学園のマドンナ世良さんは、交わした約束は絶対に守るらしい
えうの むとさ
第1話
俺と彼女との出会いは5歳の時だった。公園で一人泣いていた女の子に、俺は声を掛けた。
「どうしたの?」
「っ…………ぅ……うぇぇぇ~~~んっ……」
「泣いてたって分からないよ」
「…………っ……ごめんなさい……」
「謝ることはないよ。大丈夫だから、何があったか言ってみな」
「…………足……」
「足?」
目線を下げて彼女の足を見ると、膝に痛そうな擦り傷ができていた。
「あーこれか」
「……さっきっ……ころんっ……じゃって」
泣きながら、途切れ途切れだったけれど、しっかり説明してくれた。
「ちょっと待ってて。家から
「……っ……ぅ……」
「だ、大丈夫、大丈夫! すぐ戻ってくるから! スーパーマンみたいにビューンって」
「……ほんとう?」
「ああ、約束だ」
「えへへ……うん……約束」
俺は家へと猛ダッシュした。タンスから消毒液と絆創膏を取り出して、また全力で走った。
「はぁ……はぁ……。ほら、早かっただろ?」
「……………………うん」
手当を済ませてあげると彼女は少し元気になった。
「……ありがとう」
彼女はペコリと子供らしく、それでいて丁寧に頭を下げた。
「へへっ、どういたしまして」
「私は
「俺は
「うん、よろしくね」
そんな、どこにでもありそうな普通の出会いだった。
その出来事をきっかけにして、俺達は仲良くなった。毎日、日が暮れるまで一緒に遊んだ。
公園の砂場でお城を作ったり、山に虫を取りに行ったり、川で水切りをしたり。
間違いなく、幼少期、俺の一番の親友だった。
しかし、彼女は急に転校してしまった。
何も言わずに。
ただ、一つの約束を残して――――――――――――
「大きくなったら、結婚しようね」
♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢
「ぉぃ……起きろ……おいって」
「ん……?」
「もう授業終わったぞ」
「………そっか……」
4限目の終わり、俺は親友の
国語の時間は爆睡していたようだ。何一つとして内容を覚えていない。
「ったく。お前は相変わらずだな」
「まぁな」
「褒めてねぇよ。はぁ、なんで寝てばっかの悠生の方が俺より成績がいいんだよ」
「俺も陰ながら努力してるんだよ」
「いや、お前に限ってそんなことはない」
「じゃあ、俺に才能があるってことか?」
「それも違う」
じゃあ、なんなんだよ。
「ひとえに、『運』だ」
「運?」
「ああ。お前はただ運がいいだけだと俺は思っている」
「確かに、そうかもな」
「そうだ。おまえの運が良かったから、俺は昨日、明日は悠生の誕生日だということを思い出し、このようにプレゼントを持ってきたわけだ。感謝しろよ。俺と、自分自身の運の良さにな」
健はそう言って俺の机に持ってきたプレゼントを置いた。
ああ。そういえば今日は俺の誕生日だったな。今日でもう18歳か。
「ありがとう、俺の運」
「おい、お礼の言葉は俺に言え!」
「あはは。すまんすまん。ありがとう、健」
にしても、素直に『誕生日おめでとう』っつってプレゼントを渡せばいいのに。
相変わらず、回りくどい奴だ。
「開けてもいいか?」
「ああ。びっくりすると思うぜ」
健の言葉に少し期待しながら、俺はリボンをほどいた。そして、できるだけ中身を見ないようにして箱を開けた。
「って、なんだこれ?」
出てきたのは、知らない外国人野球選手のフィギュアだった。
「ふっ、すごいだろ? 阪神史上最強の助っ人、ランディ・バース様だ!!!」
誰だよ! と言いそうになったが、『昨日あちこち探してやっと見つけたんだぜ』という健の言葉に俺は思いとどまり、誰が聞いても棒読みだと分かるような声で『うわーすごーーい。あのバース様だーー』といった。
「へっ。そうだろ?」
なんで自慢げなんだよ。
まぁ、何を貰っても、誕生日プレゼントは嬉しいものだ。『おめでとう』と口で言ってくれる友達は何人かいたが、実際に物をくれたのは健だけだ。
