第6話如月快斗の正体

俺は如月三久が話を終えると他の友達のところにいったので霧雨苺との話を再開する


「もうクラスに馴染んでいるみたいだね」


「ああそうだな」


「それでぼくは部活に所属しようかと思うんだけど山村凪くんはどうするの?」


「今は一年の七月ぐらいだから遅いぐらいじゃね」


「でも一年の時に入るのはまだ早いだろ」


「確かにそれでどんな部活に入るの?」


「サッカーかな」


「……そういえば霧雨苺ってスポーツが好きなんだよな」


「うんすきだよ覚えていてくれてたんだ」


「まあよくスポーツをやっているイメージだからな」


「いつも見てくれているんだねありがとう」


ポンポンと頭を触ってくるのでその手を叩く


「やめろそこまで身長差もないんだから」


「身長差がないとやってはいけないわけじゃないだろ」


「そうだけど」


くそにやにやしやがってなんか調子狂うだろうが


「俺は文化系をしたい」


「意外だな体育系だと思ってたよ」


「うるさいな昔は文化系だったからそこは変わらなかっただけだわ」


「そうかいそうだ帰りにゲームを買いたいんだけどついてきてくれるかい」


「意外じゃんゲームなんてするんだな」


「大好きだよゲームをしていると時間を忘れることが出来るからね」


「確かにそれぐらい面白いよなそれでどんなゲームなんだ」


「ギャルゲーできみの瞳がヒットミーってやつ」


「なあギャルゲーがどんなゲームか知ってるのか」


「ああ知っているよギャルを攻略するゲームだろ」


「違うわ」


「それじゃあどんなゲームなんだい」


「それは」


俺は説明しようと思ったがどういうゲームだっけとなった


「分からないなら一緒にゲームをしようよ」


「ああしようか」


わたしの名前は如月三久


如月快斗と言う偽名を使い男装をしている


わたしは鏡を見る


そこには銀髪の短い髪にスラリとした体型を包む男子用の制服


どこからどうみても今のわたしは男だ


なぜそんなことをしたのか?


それはわたしが凪くんのことを監視したかったからだ


もしかしたらわたしが知らない間に他の女子と付き合っていたりしたらいやだし


だから女子と付き合いそうになったら男友達のふりをしてその女子とさりげなく分かれるように誘導をする


でも話した感じだと霧雨苺って人とあと四人ぐらいしか仲良い人はいないみたいだね


わたしに弟がいないことを覚えていてくれてたのがすごい嬉しかった

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