良いから土下座

「それじゃあ説明してもらおうかな?」俺は正座させられている状態で珠玖に聞かれる

俺はどこから話せばよいのかわからずに

「え~っと....」と言うと

「別にこの子の前でさっきみたいにキスしてもいいんだけどなぁ」と脅されて

俺はすぐさま「すみませんでした友達です!」と言うと少し、ほんのすこ~しだけ珠玖の雰囲気が和らぐ

しかし次の瞬間雫が発した言葉でそれも意味がなくなる

「ひどいな~瑠衣君ったら私達なのに~」とニヤニヤ笑いながら爆弾発言をする

「ちょ!?お前それは!?」

「どういうことかな?」

俺は生命の危機を感じた

「い....いやぁ~これは違うくて...」

違うのかな?」

「すみませんでした....」

なんで俺は謝っているのだろう

俺はさっきからこちらをニヤニヤしながら見てくる雫に恨みを込めた視線を送る

「瑠衣君?」急に珠玖に名前を呼ばれ「ひゃい!」と情けない声をだしてしまう

珠玖は俺に笑顔を向け「土下座」と言ってくる

「え?」

「良いから土下座」

理解が遅れる

土下座?土下座.....

「土下座!?」口に出してようやく理解する

「いや....さすがにそれはやりすぎじゃ.....」と言うと

「ふ~ん浮気してたくせに謝りもしないんだ.....」

浮気!?どうしてそうなった!

俺はあきらめて

「すみませんでしたッ!」

プライドを捨てて土下座をするのだった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

昔遊んだ男だと思ってた友達と再会するとヤンデレになっていた件 寝ても疲れが取れない人 @ruisyousetu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