第4話 Love Junky

2人は、面接に行った。その会社の社長は、右足が萎えていた。話しを聞くと、会社をまだ立ち上げたばかりで、人手が足りない状況だったらしく、当時22歳の2人は、喜ばれた。仕事は、土木作業だった。取り敢えず3日後の、午前8時に、会社へ来てとの事だった。なんか良さそうだね うん、オレも良いと思うよ。2人は、意気投合した。そして3日後の朝、僕は作業服に着替えて、歯磨きをし、髪を整えた友人の車に乗り、会社へ向かった。事務員の女の人が、今、社長来るから待ってて と言い、会社の中へ入って行った。待つ事5分ぐらいで、社長が足を患わせながら来た。今日は路上の清掃だ と、言い、車の鍵を渡してくれた。僕らは2人で現場へ向かった。今日の仕事、結構楽そうだね と、彼は言った。現場に着いて作業を行った。昼休みの時間、友人は、 ジョンジェットいいよね と、話し掛けて来た。確かに良いけどオレはヴァンヘイレンだね と僕は言った。ライトハンド ギターのテクニックの一つだが、それを世に広めたのが、エディーヴァンヘイレンだ。B.B

キングや、クラプトンと言ったブルースが好きだったが、ライトハンドと言うテクニカルな手法も好きだったし、ヴォーカルのサミーヘイガーのしゃがれた声も、好きだった。仕事も終わり、家に帰ると父親がいて どうだ仕事の方は と訪ねられたので うん、なんとかやって行けそう と、答えた。夕食を父親と食べてから、彼女に電話した。今日、行っていいかなぁ うん、子供友達に預けてくると彼女は言った。郊外にある彼女の家は、結構な距離があったので、父親に車を借りた。



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