第17話逃亡劇

俺は霧雨苺にとある場所に連れ行かれた


「ここなら誰にも見つからないはずだよ」


「ここはどこだ」


ここはぼくがまだ子役だったときにお世話になった場所だよ


「へ霧雨苺って子役だったのかよ」


「うんもうやめちゃったけどせかおわとかミリュタージュとかのドラマに出てたんだよ」


「マジかどちらも有名なやつじゃん」


世界が終わってもまたきみに恋をする略してせかおわ


「えへへすごいでしょでももう昔の話なんだけど」


「なあなんでやめたんだ」


「如月さんは有名な女優だよね」


「ああそうだな」


「ぼくはね如月さんの才能に破れたんだ」


「才能に破れた?」


「うんこの世界は才能がないものからいなくなっていく世界だから」


「えっうんこの世界?」


無言で叩かれた


「悪い悪いいやマジでなにをいってんだろうなあと思えてさ」


「あなたの方がなにをいってるの」


「いやマジでそう聞こえたんだって」


「そう言ったわよ」


「なんだ合ってたのかよ」


「いや合ってないわよ」


「今あってるって言ったじゃん」


「だからその合ってはいるけど合ってないのよ」


「日本語を言ってくれ」


「意味分からないわよ」


「それはこちらの話しだ」


「もうそれじゃあここに入れさせないよ」


「ごめんそれじゃあ行くか」


俺たちは私設に入る


そして、そこで元マネージャーに出会う


「あら霧雨さんじゃない?」


「はいお久しぶりですマネージャー」


礼儀正しくマネージャーに挨拶をする霧崎苺を見て俺は


「意外だないつもきちんとやっているイメージがなかったから」


「バカにしてますか?」


「いやしてないしてない」


「もういいです」


プイッと拗ねられてしまい俺はまた怒らせるのだった


謝って許してもらい俺は思い出す


「あれ?ここもしかして昔も入らなかったか」


霧崎苺は嬉しそうに


「いつの話ですか」


「いつかと言われると幼少期かな」


「正解ですぼく前に会ったことがあると言ったことありますよね」


「10話以上前に言ってたな」


「でしょメタいですけど」


「仕方がないだろ分かりやすい言い方がこれしか思い付かなかったんだから」


「話が脱線しましたが昔の話を少しだけ話したくてここに入ったんです」


「なるほどなそれで椅子に座って良いか」


「良いですよ」


そしてここから語りだす俺と霧雨苺との出会い

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