第5話 Jealousy

最近、2人のSEXは、レベルアップして、互いの心の内を体で表現出来る様になった。おのずと彼女を思う気持ちも高まって、 恋してるんだ と、本気で思う様になって来た。誰よりも彼女にふさわしい男になろうと、お洒落や、筋肉トレーニングと、一生懸命、努力した。彼女は、ガソリンスタンドで働いていた。器量も良かったせいかその店で唯一の看板娘だった。私、この間、働いている時、アソコからあなたの精子が流れて来たの イヤだなって思ったわ そう言うと、彼女は、タバコに火をつけた。           僕は、いつも1人だった。仕事仲間や、友人がいても、人ゴミの中でも孤独だった。でも嫌じゃなかった。むしろ人の事考えて、生きるより、音楽に没頭する事が何よりも良かった音楽が無かったら、生きてないだろう。それほど音楽が好きだった。父親に車を借りて、彼女と海岸の駐車場まで行った。そして、彼女の前で、ギターを弾いた。彼女は ロビンソン弾いて と僕に言ったが、日本の音楽は聴いて無かったので、 知らない、ゴメンネと、言って別の曲を弾いた。なぁんだつまんないの と、言って彼女は、不貞腐れてしまった。彼女の家に行き、デリバリーの唐揚げ弁当をご馳走になった。そしてまたSEXをしたもう僕には彼女しか見えない。他の女なんてつまんない。その辺に居る女とは、全然違う最高な女だ。海岸で2人花火をした。ブルーのバケツに水を入れて、花火に火をつけた。 ピュー バン 子供の頃に戻ったみたいだった。花火も残り少なくなった時、彼女は線香花火に火をつけた。赤く光る線香花火はトロリトロリと、砂の上に落ちてゆく。それを見つめながら 私みたい と、ボソッと呟いたまだ当時18歳の彼女は、年の割には、老けてて、なんとなくオバサンっぽい所もあった。彼女の人生、何があったのか なんて、聞かれて鬱陶しい事も言えず、ただ、ただ、そんな彼女を見つめその夜の月灯りは、波の音と一緒に2人の事を、見つめていた。

 

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