俺はありがたく、部屋の隅っこにでも飾ろうと思った。
それから、二人で購買に行き、お昼ご飯を購入してから教室に戻った。
「おい、あそこ見ろよ」
そう言って健は何かを見つけたのか嬉しそうに中庭の方を指さしていた。
「うわー、やっぱり可愛いよなぁ。
見ると
「くー、俺もあの輪の中に入りたいぜ」
「無理言うなよ。あっちの校舎は男子立ち入り禁止だろ」
俺たちが通う
男子は北側、女子は南側の校舎を使い、お互いの校舎に異性は立ち入り禁止だ。
もちろん、図書館や食堂、体育館などは共有スペースになっていて男女とも使用することができる。
「目の見える所にいるのに話しかけることができないなんて、こんな地獄があるかよ。俺も世良さんと話してみてえよ」
市岡高校の女子校舎、その中でも一番人気がある人物が
頭脳明晰、容姿端麗、おまけに性格もいい。
文化祭のミスコンでは圧倒的1位で他の学校にファンクラブができるほどだ。
南側校舎の中でもひときわ目立つ存在、全男子のあこがれの的なのだ。
しかし、共有スペースにはほとんど顔を出さないため、同じ学校にいるにも関わらず手の届かない存在になっている。
奇跡的に会話ができた者は、人生の一生分の運を使い果たしたとまで言われ、北側校舎のあらゆる男子から嫉妬されるのだ。
まさに高嶺の花なのだ。
「まさか、あいちゃんがこんなことになるなんて」
「ん? あいちゃん?」
「い、いや、なんでもない」
俺とあいちゃん、もとい、
なんだか言ってしまったら、俺の平和な高校生活が著しく脅かされそうな気がする。
小さい頃はお互いに『あいちゃん』『ゆう君』なんて呼び合っていたことを言ったら殺されそうだ。
主に目の前の友人から。
それにしても、あの泣き虫だったあいちゃんがこんなことになるなんて。
砂遊びでドロドロになりながら無邪気にはしゃいでいた頃の面影はもう完全になくなっている。
同じ学校に彼女がいることを知ったのは入学式の日だった。
そこで学年代表のスピーチを担当したのが、彼女だった。
「一年生代表、
「はい」
椅子から立ち上がり、ステージへと姿勢正しく歩いていく彼女の姿を、俺は今でも鮮明に覚えている。腰まで延ばされた艶やかな黒髪。透き通った乳白色の肌。吸い込まれるような深い瞳。表情はモデルがランウェイを歩く時のように澄ましていたけれど、その奥には隠しきれない彼女の愛嬌があった。
感動の再開に俺は舞い上がったさ。
幼少期、急に転校してしまった幼馴染との再会は燃えるものだろう?
俺は何度も彼女に話掛けようと頑張った。
しかし、幾度となく他の男子たちにはばかられ、しかも滅多に共有スペースに顔を出さない彼女に、俺はいつしか声を掛けることを諦めてしまった。
なんだか少し避けられている気もしていたし。
結局一言も話さないままだらだらと高校3年生にまでなってしまったわけだが……
まあ、向こうも俺のことなんて覚えてないよな。
今更『よう! 俺のこと覚えてる?』なんて話しかけても気持ち悪いだけだよな。俺とあいちゃんとの思い出は心の奥にしまっておこう。
もう、『あいちゃん』なんて呼べる間柄ではない。
これからは世良さんだ。
「なあ、
健は普段より少し神妙な面持ちで話を始めた。
「ん? どんなだ?」
「なんでも、交わした約束は絶対に守るらしいんだ」
「約束? 約束を守るのは当たり前だろ?」
「いや、そうなんだけど……絶対だぜ?! ぜっっったいに、約束を破らないらしいんだよ!」
俺はふと教室の前方にかかっている壁時計を確認した。お昼休みはまだ30分もある。
「ほら、些細な約束とかだと、よく忘れることとかあるだろ。別に忘れたところでお互い何も困ったりしないような、そういうどーでもいいような約束とか」
「まぁな」
「そういう細かい約束も含めて、世良さんは絶対に忘れたりしないし、絶対に破ったりしないらしい」
「それはいいことじゃないか」
健は最初奇妙な噂と言っていた。なのに今の話からはどこにも奇妙さは感じ取れない。
約束を破らないくらいで、噂になるか?
