第2話屈辱的
「頼むぼくが女であることは取り巻きの女の子たちに隠してほしいんだ」
「うん?いやいいけどならなんで俺にさらっと明かしたんだ」
「それはぼくと対等な友達でいてくれる気がしたからだすまなかったな仲良くするやり方が分からなくて気持ちが悪かったよな」
「いやべつにそうは思わなかったけどよ」
「本当か」
その言葉を霧雨苺が聞いたときみたことがないぐらの笑顔になってどぎまぎしてしまうぐらい可愛かった
なんでこんな嬉しそうなんだよ
それによく考えたら可愛いよりもカッコいいのがふさわしい気がする
そんなあまり悩まなくてもいいはずのことに悩んでしまって頭を抑える
霧雨苺が女じゃなくて男だったら嫉妬するだけで終われたのに
つうか女だと分かってからみたら凛とした顔つきに短い銀髪の髪スラリとした体型
服を着ている状態でも分かるぐらいに腹筋が引き締まっている
どれだけこの体型を維持するために努力をしたのかよく分かる
そんな女を自分好みに染めることが出来たら興奮するだろうな
なんて気持ちが悪いことを少しだけ考えてしまい俺自身にビンタする
突然の行動に霧雨苺は驚く
「ああいや悪い下品なことを考えてしまってな」
「あっははなんだかいつもと少しだけ違うねもしかして自分よりもイケメンなやつが気にくわなかったけど女ならいいやと思ったのかな」
「別に」
「でもそれならぼくが女であることをバラせばいいのにぼくの隠したいって気持ちを優先してくれたってことだよね」
「なんでわざわざバラさないといけないんだそんなことをするぐらいなら自分を磨けばいいだけだろ」
「カッコいい考え方だね」
「昔は落ちぶれてて幼馴染みの約束すらも破っていたからかっこよくないよ」
「約束?」
「どちらも魅力的な人間になるってその時隣にいれますようにってな」
「そっかいいねそういう約束」
「まあな」
「でもさ今は約束を守れているじゃん」
「ああとある人とであって諦めないことにしたらここまでいけたんだ」
「ならその人があなたにとって恩人なんだね」
「まあそうなるか」
俺はよく考えたら約束をした幼馴染みの女の子が女優の如月 三久(きさらぎ みく)であることをバラしたら驚くんじゃないかと思いいってみることにした
「ちなみに約束をした女の子って如月三久なんだぜ」
「ああ如月さんが言ってた自分が頑張れる理由ってインタビューで語ってたけど山村くんだったんだ」
「えっなんのはなしだ?」
「知らないの?雑誌のインタビューでなぜ頑張れるんですかって質問で昔約束をした男の子がいたんだ」
それが俺であることはすぐに分かった
「その子との約束のためですって答えたんだよだからその子との関係はもしかして恋人なんじゃと言われているんだよ」
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