第3話 邂逅

「う〜ん!あ゙ぁ゙ぁ!」


久しぶりにゆっくり寝れた気がする。

コンコンコンとこ気味の良い音が響き渡る。


「入るぞ。お!起きてるな。朝飯作ったから早く着替えてこっち来いよ。」

「わかった」



着替えは…あ、置いてってくれた。

俺は着替えてリビングに向かった。

香ばしい匂いと甘い匂いが向かってる途中から鼻に伝ってきた。

リビングには、パンと、黒い液体がカップに注がれていた。


「食べるか」

「はい」


俺等は食べ始めた。香ばしい匂いと甘い匂いの正体はこのパンみたいだ。とても美味しい。

黒い液体を飲んでみるか。少し抵抗があるがグイッといった。率直な感想。苦い。けど、不思議と嫌な苦味ではなかった。しかも、飲んでから目が覚めてきた。


「目ぇ、覚めたか?」

「はい!」

「よろしい。そしたらあとはアイツラを待つわけだけど。」


彼女が何かを言おうとしたらコンコンとドアがノックされた。


「お、来たみたいだな。アダムちょっとどいてな」


彼女に言われた通り数歩下がってどいた。

そしたら、玄関に向かって助走し始めた。


「Hi!ニックズぅ゙!?」


玄関を開けた男にドロップキックをかました。


「なにするんスカ!ニックス先輩!」


あれを耐えるか。すげぇな


「ふん!貴様の訓練が怠っている証拠だ!久々にしごいてやろうかぁ!」

「先輩、後ろの部下が怖がってるんでやめでください」

「ちぇっ!それでいつもの演習だろ?貸してやるけどオメェは残れ話がある。」

「はぁ、わかりました。少し待っててください」


そう言うと、男の人は玄関の扉を閉めた。


「さて、今のうちに朝飯の片付けするか。」

「そうしますか」


ニックスと一緒に朝飯の片付けをした。


「先輩!命令してきました〜」

「よし!少し待っててくれ。」

「わかりました」


その間に俺等は片付けを済ませる。

終わったあと、リビングにある椅子にふたりとも座る。


「さて、話なんだがなこいつを群に入れてほしい」


俺の頭に、ニックスの手が置いた


「いいッスけど、息子さんですか?」

「違うわ!この広告持って昨日来たの!」


彼女が、昨日俺が持ってきた広告を出した。


「…すんません、それ軍(私の管轄)で出してた広告です」 

「やはり、貴様かぁ!貴様は一回死んでこい!」

「ヒィ!申し訳ございませんでした!二度とこのようなものを出さないと約束します!で、この坊主を鍛え上げればいいのでしょうか?」

「いや、私が鍛え上げる。その代わり、ここの軍事演習をする際こいつも入れること。良いな」

「わかりました。そしたら、銃を用意しますね」

「全部あるか?」

「はい!全部揃ってあります!」

「OK、そしたら全部寄越せ。あと、戦術の本を今度送ってくれ。」

「了解です。そしたら、銃の所に案内します。」

「うむ、頼むわ」


なんか、俺抜きで話進んでた。


「アダム、紹介するよ。私の元部下にして後輩のサイン・レイン大佐だ」

「サイン大佐だ。よろしくな、坊主」

「アダムス・トリンプソンです。よろしくお願いします」


サイン大佐と握手を交わした。

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