第4話 訓練開始!そして
俺は、ニックスとサイン大佐に着いて行き銃のあるところへ案内されていた。
そして、武器のある車へ案内されていた。
「さて、取り敢えず撃って撃って撃ちまくって手に馴染ませるしかねぇ。先輩!フォロー頼みますよ!」
「わかってる。アダムス!取り敢えず」
そう言って彼女は一つの銃を投げ渡してきた。
「こいつを撃ってみな。大丈夫全部教える。」
取り敢えずやるしかねぇ。
「銃の後ろを肩と頰に押し当てろ。指を引き金に添えて」
言われた通りにやってみる。
「右目でサイト、丸い印を見て銃を下に向けBANG!」
引き金を押した。
反動が肩と頰にグッときた。
「姿勢が甘い!中腰にして、撃つ!」
言われたとおりに修正。
BANG!と銃声が響き渡る。的の真ん中に敵中している。
「初めてにしては、良い方ではないか?反動とかはどうだった?」
「撃ってみて、多分俺が一番扱い易い銃でしょうこれが。」
「OK、この銃はM1ガーランド。お前の相棒だ。さて!銃は、自分を守る盾にもなるし、相手を討ち取る剣にもなる。だが、扱い方を間違えると自分を殺す処刑台へと変わり果ててしまう!その為にもここで銃の手入れ、携行の仕方、構え方をここで全て覚えてもらう!いいな!」
「了解」
「了解ではない!Sur yes surだ!」
「Sur yes sur!」
「よろしい!」
ここから、彼女による厳しい訓練があった。
銃の手入れもそうだが、移動方法、銃で狙いを定めているときの指のかけ方、スライディング、これを一日で俺は完璧に習得した。
「上出来だ!今日の訓練はここまでとする!」
「ありがとうございました」
「そしたら、汗だくでしょ?お風呂入ってきな」
「Sur yes sur!」
「訓練終わったらそれしなくていいよ!」
「わかった。お風呂入ってくる」
「りょーかーい!ご飯作ってるから」
なんか別人だったな。
風呂に入りながら考える。
あの訓練は俺が俺を守らせるために厳しくしてんだろうな。応えれるようになりたいな。
―――――――――――――――――――――――こんな感じで、訓練をしていき10年の月日が経った。あっという間だった。
この十年間で変わったこと。それはニックスの呼び方が変わったことだ。前まではニックス呼びだったのだが今では母さん呼びだ。軍人になりたいと押しかけたあとずっと支えてくれててホントに感謝している。そして、母さんの身長を越したことだ。今まで母さんの胸の位置くらいだったのが今では逆転している。自分でも驚いている。そして、俺は軍人として正式に入隊した。そこでは、軍人として技術を磨き上げた。アホみたいにだ。狙撃も近接も集団演習でもぶっちぎりだった。そして、親友もできた。
同じペアで戦友になる男だ。名前はテリー。銀髪で俺は金髪なためゴールドシルバーってペアの名前になった。正直クソダサい。部隊はもちろんライン大佐のところだ。そして、俺は今日もしかしたら死ぬ戦場へ来た。
―――――――――――――――――――――――
始まってしまう。
彼の錆が心を蝕み始めるのを。
錆が体を蝕み始めるのを。
これを止めることはもうできない
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