第16話 助けられた過去
あたしの名前は椎名結香
この話はあたしが夢咲高校に受験を受けていた頃のこと
「あのすいません夢咲高校ってどこですか」
「すまん急いでるから」
「ごめん」
いろんな人が断ったり無視をしたりするなか
「おう?どうした」
イケメンがあたしの目の前に現れてあたしはすっごくどきまぎした
だからあたしは目がさまよって緊張してこわばった声しか出せなかった
「……えっと……そのあたし迷子で夢咲高校がどこにあるのか分からなくて」
「おうそれじゃあ俺も同じところに用事があるから一緒に行くか」
「はい行きましゅ」
「ましゅってなんだどうした?」
笑いながらあたしと一緒に夢咲高校に向かうのだった
そして、夢咲高校に受かりあたしは遠くから応援するようになった
推しができてからあたしは嬉しくて楽しい毎日が広がっていた
だからあたしは好きではないです
恋愛感情と推しの感情は全く違うから
でも頼りになることは知っているから頼ったりする若干推しにしては近くてでも遠いそんな関係性
そして、現代に戻ると
「うん?どうした俺の顔になにかついているのか」
「いえなんでもありません」
おっふ推しと見つめ合えたよお
くう最高&最高
推しがいたらいつもの日常がウソみたいに艶やかで最高な日常を過ごすことが出来る
さああなたも推しを作りましょう
俺の名前は山村凪
今現在進行形で逃げている
誰に?ヤンキーも倒したはずだし逃げる相手なんていないはずと思うかもしれない
だが実はいるのである
それは女の子たちでした
ことの発端は
「ねえ彼女いるの?」
「……いやいないけど」
「あれなんだか意味深な間が合ったんだけどもしかして」
「いや違う違う俺は」
「なんだか慌ててるけどもしかして」
「ぐうわあ」
俺は追い詰められて逃げ出してしまった
そこから始まる女の子たちとの逃亡劇
俺は後ろを見て何人いるのか数える
「100人ぐらいに追いかけられてますな」
「なんでだよおかしいだろ」
「あなたが答えないからですよ」
いや待て誰と俺は話しているんだそう思い隣を見ると
「霧雨苺かよ」
「なんですかぼくだったらダメなんですか」
「ダメではないけど急に現れたから怖くてな」
「ええもしかしてビビったんですかあ」
「煽るんじゃないわ」
「えへへ大丈夫ですよ怖くありませんからね」
そうやって走りながら俺を撫でてきた彼女の手は暖かくて
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