はひみつー!

 じゃ、次はおにいの好きな肩ポンポンするね!」


SE |空間を作るように両手を合わせて、手の甲で肩をポンポン叩く


(肩のポンポン音が、左右をいったりきたりする)


SE |最後に、両肩に両手をポンと置く


結依 |// 明るく

「はい、おしまい。

 クロス外しまーす」


SE |シャラッとシャンプークロスを外す、衣擦れの音


結依 |// 明るく

「さてと、仕上げに軽くドライヤーかけるね」


SE |ドライヤーの駆動音

SE |手櫛で優しく毛流を整えながら乾かす音

SE |カチッとドライヤーのスイッチを切る音


結依 |// 明るく

「おっけー、こんなものかな」


結依 |// うっとりと

「うん、今日もカッコイイ!

 え、やっぱりスタイリッシュすぎて気恥ずかしいって?」


結依 |// 明るく

「おにいの顔の形だとね、このぐらいトップにボリューム持たせるタイプも似合うんだよぅ。

 スタイリッシュに見えるのは、似合ってる証拠だって♪」


結依 |// 語尾にハートがついているかんじで

「それじゃあ、お疲れさまでした~。

 いつも練習につきあってくれて、あ・り・が・と!」


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