しかし、続く健の言葉に俺は購買で買ったパンを喉に詰まらせた。
「それが
「ごほっ……っくっ……」
「おいおい、大丈夫か?」
思い出すのは、あの約束。
”大きくなったら、結婚しようね”
いやいや、まさかな……
「あ、ああ。大丈夫だ。それでも、まだ『奇妙な噂』って部分には納得ができないな。ただ記憶力がいいだけなんじゃないのか?」
「それもあるだろうが、なんでも世良さんには”約束”っていうことに関して強い思い入れがあるらしいんだよ」
「へ、へー。どんな思い入れだ?」
「いや、それは俺も分からねぇんだ」
「そ、そうか……」
ふぅーーー。
落ち着け、俺。
”大きくなったら結婚しようね”
いくら何でも、小学校低学年の時に交わした約束だぞ。さすがに向こうも覚えてないって。
「もし、世良さんと幼少期に結婚する約束でも結んでいる奴がいたとして、それを引き合いに出せばもしかしたら本当に結婚できるかもしれないよなー」
「ぐぼっ…………おほっ、」
今度は水を詰まらせる。
「今日はやけにせき込んでるな、大丈夫か?」
「あ、ああ。…………大丈夫だ」
『お前が言ってる奴、目の前にいるんだよ!』なんてことは当然言えるわけがなく……
俺は一旦心を落ち着かせた。もう一度、あの約束を思い出す。
“大きくなったら、結婚しようね”
流石に10年くらい昔の約束だ。もうすでに時効だろう。
きっと世良さんは、あの約束も、そして俺のことも、もう覚えてないさ。昔のことをいちいち考えている自分が少し恥ずかしくなった。
多分この先俺はもう世良さんと関わることはない。高校で奇跡的な再開を果たしたけれど、現実ってのはこんなものだ。
俺は自分の心を整理してから、再び口を動かした。
それからは普段と何も変わらない一日を過ごす
健は足早に部活動へと赴き、どこにも所属していない俺は素直に帰宅することにした。渡り廊下を歩き玄関へと向かい、自分の下足箱を開けた。
そう、ここまでは普通だったのだ。
「ん?」
見るとそこには一枚の手紙が入っていた。ほぼ男子校状態なこの高校で、下足箱に手紙が入っているなんて不測の事態なので、俺は心底戸惑った。だから、数秒間固まってしまい、同じく下校する生徒たちから、あの人何してんの? という視線を浴びせられてやっと、体の硬直が解けたのだった。そして勇気を出し、丁寧に折りたたまれていた手紙を手に取り、恐る恐る中身を確認した。
『
放課後屋上に来てください
伝えたいことがあります。
♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢
俺の高校生活において、屋上に呼び出されることなんてないと思っていた。
しかも、相手は世良さんだ。
俺は屋上の扉の前で直立していた。この扉の先に、彼女がいる。何年も待ちわびていた展開なのに、いざその時がくると足がすくんでしまう。
ふう。
「よし!」
俺は意を決して扉を開けた。
そこにいたのは間違いなく、俺の初恋の女の子だった。
まるで星空を映したかのような瞳。髪は柔らかな波を描くように腰まで流れ、日光に照らされて輝いていた。
あの頃とは比べ物にならないほど大人になった彼女は、俺と目を合わせた瞬間にあの頃と何も変わらない無邪気な顔でにっこりと笑った。
「久しぶり、ゆう君」
「……久しぶり、……世良さん」
俺がそういうと、世良さんは顔を膨らませて怒り出した。
「もう、昔みたいに呼んでよー!」
「い、いや。それはなんだか恥ずかしいというか……」
