第25話決意

僕は共に男として生きることにした


そしたら少しぐらいは相沢の気持ちを理解できると思えたから


それと同時に僕は相沢に近づく男たちが相沢を襲おうとした男と同じに見えるようになった


そこから僕は女として誘惑して自分を変な目で見るようなら警察に捕まえてもらったり追い出したりする


様々な方法で僕は僕なりにクズどもを対処することにした


記憶を変えるようになった経緯と相沢が自信のことを弱いと思うようになった経緯を少しだけ話す


相沢は地域の紛争に巻き込まれた子どもたちの保護をするようになっていた


「お金に裕福だからとたくさんの人を助けるなんて昔と変わりませんね」


「だってわたくしは一応まだお嬢様だったときの気持ちは捨ててませんから」


「……そうですね」


ですが相沢はそこで仲良くなった子どもを助けることができずそのうえ自分だけ助けられてしまったのだ


相沢は自分の弱さを痛感して強くなりたいと思うようになった


僕はその時そばにいることができなかった


理由は相沢を支えてくれる人は僕以外にもいたからその人がいれば僕はいらない


そんなことさえ思えるほどに僕はその人を信頼していた


だがそいつは相沢を裏切り押し倒しむりやり下劣なことをしようとしました


ですが寸前で僕は止めることができました


でも相沢にとっては一生消えることのない傷をつけられたようなものです


だから相沢は全ての記憶を消して自信を男だと思うようになった


僕は決意しました誰も信用しないそう心に誓ったんです


「これが僕と相沢の物語です」


「そうかなら俺も助ける」


「なにを言ってるんですか」


「俺だってそんな話し聞いてはいそうですかといえるほど薄情じゃないんだよ」


「ウソをつかないでくださいどうせ男なんてどいつもこいつもクズばかり」


「ああそうかもしれないな」


「は?そうかもしれないならなんで助けるなんてウソをつくんですか」


「ウソだとは一言も言ってないぞ」


「ならなんですか」


「だからお前の気持ちも分かるから俺はお前たちに信用してもらうよう努力するといってんだ」


「そんなの」


「出来ないなんて決めつけるな俺は俺のやれるべきことをやるのみだ」

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