新幹線の切符を失くしたら
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新幹線の切符を失くしたら
新幹線の切符がどうしても無い! って時は、まずは落ち着いてみどりの窓口に行きましょう。間違っても、券売機で切符を買わないことです。
みどりの窓口で新幹線の切符を失くしてしまったことを伝えましょう。まずは、ここで駅構内や列車内から該当する切符の落とし物が届いていないかを調べてもらうことができます(ここで見つかればラッキー)。
続いて、届いていなかった場合。その時は、「紛失再」という特別な切符を発行して貰うことができます。この紛失再というのは、もし正規の切符が見つかった時、この紛失再と正規の切符とを合わせてみどりの窓口に持って行けば、払い戻しをしてもらえる特別な切符です(手数料は200円)。紛失再の発行料は、普通の切符を買う時と同じ金額です。この切符を利用する時の注意点は、「間違っても出場する時に自動改札を通らないこと」です。手元に残しておく必要がある切符ですので、駅員さんの居る改札から出るようにして下さい(「紛失再を利用したのですが……」と伝えれば、ハンコを押して貰えます)。
さて、ここからは実体験。
読む人が読めば身元が分かってしまいそうなので詳細は伏せますが、私は「週末パス」という種類の切符を利用して、東京へと向かいました。この週末パスという切符は、ざっくり言うとその期間(まあ、週末なので2日間ですね)内であればフリーエリア内のJR線に乗り放題、という切符です(特急券が必要な列車は別途特急券を購入する必要があります)。この時、私は新幹線自由席を利用しましたので、某駅から東京までの自由席特急券と週末パスを某駅のみどりの窓口で購入しました(往復分ですので、行きの自由席特急券+週末パス+帰りの自由席特急券の計3枚の切符を受け取りました)。行きは良かったんです、そのまま乗るだけですから。気を付けなければいけないのは改札を出る時に週末パスを取り忘れないようにするだけです。そのまま東京での就活+観光を計画通りにこなし、後は帰るだけ! でした……。さぁ、帰りの新幹線に乗るぞ、というタイミングで気付きました。帰りの自由席特急券が無い……。週末パスはあったのですが、いくら探しても自由席特急券だけが無いんです。慌てて改札の駅員さんに事の顛末を説明して何とかならないか聞いてみるも、「買い直すしか無いですね~」との返答。マジかよ……、と思いながら、それでも諦めきれない(手元に週末パスはあったので、その磁気情報を読み取るとかできなもんかなと思った)私は、新幹線口のみどりの窓口に並んで駅員さんに再び事の顛末を説明しました。すると、まずは落とし物として届いていないかを探して下さいました(結果、この時点では届いていなかったです)。続いて、「現時点では届いていませんが、この後出てくる可能性もありますので、紛失再という払い戻しができる種類の切符を発行しますね。後日、切符が出てくればこの紛失再と正規の切符を窓口に持って行けば、手数料を差し引いた金額を返金できます。〇〇駅で出場する際には、絶対に自動改札機を通らないで下さい」と説明を受けた後、紛失再の切符を発行していただきました。同時に、JR東日本の落とし物窓口の電話番号も教わり、数日経ってから落とし物として届いていないか問い合わせてみてください、とのことでした。
後日。教わった電話番号に掛けてみると、「電車内で該当する切符の落とし物があり、警視庁に移管になっています」との回答が! その場で保管コードを教えていただき、警視庁の落とし物相談窓口に問い合わせてみると、何と東京に着いたその日に届けられていたとのことでした(つまり、行きの新幹線の中で既に落としていたとう……)。書類のやり取りがあった後に、無事、落とした切符を郵送していただくことができました。そしてそれを持って某駅のみどりの窓口に行き、利用した紛失再と共に見せたら手数料を差し引いた金額が戻ってきました! ありがたや……!
この切符が拾われた日は、利用指定日の前日でしたから、悪意を持った人であれば窓口に持って行って払い戻しをするなり金券ショップに売るなりできたはずなのですが、それをせずに然るべき所に届けて下さっていたのでした。本当にありがたいし、日本って良い国だなぁ、と改めて実感しました。
という訳で、私のやっちまったエピソードと共に「紛失再」という切符がありますよ、ということを紹介してみました。そりゃあもちろん失くさないことが一番ですが、わざとじゃないのでそういうこともありますよね。そんな時の参考になれば幸いです。
ではでは。
新幹線の切符を失くしたら RURI @RURI-chrysipteracyanea
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