〜Ⅲ-?-Ⅱ〜『黒』
辺り一面、色とりどりの美しい花園。
そこに立つのは、艷やかな長い黒髪を風に靡かせる美しい『人間』。
『彼女』は一人で待つ。
花園に似つかわしく無い、『赤に染まった白い彼』を。
吹き抜ける風が、一瞬だけ強風となり『彼女』に向かい吹き荒れる。
「………駄目じゃないの、『Blan』………また約束を破ったわね?」
『…『アーテル』』
『アーテル』の背後に立つのは、『赤に染まった白い悪魔』。
「幾ら私を護る為だからって、そんな『汚れた赤』に染まらないで…」
『………』
「綺麗なままの『白』で居て欲しいわ」
――『私のような『黒(闇)』に、貴方は似つかわしく無いのだから』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます