第47話ジュース

俺たちは運動をして喉が渇いたので近くにある十川の家まで来ることになった


「ジュース美味しい」


「そう……ならよかった」


この家にきてからなぜだか調子がよくなさそうなりんちゃんを見て俺は


「なありんちゃん自分の部屋の場所が分からないからさついてきてくれるか」


「ええ分かりました大きいですからね」


俺は道案内をしてもらい自分の部屋にりんちゃんを連れ込む


「……なにをやってるんですか変態さん」


ドン引きしている目で俺のことを見てくるが俺はいたって冷静にこう口にする


「別になにか悩み事があるみたいだからな俺でよければ聞いてあげようと思ったんだ」


「……はあそうですか分かりましたなら言いますよ」


りんちゃんはベッドに座り


自分の留めていた想いを彼女は口にする


「葛野となにを話してたんですか」


「知ってるだろ十川を守るために協力することになった話しをさ」


「知ってますよでも話していたのはこんな話しではないですよね」


「……やっぱり分かるのね」


「そりゃ自分も関係あるはずなのに呼ばれなかったんですおかしいと思うでしょ」


「まあな」


「それでなんの話しをしてたんですか」


「別に単純だよ占いで五つの困難が待ち構えているそれを乗り越えることが出来なければならないんだとさ」


「その次は」


「なんの話しだ」


「それだけで話しを聞かせないようにするとは思えません」


「……はあ聞いても後悔するなよ」


「分かってます」


「なら言うけどよ十川が死ぬんだとそれもその占い師はよく当たると言われているらしい」


「なっそんなの……死ぬぅなんていや」


りんちゃんはその場で泣き崩れる


「なんで泣くんだよ」


「そんなの自分の主が親友が死ぬなんて聞いて冷静でいられるわけないじゃないあなたも彼氏でしょうなぜ冷静でいられるの」


「俺も最初は慌てたさだがな困難を乗り越えることが出来なかったらの話しだなら乗り越えれば良い」


「……そうですけどならその困難ってなんですか」


「どんな困難かは分からないらしい」


「じゃあどうやって守ることが出来ると言うのです」


「それを今から考えればいい」


「そうですね」


りんちゃんはバシッと自分の頬を叩き立ち上がる


「落ち込んでばかりではいられません動きます」


「おう頑張れよ」


りんちゃんは俺の部屋から出る途中に


「ありがとう」


そうボソリと口にして部屋からでる


そのあと俺は霧雨苺に呼ばれるのだがそれはまた別の話し

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