「私はゆう君て呼んでるのに?」
「……はぁ。分かったよ。あいちゃん」
「えへへ。それでよろしい」
あいちゃんは少し照れていて、そして、嬉しそうだった。
「はー。なんだか実際に会ってみると全然緊張しないや。子供の頃に戻ったみたいだね」
「そ、そうだな」
いい意味で変わり果てた幼馴染の姿に俺は結構緊張しているのだが、それは秘密にしておこう。俺だけが緊張しているなんて少し恥ずかしいからね。
「あの時はごめんね。何も言わずに転校しちゃって」
あいちゃんはまず、幼少期のことを謝りたいらしかった。
「大丈夫、もう昔のことだから」
当時はつらかったけれど、別にあいちゃんを恨んでいるわけじゃない。
久しぶりの再会に募る話もあると思うが、俺はさっそく話の本題に入ることにする。
「で、急にどうしたんだ?」
「うん。本当に急だよね……」
あいちゃんは申し訳なさそうにそう呟いた。
「でも、ずっと前から今日って決めてたの」
その眼には強い意志があった。
「あの約束、覚えてる?」
「…………あの約束」
「うん。私が引っ越す前、河川敷で結んだ約束」
あいちゃんが言っているのは、まさしく、あの約束だった。
“大きくなったら、結婚しようね”
「……ああ。覚えてるよ」
「そっか。良かった……」
俺がそう応えると、あいちゃんは安堵して胸をなでおろした。
忘れるわけがない。
その約束は俺にとっても大切な約束だったからだ。
あいちゃんが引っ越してしまった後、俺はどうしようもなく無気力になってしまった。心にぽっかりと穴が開いたような感覚だった。
その穴の大きさに、俺にとってあいちゃんがどれだけ大きな存在だったのかが分かった。
なにもかも手につかず、ご飯さえも喉を通らなかった。
辛くて。
悲しくて。
でも、どうしようもなくて。
すべてのものが虚ろに感じられる日々だった。
そんななか、あの約束だけが心の支えになっていたんだ。
いつか、きっとまた会える。そう信じて今までやってこれた。
「なら、話が早いね。今日はその約束を守りに来ました!」
「え?!」
俺は本当に腰が抜けたような衝撃を受けた。
「入学式の時、ゆう君を見つけて私、本当に嬉しかった。運命の再会だ! なんて思ったりしてはしゃいじゃった」
「それは……俺もだよ」
あの時は嬉しかった。
「あのスピーチの時すごく緊張したんだよ! だってゆう君ずっと私のこと見てるんだもん!」
「でも、最高のスピーチだったよ」
「ふふっ。ありがとう」
そこで、彼女の表情にわずかな影が差した。
「本当はすぐにでも話しかけたかったんだけどね……ほら、私、色々と変わっちゃったから……私は小さい頃の思い出をすごく大事にしてる。でもそれが私だけで、ゆう君はもう忘れてるんじゃないかって考えたら……勇気が出なくて」
声は低く落ち着いたトーンだった。
「今までごめんね。単純に、私怖かったの。ゆう君が今の私をどう思ってるのか、すごく不安だった……だから、ちょっと避けてたりもしたの」
そうだったのか。
俺の気持ちはあの頃からずっと変わらない。
「そんな時、岩倉君が共有スペースで声をかけてくれたの」
「え?! 健が?」
あいちゃんの声に温かみが戻っていた。しかし、予想外の人物の名前に俺は戸惑った。
「うん。『すみません、突然なんですけど、
健の野郎、気づいてたのか……
これはやられたな。
「それで、岩倉君に私たちの事情を話して、ゆう君のことも色々聞いて、その時に、まだゆう君も私のこと思ってくれていたんだって分かったの」
