第41話ボウリング

俺は七夕祭りに行った四人でボウリングにやってきていた


「ねえわたしボウリングに行きたいとはいったけどさ二人でだと思ってたんだけど」


ボウリングに行こうと誘ってくれた如月三久が拗ねていた


「悪いダメだったか」


「いやいいけど」


なんだかガックリみたいな顔でそう言ってきた如月三久を見て


「ごめん二人で行きたかったんだろうけどさすがに恋人がいる手前嫉妬されてしまうかもしれないからさ」


そう如月三久のみみあたりこっそり言うのだった


「まあ分かってるわよ」


そういっていつもの調子に戻る如月三久を見てどこかよかったと思うのだった


「でもさ急にボーリングってどうして?」


隣にいる霧雨苺が聞いてきて俺は答える


「なんか如月三久が好きなアニメとコラボしてるらしいんだよな」


「へえコラボって商品がもらえるみたいな?」


「おうそんな感じだって」


「へえいいね」


「まあプラネットだけどね」


霧雨苺がスマホをポチポチとしてからスマホを見せてくる


「これのこと?」


霧雨苺はどんなコラボかと調べたらしい


「おうそれだな」


「このVTuberグッズ出すの初めてみたいだし普通にほしいと思うよ」


「へえでも初めてがコラボって珍しい気がするな」


「まあ有名なグループに所属している新人だから普通の個人勢とは扱い違うでしょ」


「へえいつかはそういうのもやってみたいな」


「いいねぼくも誘ってよいつか恋人系VTuberとしてやりたくね」


「あははまあでもアイドルだから恋人系だったらダメかもな」


「最初から言ってるから人気みたいなVTuberは普通にいるでしょ」


「なんだかそれ考えるとVTuberとYouTuberの違いが身バレしたら襲われるかもしれないっていう身バレ防止以外思い付かないな」


「まあそれぞれ需要があるから良いんじゃない?」


「まあな」


霧雨苺と話しを終えたあとに十川が話しかけてくる


「ねえわたくしは運動苦手なんだよね」


「えっ?ケンカとかしてたじゃん」


「ケンカとスポーツはなんか違うじゃん」


「うーんまあ微妙に分かる気もする」


「でしょでしょだからさ代わりにやってくれない?」


「それはダメだろみんなで楽しまなくちゃ」


「だって恥ずかしいんだもん」


「恥ずかしくはないだろ俺は苦手なことでもやれる女の方が好きだカッコいいからな」


「はあ女の子に対してカッコいいはなんだかちがくない?」


「でも十川はカッコいい系じゃん」


「いやまあそうだけど……そっそれに霧雨さんのことふったらしいじゃんカッコいいのにそれはなんで」


「俺はカッコいい女がメスに堕ちた瞬間が好きなんだだから俺をメスにして来る霧雨苺はダメなんだ」


「どれだけイケメンでも隠せないぐらいの気持ち悪さですね」


「おい聞いてきたのそっちだろ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る