〜Ⅲ-?〜『赤』
何も無い、荒廃した場所。
その中央に置かれた豪華な玉座に座る、赤い長髪の人物がニヤリと嗤う。
『久し振りの退屈凌ぎになりそうだ』
引き締まった筋肉質のガタイのいいその『赤い人物』は、かつて何度も衝突し合った『白い悪魔』を思い返す。
『さぁて、決着をつけようぜ、『―――――』』
『赤い人物』は玉座に腰掛けたまま、相手側から来るのを待ち続ける。
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