きっと、あの手紙を俺の下足箱に入れてくれたのも健なのだろう。
あいつにはつくづく感謝しなくちゃいけないな。
「だから今日、“あの約束”を果たしに来たの。ゆう君、
そっか。
俺は今日から18歳なんだ。
それは、
それはつまり―――――――――
もう、結婚できるということ。
「ゆう君、私と結婚してください!!」
「で、でも! ちょっと、それはまだ早いよ!? 俺達まだ高校生だよ!?」
「法律上はお互い18歳なんだから問題ないでしょ?」
「それは……そうなんだが。で、でも、結婚ってなると親同士の了承もあるだろうし……」
「うーん。それはそうね」
あいちゃんは頭を悩ませていた。
まず第一に、今から結婚というのは、まだ俺の心の準備が!!
さっきまで、あいちゃんとはもう会話することなんてできないと思っていたのに、急にこんな展開になるなんて!!
でも。
そっか。
あいちゃんも俺のこと思ってくれていたんだ。
あいちゃんが親同士の挨拶を真剣に考えている間に、俺は自分の頭を落ち着かせた。
そして、落ち着いた声で言った。
「こういうのは順序ってのが大事なんじゃないかな」
「順序?」
案の定、あいちゃんは聞き返してきた。
「結婚する前に、まずやることがあるだろ」
ずっと胸の奥に隠してきた。
自分の本当の気持ち。
10年間未整理のまま放置してきた気持ちなんて、そううまく言い表せやしない。
だから俺は、ストレートに自分の気持ちを伝えることにした。
「ずっと大好きでした……俺と付き合って下さい!!!!!」
やっと言えた。
あいちゃんは少し驚いたようで、目を大きく見開いていた。
それから、ゆっくりと目を閉じて、嬉しそうに、ほんのりとピンク色が差した頬を緩ませた。
「はい。よろこんで」
とびきりの笑顔でそう応えてくれた。
俺も自然と笑顔が広がった。
「ふふっ。これでやっと、私たち恋人同士になれたんだ……」
「ああ、長かったな」
ほんとに、長かったよ。
彼女は目に涙を浮かべていた。しかし泣いていることを悟られたくないのか、あいちゃんは一瞬だけ目をそらし、まばたきをして涙をこらえようとする。
「さっ、こんなところにいるのがバレたら先生に怒られちゃうよー。早く帰ろう!」
あいちゃんはそう言って、俺の横を通り過ぎ、扉の方に向かった。
そして、目元を拭ってからくるりとUターンした。
「それと、私、約束は破ったことないから!!」
「俺も、破るつもりはないからね」
空はオレンジと、ほんの少しの群青が染め上げていた。
この広がる空に二人だけの時間が流れているような気分だった。
“大きくなったら結婚しようね”
きっと果たそう、この約束を――――――
「あ、あと、もう一ついいかな!」
♢ ♦
あの頃からずっと胸に秘めていた言葉を言おう。
何年たってもずっと色褪せなかった言葉を言おう。
ずっとずっと言いたかった言葉。
そして、私とゆう君だから、さらに特別な意味を持つ言葉。
私は言葉に重さを伝えるため、たっぷりと空気を吸ってから、それから、言った。
「 I《あい》 LOVE YOU《ゆう》 っだよ!」
私はあなたを愛している。
あいはゆうを愛している。
ゆう君へ、とびきりの愛を。
学園のマドンナ世良さんは、交わした約束は絶対に守るらしい えうの むとさ @eunomutosa
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