底が見える頃には、残されたのは女であった巨大な骨のみだった。想像していた通り、その巨体の下には栓が残されている。


巨大な空間には似つかわしく無い、小さな栓。


これを引き抜けば、全てが終わる。

己の使命の終わりが、そこに在る。



栓に繋がるその鎖に、己は指をかけた。

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